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ウィーン国立歌劇場「コシ・ファン・トゥッテ」 公式サイト
2008年10月23日(木) 15:00開演 東京文化会館 5階L1列 --------------------------------------------- 指揮:リッカルド・ムーティ Riccard Muti 演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団 フィオルディリージ:バルバラ・フリットリ Barbara Frittoli ドラベッラ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager グリエルモ:イルデブランド・ダルカンジェロ Ildebrando D’Arcangelo フェッランド:ミヒャエル・シャーデ Michael Schade デスピーナ:ラウラ・タトゥレスク Laura Tatulescu ドン・アルフォンソ:ナターレ・デ・カローリス Natale De Carolis 「コシ・ファン・トッテ」あらすじ というわけで、見てきました、「コシ・ファン・トゥッテ」。とにかく出演者が豪華メンバーだったので、どうしても見たいと思った公演でした。ウィーン国立歌劇場の公演で、フリットリとキルヒシュラーガーが姉妹役! 上に貼り付けた宣伝写真にもあるように、まさに「ドリームキャスト」ではありませんか。 ただ、キャストがドリーム級なら、チケット代もそれに見合ったものにならざるを得ないわけで、少しでも出費を抑えるために、必死に安い席(E席)を確保。そこまではよかったのですが、安い席はやはり、安い席なりの難点がありました。 主な難点は、次の2つ。①舞台の一部が見切れてしまう(こんな感じで、舞台の左手前がちょん切れてしまいました)。②斜めの位置から舞台を見続けることで、姿勢に無理が生じ、疲れてしまう。う~む。どの席で見るのがベスト(ベター)かは、まだまだ研究の余地がありそうですね。さらにいろいろ試してみたいです。 ただ、舞台の一部が見切れるという欠点に関しては、今回の公演ではそう大きな問題ではありませんでした。というのも、「コシ・ファン・トゥッテ」は、それほど派手な動きがある演目ではないからです。場面転換は何度かあるものの(回り舞台で場面が変わりました!)、そのつど6人の登場人物が入れ代わり立ち代わり出てきては、独唱、そして二重唱から六重唱を繰り返す。言ってしまえば、ただそれだけで3時間が過ぎていくような舞台なので。 もちろん、そこにこそ、今回の公演の素晴らしさがあったわけでもあります。主役級の4人(姉妹とその恋人たち)の実力が粒ぞろいで、独唱も重唱も聴きごたえがありました。「コシ・ファン・トゥッテ」という演目は、筋書きとして盛り上がる箇所が今ひとつわかりにくく、喜劇は喜劇として楽しめるにしても、どこがいちばんの見どころなんだろうかと疑問に思うこともあったのですが、なるほど、歌を楽しむ演目だったのかと、やっと合点がいきました。 というわけで、歌も演奏も、おおいに堪能できました。素晴らしかったです。一度あのレベルのものを聴いてしまうと、なかなかレベルを落とせなくなってしまいますね(…などと、私ですらそう思ってしまう)。 ただ、2つめのほうの欠点――疲れるということに関しては、けっこうつらかった。サイド席は舞台を斜めから見る格好になるだけでなく、椅子そのものが高くつくられているため(バーによくあるスツールぐらいの高さ)、腰のあたりにずんずんと疲れが蓄積されていきました。後ろの人の迷惑になると思うと、前かがみになることもできないし、そもそも、あまり姿勢を動かすこともできないし…。休憩が1回しか入らない、長丁場の演目には向かない席ですね。それゆえに安いわけだから、仕方ないけど。 * ところで、1つ下の記事に動画をリンクしましたが、映像があるわけだから、DVDにならないかしら? へぼい再生装置しか持っていないので、生で聴いた音はとても再現はできないですが、5階席からは見えなかった細部は、やはり見てみたいです。もちろん、自分が見に行った(のと同じ)舞台がDVDになったら、ごくごく単純にうれしい!
by noma-igarashi
| 2008-10-24 23:13
| オペラ・音楽
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Comments(2)
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from ひだまりのお話
at 2008-10-30 21:16
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春紅葉
at 2008-10-28 17:39
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こんにちは。
東京文化会館って音響も良いそうで、音楽関係者によると(新しいホールがたくさん出来た)今でもオペラ鑑賞に向いている素晴らしいホールらしいのですが、私は一度しか行ったことがなくそれがサイド席だったので、観にくい&疲れるは同感です。ただ安い席(上部の席)ほど音が良いらしいので、4階や5階の中央のバルコニーが買えるといいのでしょうね。席数少ないけど…。 ちなみに小ホールの方も一度行きました。こちらも座席によってはちょっと段差がなくてチェロなど座って弾く方の場合、演奏者が見にくいかもしれないけど、ホールの雰囲気や響きは素敵でした。 良い歌を聴いてしまうとレベルを落とせなくなるという心配も良くわかります。以前「リゴレット」ですごく感動したのでまた観たい(聴きたい)と思っているのですが、再びあれほど感動できるのか不安になるのです。 まだ観ていなくて一番観たいオペラ「魔笛」も、実は「夜の女王のアリアが素敵じゃないとイヤだな」という気持ちがあって、わりと良くある演目なのにまだ観に行っていないし…。 まあそれだから高い来日公演を、オペラファンの皆さんは観に行かれるのでしょうね。
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NOMA-IGA
at 2008-10-29 00:31
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>春紅葉さん
こんばんは。 東京って、コンサート用ホールはいいところがたくさんありますが、オペラ向きのホールとなると、まだまだ少ないですよね(…って、自分がオペラを見るようになるまでは、そんなこと考えてもみなかったですが)。 私がいいなと思ったのは、新国立劇場。それこそ専用ホールなんだから、当然かもしれないですが、音響面はもちろん、3階席でも舞台が近く見えました。値段も、有名歌劇場の来日公演と比較すると手ごろだから、センター席を買いやすいし。 東京文化会館も好きですが、たとえば5階席のセンター席とサイド席を比較すると、たぶん値段が倍になってしまうんですよね。そこまで違うと、ちょっとねえ…。 >良い歌を聴いてしまうとレベルを落とせなくなるという心配も良くわかります。 音楽にくわしくもない私が、そんなえらそうなことを言っていいのかと思いつつ、やっぱり思ってしまいます~。 私の場合、「魔笛」はザルツブルク音楽祭で見た舞台が(演出はともかく)すばらしかったので、逆に、もう生で見なくてもいいかも、などと思っています。楽しいオペラだから、いつまでそう思っていられるか、自信ないですが。
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