111.31KV620日記 |
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「トゥーランドット・オン・アイス」が第2幕まで終わったので、ちょっと休憩に入ります。「Eye」についても語りたいんですが、その前に、「トゥーランドット」の公演情報など。カテゴリを「これから観るオペラ」にしましたが、実際には、私は見に行きません。あしからずご了承ください。
トリノ五輪以来、日本ですっかり人気演目になった「トゥーランドット」ですが、この秋は、以下の3つの歌劇場が公演を行います。しかも、10月4日(土)には、この3つすべてが東京で公演を行うという珍しい事態が…(こちらを参照)。 新国立劇場(新国立劇場オペラ劇場=渋谷区) ソフィア国立歌劇場(東京文化会館=上野) キエフ・オペラ(八王子市民会館=八王子) チケット代は、新国とソフィアが同レベルで、キエフがそれより多少安いですね。S席でいうと、新国2万6250円、ソフィア2万4000円(東京公演)、キエフ1万8000円(東京公演)。では、どこの公演がいちばんよさそうか? 昨夜のうちに途中まで書いていたのですが、内容をもうちょっと整理したくなったので、いったん削除しました。仕切りなおして、もう1回、最初から書きますね。どうも失礼しました。 新国立劇場 「どの公演がいちばんよさそうか?」とはいっても、ソフィア、キエフが全国を回るのに対して、新国だけは場所が限定されてしまうため、ちょっと比較が難しいかもしれません。では、仮に首都圏に住んでいて、どの公演に行くにも交通の便は同じぐらいだとしたらどうか? その場合、キエフ・オペラは八王子ではなく、オーチャードホールの公演と仮定します。 私はこの条件にそこそこ当てはまるので、自分だったらどうだろうかと考えてみました。あくまでも個人的な事情になりますが、ちょうど今、「新国の公演をもっといろいろ見てみたい!」と思っている時期なので、私の場合は新国に行くと思います。でも、S席じゃなくてB席ぐらい。 ただ、ほかの人にも新国の公演を勧めるかとなると、どうでしょう。ちょっと迷ってしまうのは、どんな演出なのかわからないところ。公式サイトの「公演概要」を読むと、今回は新しい演出のようなのですが、演出家にくわしくないため、どんな演出なのかさっぱり…。 あくまでも仮定ですが、01-02シーズンのような演出だとしたら、あまり私の好みではないので、人に勧めるのはためらってしまいます。特に、「トゥーランドット」を初めて見るという人には。せっかく王宮が舞台なんだから、華やかな演出のほうが見ごたえがあるし、最初はなるべくオーソドックスなものを勧めたい。今シーズンは果たしてどんな演出なのか、興味は惹かれますが、わかるまでは人に勧めるのはパス、ということで。 (ところで、01-02シーズンの写真を見ると、17日のトゥーランドットがアレッサンドラ・マルクって書いてありますね。うっひゃ~。カラフ役のアルベルト・クピードも、2年前のフィレンツェ歌劇場の来日公演と同じだし…) ソフィア国立歌劇場 よく考えたら、ソフィア国立歌劇場の「トゥーランドット」って、「トゥーランドット・オン・アイス」でも動画をご紹介しましたね。第1幕から第3幕まで、ダイジェストの映像がYouTubeにアップされています。さらにこのサイトでは、その3種類のダイジェスト動画のほか、舞台写真も見られます(どういうサイトなんだか…)。メトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場の動画と比べると、やっぱり全体的に物足りないなと感じてしまいますが、まあ、それは仕方ないですよね。 ソフィア国立歌劇場については、この動画で見る以上の知識は持っていないのですが、今回の来日公演、当初はリュー役にセレーナ・フィルノッキアという歌手が予定されていました。残念ながらケガで降板したのですが、この歌手、3月に見に行ったホールオペラ「フィガロの結婚」で伯爵夫人を演じていて、そのときの出演者の中でいちばんうまいなと思った歌手でした。なので、もしセレーナ・フィルノッキアと同レベルの歌手がリューを演じるのであれば、リューは楽しみにしていいと思います(もともとWキャストだし、保証の限りではありませんが…)。 キエフ・オペラ(ウクライナ国立歌劇場) キエフ・オペラは2年前に「アイーダ」を見に行きました。よかったですよ。東京文化会館の公演だったので、たぶん、いちばん気合の入った出演者をそろえたのでしょうけど(その分、チケット代も高め)、主要キャスト4人の粒が揃っており、聴きごたえがありました。「トゥーランドットを一度見てみたい」という方にお勧めするとしたら、私としてはこの公演を選びます。 「トゥーランドット」を何回か見たことがある人には、あまり目新しさがない公演かもしれないし、その公演だけの何か特別なもの(たとえば斬新な演出だとか、有名な歌手が混じっていただとか、オケが歴史的名演だったとか、客席に荒川静香がいた!だとか)を期待していくと、それはちょっと満たされないかなと思いますけど、しっかりした舞台を見せてくれそうに思います。 全国を回るようなので、公演によっては「全員が粒ぞろい」とはいかないかもしれませんが、同じ歌手が連日歌うわけにはいかないし、その場合はチケット代が安く設定してあるだろうと思います(そのへんの事情はたぶんソフィアも同じ)。 ちなみに、2年前に来日した際のプロモーションビデオがありましたので、ご参考までにリンクしてみます。06:00ごろに、「誰を寝てはならぬ」を歌うシーン(ただし練習風景)が出てきます。
by noma-igarashi
| 2008-07-23 00:02
| オペラ・音楽
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Comments(7)
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ニルギリ
at 2008-07-25 20:21
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秋だけで3つのトゥーランドットがあるんですね。やっぱりアレ以来、すっかりメジャーになったんでしょうか。
私が秋に行くのはキエフのトゥーランドット(地方公演)ですが、会場が非常に古いので、環境がちょっと心配なんですよ。 それにしてもチラシ(Webも)の写真がすごくてねえ…特に夏に見ると…滝のような汗が。姫の迫力もすごいですが、王子も…ね。 ちなみに、ご紹介頂いたソフィア国立歌劇場も…なかなかの迫力で(汗)トゥーランドット姫が、一瞬ロシアの某有名コーチかと…(滝汗) 新国立劇場は、上2つに比べるとストイックそうなトゥーランドット姫ですよね。王子は………ですが…。 でもこうして、3つ並べて紹介して頂くと、いろいろわかって勉強になります。ありがとうございます。 トゥーランドット・オン・アイスもいよいよラストスパートですね。暑苦しい夏を吹き飛ばす痛快な幕切れを!(…プレッシャー?)
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morningdew21 at 2008-07-25 21:56
>昨日のicenetworkの記事「It is likely the skaters' paths will still cross prior to NHK Trophy」という部分、ダイスケもGPSの前に、何かの試合に出そうだということ?
そういう風にもとれますし、記事の最後の2行に書かれていることをほのめかしているのだとも思います。 織田君の最後の回答への質問は、「日本では高橋君と顔を合わせる機会があるのかどうか」といったものだと思われますが、織田君の回答は「練習時間帯が違うのでそれほどは会わない」というもので、知られているようにそれは事実ですよね。 私は自分のブログでも以前記したように、できればGPシリーズ登場機会が遅いトップ選手は、何らかの形で(シニアB大会などで)大会出場を経験しておいたほうがいい、という風に考えていますが、NOMA-IGAさんはどのようにお考えですか?
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NOMA-IGA
at 2008-07-26 00:26
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>ニルギリさん
こんばんは。 記事を書いているうちに、新国の「トゥーランドット」が見たくなってきたのですが、残念ながら、e+、チケットぴあともに、ほぼ完売状態。S席の中でもあまりよくないと思われる席が「残少」という状態でした。衝動買いでS席は、ちとツライ。今回はおとなしくあきらめます~。 >暑苦しい夏を吹き飛ばす痛快な幕切れを!(…プレッシャー?) わかりました。それでは、トゥーランドット様がカラフに勝つという展開にして、中国も日本も凍らせていただきましょう! 温暖化にも役立って、いいじゃないですか。 …というのは冗談ですけど、第3幕、実はあまりネタを考えてなくって(汗)。今のままだと、「ああ、なるほど」という展開にはできても、「まさかそうなるとは思わなかった」という展開にはならない予感。 う~む。逆転ホームラン! みたいなネタが降ってこないかな。もうちょっと考えてみます~。
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NOMA-IGA
at 2008-07-26 00:52
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>morningdew21さん
>そういう風にもとれますし、記事の最後の2行に書かれていることをほのめかしているのだとも思います。 そうなんですよね。記事を翻訳してくださっているサイトもいくつか見てみたのですが、両方の解釈が混在しているようでした。 すでに韓国のアイスショーやDOIで共演して、仲のよさそうな姿が目撃されていることを思うと、関大のリンクで顔を合わせる云々というのは、今さら…という気もするのですが、アメリカの人には、FOIやDOIのことはあまり知られていないのかもしれないし…。 >できればGPシリーズ登場機会が遅いトップ選手は、何らかの形で(シニアB大会などで)大会出場を経験しておいたほうがいい、という風に考えていますが、 私の場合、トリノ五輪シーズンまでは、ハッと気がつくと、もうGPSアメリカ大会が終わっていた…という程度の熱の入れ方で、あまり考えたことがなかった、というのが正直なところです。去年、おととしは日米対抗があり、高橋選手は2年とも出場していたので、ちょうどいいな、というふうには感じていました。 いきなりGPSより、ちょっとした試合に出られる機会があったほうが、やはりいいのでは。
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ニルギリ
at 2008-07-26 19:27
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ウクライナ国立家劇場「トゥーランドット」DVD。
だってNOMA-IGAさんが、ビジュアルは期待するなって言ってた歌劇団でしょう?DVDで詳細に見えてしまうのがいいのか悪いのか? でも、オケと合唱だけって、どんな感じ? チャン・イーモウ…ああ有名映画監督ですね。「初恋の来た道」が好きでしたが、ヒットした「HERO」あたりからの作品は今ひとつのれなかった私。でもオペラの演出なら、大がかりな「HERO」っぽいはず(汗)。 こういう畑違いの方の演出ってどうなんでしょうか?去年のケネス・ブラナー監督の映画版「魔笛」だって、微妙だったよ〜な〜。 まずNOMA-IGAさんに買って頂き、検証して頂いた後に、私は検討します(笑)
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NOMA-IGA
at 2008-07-26 23:13
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>ニルギリさん >だってNOMA-IGAさんが、ビジュアルは期待するなって言ってた歌劇団でしょう?DVDで詳細に見えてしまうのがいいのか悪いのか? 先にこっちからレスしちゃいますね。 “ウクライナ国立歌劇場=キエフオペラ=ニルギリさんが見に行く予定のとこ=私が2年前に見た「アイーダ」はラダメスがアンパンマンだった”――です。(^^;;; ただ、DVDの説明を読むと、キエフが担当するのは演奏と合唱だけで、キエフ専属のソロ歌手は出ないみたい。それに、顔にこだわるとしたら、オペラをDVDで見るのは、どの歌劇場の公演であれ、ちょっとキビシイかもしれません。それなりに顔やスタイルのいい歌手でも、年はごまかせないことが多いし。
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NOMA-IGA
at 2008-07-26 23:13
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(続き)
チャン・イーモウは、「トゥーランドット」の演出をよく手がけています。きっかけになったのは、何度か動画を紹介した紫禁城公演。指揮者のメータが、「中国には有名な映画監督がいるじゃない。彼に演出を頼めば?」とか言っているドキュメンタリーを見ました。その後も、メータ指揮の「トゥーランドット」の演出を何回か手がけていて、私が見に行った「トゥーランドット」(つまりアレッサンドラ・マルクがトゥーランドット役だったやつ)も彼の演出でした。 映画はそんなふうでもないと思うけど、「トゥーランドット」の演出に関しては、彼の舞台は豪華さ満載だから、私は好き。 このDVDは、たぶん買うと思うので、買ったらまた感想をお知らせしますね。「トゥーランドット」のDVDをまだ1枚も持っていない状態なら、これが最初の1枚でいいのかどうかわからないけど、悪くはなさそうな予感です。 あ、最初の1枚にする場合、ザルツブルク音楽祭のだけはやめたほうがいいと思う。きっと泣きますよ。いろんな意味で、すごいから。
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