111.31KV620日記 |
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しばらく風邪でダウンしていたので、昨日になってようやく、1月9日(金)にNHK教育テレビで放送のあった「ETV50スーパーデーウィーク第5夜 クラシックアーカイブ! 和洋名演名舞台」という番組を見ました(第2部の「洋」のほうだけ)。なんだか長ったらしいタイトルで、実際の内容がわかりにくいですが、NHK教育テレビが放送50年を迎えたのだそうで、50年間に放送してきたストックの中から、クラシック&オペラの名演・名場面をピックアップした番組でした。
放送が始まったばかりの時期(昭和30年代)というと、なんといっても、NHK招聘イタリアオペラの公演ですね。これは、昭和30年代~40年代に、NHKが本場イタリアから名だたる歌手を招き、シリーズで公演を行ったというものです。数年おきに8回、全30演目余り。私の場合、オペラに興味を持ったのがここ10年ぐらいなので、リアルタイムの知識はまったくありませんが、日本だからこそ実現した顔合わせもあったようです。この公演のようすは、「伝説のイタリア・オペラ・ライブシリーズ」として、数年前にDVDが発売されました。画質はさすがによくないですが、この時代の記録として貴重なものだというのは実感できました。番組では、1959年(昭和34年)に公演のあった「オテロ」の一場面が紹介されていました。 70年代に入ると、70年(昭和45年)開催の大阪万博を経て、本格的なカラーTV時代に突入。紹介される映像もいっきにカラーになりました。ただ、私の実家はテレビの買い替え時期が悪く、かなり長いこと白黒だったものですが…。つまり、まだそれほどカラー放送が普及していない頃に、2台目(白黒)に買い替えてしまったのです。たぶん、私が実家を出て数年後、80年の初めまでは白黒のままだったんじゃないかなあ…(遠い目)。 80年代は、後半のバブルへとつながる豊かな時代になり、有名な演奏家が次々と来日したことが紹介されていました。この時期は、オペラの来日公演もかなり多かったんじゃないかと思うのですが、オペラに関しては3大テノールの若き姿を紹介しただけで、ピアニストやバイオリニストのコンサート映像が中心でした。私としては、そこがちょっと物足りなかったです。オペラを見始めたのがここ10年ほどなので、80年代の公演はまったく見ていないんですよ~。テレビで放送されていても、私には縁のない世界だったので、見ようとも思いませんでした(もったいない…。が、仕方ないか)。DVD化されているカール・ベーム指揮、ウィーン国立歌劇場の「フィガロの結婚」とか、それ以外にも映像があれば、ぜひ見てみたかったです。この時期のスター歌手は、後追い映像で私にもなじみがあるから、若き日の姿をもっと見たかったです。 それと、1998年には新国立歌劇場がオープンしているんですが、新国の舞台映像はまったくなく、話題にも出てこなかったのが、50年の記録としてはどうだったのかなという気もしました。時代が近すぎるために、どの演目を選べば当たり障りがないかとか、その他、ややこしい問題があったのかもしれないですけど、ふれるぐらいはふれてもよかったのでは。ただ、来日公演の会場として欠かせないNHKホールの完成にも、まったくふれていなかったですけどね(あそこはクラシックやオペラ用の会場ではないから、別にいいんだけど)。 そういえば、会場(ホール)の変遷もなかなか面白かったです。初期の映像では、オペラだと東京宝塚劇場で上演したりしているんですよね。まだオペラ向きのホールがなかったので。コンサートの場合だと、日比谷公会堂。それが、すぐに東京文化会館になり(1961年に完成)、80年代にはサントリーホールが登場。サントリーホールも、できた頃はクラシックにまったく興味がなかったので、そういうホールができた、ということしか知らなかっただけど、日本のクラシック音楽的にはかなり大きなできごとの1つだったのだろうなと思いました。 というわけで、やや物足りない部分もありましたけれど、なかなか楽しめる2時間ほどの番組でした。最後に小声でいいますけど、NHK教育テレビって、私と同い年なのねえ~。
by noma-igarashi
| 2009-01-18 19:06
| オペラ・音楽
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Comments(3)
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from クラシック音楽ぶった斬り
at 2009-02-09 00:16
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from クラシック音楽ぶった斬り
at 2009-02-14 20:09
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from クラシック音楽ぶった斬り
at 2009-02-15 11:39
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from クラシック音楽ぶった斬り
at 2009-02-16 04:31
タイトル : バックハウス&ベームのブラームス:ピアノ協奏曲第2番/モ..
モーツァルトは、この曲の演奏の原点ともいえるもので、バックハウスはベームとウィーン・フィルと共に優美極まりない音楽を奏でている。 ... more
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春紅葉
at 2009-01-19 00:02
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こんばんは~。
この番組自体は見ていないんだけど、なんだか参加したくなる話題なので…。 白黒テレビ、知り合い(一回り年上です)にすごい人がいて、ずっと「家は白黒テレビです。」と言ってNHKに白黒受信料を払っていました。今では白黒受信料が存在したことすら知らない人も多いと思いますが。あと昔は新聞の番組表にもカラー作品だと告知する印がありましたよね。 NHKホール、パシフィコ横浜国立大ホールや東京国際フォーラムなど5000人規模の大ホールが出現するまで、アリーナタイプじゃない普通のホールとしては最大規模だったわけだから紹介してもいいのにね。 サントリーホールは私もクラシック音楽は好きでも演奏会に行くことはほとんどなかったので、実は先日初めて(今年の演奏会始め)行きました。確か一昨年くらいに改装したからか綺麗でしたが、ロビーが狭くて私としてはちょっと期待はずれでした。休憩時間にのんびり出来る場所がないんですもの。外に出てもいいみたいだったけど、寒い雨の日だったからとてもそんな気にならなかったし。 他にホールで気になるのがトイレ事情なんだけど、その点ではそれほど混雑しなくて良かったかな。改装のおかげかしら。
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NOMA-IGA
at 2009-01-19 20:20
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>春紅葉さん
こんばんは。昔のテレビについては、懐かしい話がいろいろありますよね~。 カラー放送の番組は、新聞の番組欄だけじゃなくて、番組自体にも「この番組はカラーです」という案内が出た時期がありますよね。それを白黒テレビで見るたび、「カラーテレビの人は見ればわかるのに~」などと家族で言い合いました。 ところで、この記事、改めて読み返してみると、どこまでが番組の内容で、どこからが私の感想なのか、ちょっとわかりづらかったですね。時代背景は番組でも紹介していたんだけど、ホールの変遷については、番組を見ながら私が勝手に「あ、この時代は日比谷公会堂で公演をしてたんだ」「お、ついにサントリーホールの公演が出てきた」などと思っていたんです。 だから、番組として、NHKホールの完成にふれなかったのは、それほど不思議なことではなかったと思います。 ただ、新国立劇場に関しては、単にホールができたというにとどまらず、養成機関などもできたわけだから、話題として取り上げてもよかったのではないかな、という感想を持ちました。
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NOMA-IGA
at 2009-01-19 20:21
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(続き)
サントリーホールは、確かにロビーはあまり広くないですね。ただ、オペラと違って、コンサートは休憩が1回だけのことが多いので、私はそれほど気にならないかな。もちろん、広いほうがくつろげますが。 トイレは改装前から快適でした~。実は、クラシック専用のコンサートホールに行くようになって、私が真っ先に感銘を受けた(おおげさ?)のがトイレ事情のよさで、サントリーホール以外でも、快適だと感じることが多いです。きれいだし、係の人がちゃんと誘導してくれるホールもあるし、個室数が多いし、たとえ行列ができていても、休憩時間のうちに片がつかないなんていうことはないので、安心して並んでいられます。 なかでも、サントリーホールのトイレはいちばんいいかも。もともと好印象ではあったのだけど、去年、ある出来事があって(ちょっと具体的には説明できない…)、そのとき、「こんなところにまで気を配っていたんだ…!」と感心させられました。
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