111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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「アッティラ」聴き比べ

聴き比べといっても、「アッティラ」は2枚しか持っておりません。
1枚は、ミラノ・スカラ座全集に入っているもので、1991年にスカラ座で収録されたもの(上の写真/詳しくはコチラ)。もう1枚は、ヴェルディ全集に入っているもので、ヴェルディの出身地であるパルマ、ブッセートのヴェルディ劇場で2010年に収録されたもの(下の写真/詳しくはコチラ)。
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買ったのはスカラ座の「アッティラ」のほうが先で、10年ぐらい前、アッティラを演じているサミュエル・レイミー見たさに購入。ただ、日本語の字幕がついていないこともあり、全体を通して1回、レイミーの部分だけ何回か見ただけで、どういう話なのかよくわからないまま、放置状態になっていました。

もう1枚のヴェルディ劇場の「アッティラ」は、2年ほど前、ヴェルディ全集を買ったことで、わが家のコレクションに加わりました。こちらは日本語の字幕がついています。

ヴェルディ劇場のほうを通して見たあと、スカラ座のほうも久しぶりに見てみたところ、2枚の違いがよくわかり、とても興味深く思いました。前者は、若さ溢れる舞台。後者は、ベテランの技が堪能できる舞台だと思いました。


e0073856_1974188.jpgヴェルディ劇場の「アッティラ」は、ジャケ写を見てもわかるように、オダベッラ役の勇ましさが光ります。オダベッラは、異民族の王アッティラに父親を殺され、復讐を果たすという役どころです。演じているのはスザンナ・ブランキーニというまだ若いソプラノ。勢いがあり、とてもカッコいいオダベッラでした。また、アッティラ役も、オダベッラの婚約者であるフォレスト役も、まだ若い歌手たちがそろっていました。

一方のミラノ・スカラ座の「アッティラ」。ヴェルディ劇場の「アッティラ」の後で見ると、演奏も歌も、とにかくうまい。指揮がムーティで、演奏がスカラ座管弦楽団で、アッティラ役がサミュエル・レイミー、オダベッラがチェリル・ステューダーときたら、うまくないほうがおかしいわけですが、名前だけでそう思うわけではなくて、実際にうまい。

ただ、勇ましいオダベッラが復讐を果たす(アッティラは彼女の勇敢さに惹かれ、妻に迎えようとするが、殺されてしまう)という、このオペラの持つダイナミックな魅力は、ヴェルディ劇場の「アッティラ」のほうがストレートに伝わってきました。

2枚の「アッティラ」を比べることで、それぞれのよさがわかり、このオペラに対する興味が深まりました。私にとって、こういう形で特定のオペラに興味を持つのは初めての経験になります(普通はストーリーに惹かれたり、そのオペラの中で歌われるアリアを好きになったり、お気に入りの歌手が出演していることで見るようになったり)。その意味では、「アッティラ」は記念すべき作品になりました。見比べることでこの作品の面白さに目覚めたからには、どちらの「アッティラ」も、またちょくちょく見ることになりそうです。というか、いいのがあったら、3枚目も買っちゃおうかな。
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by noma-igarashi | 2018-04-29 19:08 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)

私の本棚の「は行」「ば行」「ぱ行」

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<は行>
『灰とダイヤモンド』

アンジェイェフスキ

『日々の泡』
 ボリス・ヴィアン

『フランケンシュタイン』

 メアリー・シェリー

『蛇を踏む』川上弘美

『本格小説』水村美苗








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<ば行>

『バッハの生涯と芸術』

J.N.フォルケル

『美の死-ぼくの感傷的読書』久世光彦
『ブリジット・バルドー自伝-イニシャルはBB

 ブリジット・バルドー

『弁護側の証人』小泉喜美子

『僕は運動おんち』枡野浩一









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<ぱ行>

『パーフェクトプログラム』
 田村明子

『ピアニストは指先で考える』青柳いづみこ

『プラシド・ドミンゴ オペラ62役を語る』

 ヘレナ・マテオプーロス

『ペスト』カミュ

『ポンペイ・エロチカ-ローマ人の愛の落書き』

アントニオ・ヴァローネ




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by noma-igarashi | 2018-04-28 17:40 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

オペラの曲を使ったプログラム⑤

オペラの曲を使ったプログラム、そろそろ女子に移ろうかなと思っていたところ、男子のプログラムにまだ該当するものがあったと判明。ミーシャ・ジー選手のフリーと、フェリペ・モントーヤ選手(スペイン)のSPです。それぞれ以下のとおり。

(選手名) (曲名) (オペラの題名) (作曲者)
ミーシャ・ジー 「瞑想曲」(タイス) マスネ
フェリペ・モントーヤ 「汝は如何なる力か」(アーサー王、またはイギリスの偉人) パーセル


「タイスの瞑想曲」って、オペラの中の曲だったんですね。恥ずかしながら、まったく気づいておりませんでした(汗)。マスネ作曲の「タイス」の第2幕で、第1場と第2場の間に演奏される間奏曲です。曲自体はよく知られていて、単独で演奏される機会も多いですが、オペラ「タイス」のほうはそれほどは上演されていないのではないかしらん。

この機会に調べたところ、オペラ「タイス」の舞台はビザンチン帝国統治下のエジプト(…って、いつごろだっけ? とさらに調べたところ、4~7世紀だとか)。タイスというのはそのころのエジプトの高級娼婦で、彼女を主人公にしたアナトール・フランスの小説「舞姫タイス」をもとに作曲されたのが、オペラ「タイス」なのだそうです。あらすじはこちらをどうぞ。

オペラ全編の動画があったので、リンクしてみますね(こちら)。その中でも、「タイスの瞑想曲」が始まるのはこちら。なるほど、瞑想してるってことなのか・・・

ミーシャの演技の動画も貼り付けておきますね。

【公式】世界フィギュアスケート選手権2018 男子フリー第3G【ミーシャ・ジー】

もう1つ、フェリペ・モントーヤ選手のSPについては、また別記事で。オペラ「アーサー王、またはイギリスの偉人」なんて知らない~!と思いましたが、聴いてみたら、モントーヤ選手の使用曲自体はそれなりに知っている曲でした。
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by noma-igarashi | 2018-04-26 23:18 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(0)

オペラの曲を使ったプログラム④

オペラの曲を使ったプログラム、今回は佐藤洸彬選手の「セビリアの理髪師」を取り上げます。フィガロが歌う「私は町の何でも屋」→序曲→再び「私は町の何でも屋」という構成かな? 「セビリアの理髪師」は、オペラ全体が明るい曲に満ちていますが、佐藤選手のプログラムもこのオペラの持つ楽しい雰囲気をうまく伝えていますよね。

どの動きも音楽によく合っているなあと思いますが、いちばんの見せ場は、やはりスピンかな? 早口言葉のような「フィガロフィガロフィガロ…」に合わせたコンビネーションスピン。あの部分にスピンを持ってくるのはいいアイデアですよね。ぴったり。下に貼り付けた全日本の動画でも、西岡アナが「こだわりのスピン」「音に合わせます」「この動き!」と熱を込めて実況しています。

でも、それ以外のところもうまく音楽を使っているなと思います。ジャンプに入る前は、わくわくと期待を高めるような曲が使われているし(中盤の3S、3Lzを跳ぶところが好き)、随所に軽く跳ねるような振付が取り入れられ、全身でこの曲を表現していて見飽きないです。

オペラの動画は、どれをご紹介しようか迷いましたが、「私は町の何でも屋」はマルクス・ウェルバのものを選びました。すっかりお見限り状態になってしまいましたが、一時期、入れ込んでいたバリトン歌手です。なんと、いつの間にか日本語ウィキペディアに紹介ページもできていましたよ(こちら)。

もう1つ、オペラ全編の動画も貼り付けておきますね。ちょっと映像がよくないですが、すごいですよ。1981年のミラノ・スカラ座日本公演ですって。NHKが放送したもので、日本語字幕が入っています。フィガロがレオ・ヌッチ、伯爵がフランシスコ・アライサ、音楽教師のドン・バジーリオがフェルッチョ・フルラネットですって。うわお、豪華だあ~。おまけに、指揮者はクラディオ・アバド。見たかったなあと思うけど、1981年となると、ちょっと無理。まだまったくオペラに興味がなくて、20年後にはオペラが好きになるよと予言されても、「うっそー」と思ったに違いないぐらいなので。これ、少しずつ見ようっと。


2017全日本 佐藤洸彬FS


Il barbiere di siviglia "Largo al factotum" by Markus Werba

G.Rossini: "Il Barbiere di Siviglia" (Tokyo, 1981)
                                             
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by noma-igarashi | 2018-04-24 23:51 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(0)

「028:帰」~「032:庵」の歌

028:帰 なくさないように帰りの運賃を身につけアルルへ足を延ばした

029:井 定型に当てはめるから # ♯ 井 の字を読み分けてみて

030:JR ためらいはほんの束の間「国電」を「JR」とすぐ呼び替えていた

031:算 単純な足し算ではない難しさ 否、面白さ 二人で暮らす

032:庵 歌を詠みときおり友が訪ねくる facebook がわたしの庵
                                              
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by noma-igarashi | 2018-04-23 21:56 | 題詠100参加作品 | Trackback | Comments(0)

オペラの曲を使ったプログラム③

オペラの曲を使ったプログラム、今回はショーマの「トゥーランドット」です。
この曲は2年前にも使っていたし、五輪シーズンに「トゥーランドット」というのはいかにもベタな選曲に思えたし(そう感じるのは日本人だけなのかもしれないですが)、正直なところ、シーズン初めには「別の曲にしてほしかったな」と思っていました。

ただ、2年前に比べると、ジャンプの難度が格段にアップしたことで、その成否に注目しているうちに、「別の曲だったら…」とは考えなくなっていったように思います。そして、このプログラムがいちばん輝いて見えたのが五輪のフリーでした。オペラ「トゥーランドット」は王子カラフが謎解きに挑戦する物語ですが、ショーマが演じているのが挑戦者としてのカラフだと考えると、あの場面ではすごく腑に落ちました。といっても、頭で考えてそう思ったわけではなく、五輪の演技を見ているうちに自然とそのように思えてきたんですよね。

姫君トゥーランドットに心を奪われ、命がけで求愛する王子というよりも、何か得体のしれない大きなものに向かって果敢に挑戦する若者。あのときのショーマはまさにそんなふうでした。そして、見事に勝利を勝ち取った。演技が終わったときの彼の笑顔は、試合に、プレッシャーに、自分自身に打ち勝った人のものでしたよね。

そんなわけで、ここはやはり五輪の動画を張り付けたかったのですが、YouTubeにこれというものが見当たらなかったので、ニコ動のURLをリンクします(こちら)。タラソワ解説によるロシアのテレビの映像です(翻訳神降臨済み)。

「トゥーランドット」のほうは、パヴァロッティが衣装を着て「誰も寝てはならぬ」を歌っているものがあったので、それを張り付けてみました。私も初めて見る映像です。歌い終わったとき、観客が一斉にスタオベしていますが、これって、観客も含めて出演者という形の映像ですよね? あそこまでのスタオベは考えにくいし、観客全員、どう見ても盛装しすぎだし。ただ、どういう素性の映像なのかは、調べてみましたがわかりませんでした。どなたかご存じでしたら、ぜひコメント欄までお知らせくださいませ。

The best Nessun dorma - Luciano Pavarotti - Turandot - Puccini




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by noma-igarashi | 2018-04-21 22:56 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(0)

私の本棚の「なにぬねの」


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『なんて素敵にジャパネスク 3』氷室冴子
 たまたま目についたのを選んだら、
 1じゃなくて3でした。

『二百回忌』 笙野頼子
『額田女王』井上靖
『猫語の教科書』ポール・ギャリコ
『呪い』アーロン・エルキンズ









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by noma-igarashi | 2018-04-19 21:55 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

オペラの曲を使ったプログラム②

オペラの曲を使ったプログラム、今回はダイスとビチェンコさんの「道化師」を取り上げます。「道化師」はレオンカヴァッロ作曲のオペラ。上演時間が75分程度と短めなので、マスカーニ作曲の「カヴァレリア・ルスティカーナ」(こちらは70分程度)と一緒に上演されることが多い演目です。

オペラ「道化師」で有名なのは、なんといっても、主役の道化師が歌う「衣装をつけろ」。ダイスもビチェンコさんも、プログラムの後半にかけて、この歌をボーカル入りで使っていますね。誰が歌っているかというと、ダイスのほうはアンドレア・ボチェッリ。ありがたいことに、Wikipediaのダイスのページにちゃんと載っていました。1958年生まれのイタリアのテノール歌手です。

残念ながら、ビチェンコさんのほうは不明。私の知識では、声を聞いただけではわかりませんでした(どなたかおわかりになったら、ぜひコメント欄までお知らせください)。でね、ビチェンコさんもWikipediaに情報が載ってないかなと思って、日本語のほかに、英語やフランス語のページも見てみたんですが、フランス語のページで使われている写真が、なんというか、私たちの知ってるビチェンコさんじゃないんですわ(汗)。見てみて(→コチラ)。2012年と書いてありますが、そのころの彼って、こんなでしたっけ? 確認したら、まだ世界選手権も30位前後のころだから、ちゃんと認識していなかったのかな。

ああ、でも、2014年の動画を見てみたら、髪型は上記リンクの写真に近いけど、このころはちゃんと(ちゃんと?)ビチェンコさんですよね。ということは、たまたまあの写真が別人っぽく見えてしまっているのかな。

…って、いつの間にか「道化師」じゃなくて、ビチェンコさんの話になってしまいました(汗)。アンドレア・ボチェッリの「衣装をつけろ」と、カラヤン指揮+ミラノ・スカラ座管弦楽団「道化師」全編の動画があったので、「続きを読む」以下に貼っておきますね。カラヤン+スカラ座のほう、前奏曲だけでもぜひどうぞ。やっぱりいいです。

Daisuke Murakami - 2017 Japanese Nationals FS

B.ESP(HD). Alexei BYCHENKO FS - 2018 European Championships


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by noma-igarashi | 2018-04-18 23:03 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(0)

オペラの曲を使ったプログラム①

世界選手権の感想をやっと書き終え、私の気持ちの上でも2017-18シーズンが終了しました。そこで、オフシーズンの話題として、オペラの曲を使ったプログラムについて書いてみようかなと思います。

まずは男子シングル。2017-18シーズンのプログラムで、オペラの曲を使っていたのは以下のとおり(ほかにもありましたら、ぜひコメント欄までお知らせください)。

宇野昌磨(フリー) 誰も寝てはならぬ、他(トゥーランドット) プッチーニ
デニス・ヴァシリエフス(SP) 妙なる調和(トスカ) プッチーニ
アレクセイ・ビチェンコ(フリー) 道化師 レオンカヴァッロ
村上大介(フリー) 道化師 レオンカヴァッロ


このうち、私がいちばんいいなと思ったのは、ラトデニ君の「妙なる調和(recondita armonia)」。オペラ「トスカ」の中で、トスカの恋人である画家カヴァラドッシが歌う歌です。フィギュアで「トスカ」というと、同じくカヴァラドッシが歌う「星は光りぬ」が使われるケースが圧倒的に多いですが、「妙なる調和」を選んだところがいいですよね。ありきたりにならなくて、気が利いています。ラトデニ君の滑りには、絶唱型の「星は光りぬ」より、もっと軽い感覚の「妙なる調和」のほうが向いていると思うし。

「妙なる調和」は、第1幕、オペラが始まって間もないところで歌われます。画家カヴァラドッシが、教会の中で聖母マリアを描きながら歌うアリアです。Wikipediaの説明を借りると、「恋人のトスカと、絵のモデルになっている女性と、天はそれぞれに美、そして調和を与えている。しかし、わが心はトスカに」という愛の歌。くわしい歌詞の意味はこちらをどうぞ。

ラトデニ君が使っている曲は、ボーカルも入っていますね。聴いたところ、パヴァロッティのように思えるけど、どうでしょう? 違うかな? 動画のリンクを並べておきますので、聴き比べてみてくださいませ。

EC2018 Deniss VASILJEVS SP


Luciano Pavarotti - Recondita Armonia / Tosca / Metropolitan Opera(1080pHD)

ついでに、ほかの歌手の歌う「recondita armonia」も以下にリンクしてみます。歌手を見比べたり、歌声を聴き比べたり、舞台セットや、彼の描いているマリア様の絵を見比べるのも一興ですよ
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by noma-igarashi | 2018-04-16 20:24 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(1)

3月中に読んだ本


貴婦人Aの蘇生

小川 洋子/朝日新聞社

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『貴婦人Aの蘇生』小川洋子 評価:★★

(あらすじ)北極グマの剥製に顔をつっこんで絶命した伯父。法律書の生き埋めになって冷たくなっていた父。そして、死んだ動物たちに夜ごと刺繍をほどこす伯母。この謎の貴婦人は、はたしてロマノフ王朝の最後の生き残りなのか?

面白かったです。面白かったですが、この作者の作品で、しばらく前に読んで素晴らしくよかった『人質の朗読会』との比較で、評価は★★にとどめました。主人公の叔母である謎の貴婦人よりも、私としては、主人公の恋人である強迫観念症の青年のことが気になって…。読んでいてつらかったです。


怒り(上) (中公文庫)

吉田 修一/中央公論新社

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怒り(下) (中公文庫)

吉田 修一/中央公論新社

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『怒り(上下)』吉田修一 評価:★★

(あらすじ)八王子の郊外に暮らす若い夫婦が自宅で惨殺され、目撃情報から精緻なモンタージュ写真が作られる。犯人は山神一也、27歳。すぐに全国に指名手配されるも手がかりがないまま1年が過ぎた夏、房総の港町で働く親子、東京の大企業に勤めるゲイの青年、沖縄の離島で母と暮らす少女の前に、身元不詳の男が現れる。当初は訝られながらも、男はほどなく受けいれられていくのだが、警察が整形手術後の山神の写真をテレビ番組で公表したあたりから状況は慌ただしくなる。この男は殺人犯ではないかとの疑念が3者それぞれに湧きあがる。

これも面白かったですが、これまた、同じ作者の他の作品との比較で、評価は★★としました。あらすじのところに出てくる愛子、優馬、泉の3人に対して、「ああ、わかる~!」というほどには感情移入しきれなかったので。特に愛子。私にはちょっと理解できなかったです。

りかさん (新潮文庫)

梨木 香歩/新潮社

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『りかさん』梨木香歩 評価:★★

(あらすじ)リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。こんなはずじゃ。でも、この人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。りかさんに導かれたようこが、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れる。

あらすじに書かれている出だしの部分、主人公のようこは「リカちゃん人形」がほしかったのに、おばあちゃんからもらったのは「りか」という名前の市松人形だった――という設定は大ウケしたのですが、そこから始まる話(そっちが本筋なんだけど…)は、私としては、のめり込むほどではなく、これまた評価は★★としました。


カラフル

森 絵都/理論社

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『カラフル』森絵都 評価:★★

(あらすじ)死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」。そうして、ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」というのだそうだ)前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった。

もしかして初めて読む作者かしらん。梨木香歩とか湯本香樹実とか、その手の名前の作者の区別がちゃんとついていなくて、自信がないですが、文体とか話の展開とかからすると、多分、初めてだと思われます。面白い設定の話でした。途中、その面白さだけでは引っ張っていけなくなりそうな不安も感じつつ、最後まで興味をつなぎなら読むことができました。



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by noma-igarashi | 2018-04-15 12:14 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)


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