111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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太陽にほえろ!オン・アイス――「トスカ」殺人事件(23)

ここからしばらくは、第2幕と第3幕の間の妄想編です。
引き続き、「星は光りぬ」を聴きながら――。

あっ、今回は出演者が少ないです!

(23)の出演者:トスカ(タニス・ベルビン)、タカヒコ(小塚崇彦)



ファルネーゼ宮にて――。
背後で物音がして、慌てて振り向くトスカ。食堂の入り口に、茫然とした表情のタカヒコが立っている。


トスカ・ベルビン:タカヒコ…。 (手にしていたナイフを取り落とす)
タカヒコ:早く…! こっちへ…!
トスカ・ベルビン:タカヒコ、私…。
タカヒコ:いいから。とにかくここを出よう…!
(トスカを促し、部屋の外に出る)
タカヒコ:あなたが遅いから、心配になって…。ちょうど人がいないときを見計らって、中に入り込んだんだ。
トスカ・ベルビン:ごめんなさい、あなたまで巻き込んでしまったわ…。
タカヒコ:気にしなくていいよ。ただ、あと5分早く来るべきだった…。
トスカ・ベルビン:いいえ、いいえ…。あなたが5分早く来ていようと、きっと同じだったわ。私はあの男を殺していたわ…!
タカヒコ:しっ!
トスカ・ベルビン:タカヒコ、聞いてちょうだい。 (タカヒコの手を引っ張る) あなたには、ぜひ知っておいてもらいたいの。あの人は…マリオは助かるのよ!
タカヒコ:本当に? どういうこと?
トスカ・ベルビン:あなたが来る前に、あの男と取り引きしたの。私とマリオは一緒に逃げるのよ。あなたには、何もかもすっかり打ち明けるわ。
タカヒコ:聞くよ。ともかくはここを出てからだ。

テヴェレ川に架かる橋のたもとで――。

トスカ・ベルビン:…という成り行きだったの。
タカヒコ:なんて卑劣な奴…。やっぱり、あと5分早く行くべきだった。僕があいつを殺すべきだった…。
トスカ・ベルビン:バカなことを言わないで。とにかく、あの男から通行許可証も手に入れたし、あとは逃げることだけを考えるわ。
タカヒコ:どこへ行くつもり?
トスカ・ベルビン:まだわからない…。とにかくローマを出て、あとはマリオと相談するわ。
タカヒコ:でも…。 (心配そうに) 外国へ逃げるといっても、いったいどうやって暮らしていくの?
トスカ・ベルビン:………。
タカヒコ:人目につかないように暮らそうと思ったら、あなたはもう歌うわけにはいかないし、マリオだって仕事があるかどうか…。
トスカ・ベルビン:そうね…。どうすればいいか…。
タカヒコオペラ「トスカ」の時代なら、外国へさえ行けば何とかなったんだろうけど…。
トスカ・ベルビン:仕方ないわ…。きっと何とかなる、いいえ、何とかするしなくては…。
タカヒコ(急にひらめいて) トスカ、聞いて…! 僕にいい考えがある…!
トスカ・ベルビン:え…?
タカヒコ(ひとりごとのように) そうか、そうだったんだ…。やっとわかった。どうして僕がこの時代に来たのか。
トスカ・ベルビン:なあに? どうしたの?
タカヒコ:トスカ、こうすればいい。あなたとマリオは、外国ではなくて、過去へ逃げるんだ。僕は、その方法を知っている。
トスカ・ベルビン:どういうこと…?
タカヒコ:どうか驚かずに聞いてほしい。僕は、もともとは30年前の人間なんだ。
トスカ・ベルビン:まさか…。
タカヒコ:本当だよ。証拠もある。僕も、何もかもあなたに話すよ。

トスカ・ベルビン(タカヒコの話を聞いて) 信じられないわ…。でも、それが本当なら…あなたが言うように、過去に行くことができたら、捕まるかもしれないと脅えなくてもいいのね。
タカヒコ:そうだよ。人目を避ける必要もないから、暮らしていくのも楽だと思う。
トスカ・ベルビン:ああ、信じられない…。でも、信じるわ。あなたを信じる…!
タカヒコ:じゃあ、30年前に行く?
トスカ・ベルビン:ええ、そうするわ。マリオもきっと賛成するでしょう。
タカヒコ:OK。それなら、あなたは旅に出る仕度をしてきて。僕もアパートに帰って、タイムトラベルのための薬品を取ってくるよ。
トスカ・ベルビン:わかったわ。夜明け前に、サンタンジェロ城の下で落ち合いましょう。
タカヒコ(ふっと表情を曇らせて) 夜明けまで、あいつの死体が発見されないといいけど…。
トスカ・ベルビン:きっと大丈夫よ。つまり、その…あの男の手下は、あの男が私と過ごしていると思っているから。朝まで邪魔はしないはずよ。
タカヒコ(そのときケータイが鳴り出す) あ…。
トスカ・ベルビン (脅えたように) 誰から…?
タカヒコ(番号を確かめて) 七曲署の刑事さん。彼らも、マリオとあなたのことを心配してくれていたんだ。
トスカ・ベルビン:出ないで…! (ケータイを取り上げようとする)
タカヒコ:トスカ…。
トスカ・ベルビン:ごめんなさい…。彼らはいい人のようだったけど、警察は警察だから。うかつに話なんかしたら、何を嗅ぎつけられるかわからないわ。
タカヒコ:わかったよ。ただ…。
トスカ・ベルビン:ただ…?
タカヒコ:あの人たちも、スカルピア男爵のやり方に憤慨して、策を練ると言っていたから。マリオを救うために、スカルピア男爵に連絡を取ろうとするかもしれない…。
トスカ・ベルビン:そんな…。どうすればいいの…?
タカヒコ(しばらく考えてから) 僕が何とかする。マリオが助かることになった話だけ、僕から伝えるよ。そうすれば、彼らも納得するはず。
トスカ・ベルビン:大丈夫かしら…。
タカヒコ:心配しないで。僕がうまくやるから。
トスカ・ベルビン:お願い…。

(24)に続く
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by noma-igarashi | 2008-02-10 19:28 | オペラ・オン・アイス | Trackback | Comments(0)
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