人気ブログランキング | 話題のタグを見る

111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
by noma-igarashi
最新のコメント
>Nさん コメントあり..
by noma-igarashi at 21:08
>ひきこもりさん 情報..
by noma-igarashi at 23:28
上薗選手は3Aの練習をし..
by ひきこもり at 15:17
こんにちは~。 スロー..
by noma-igarashi at 16:07
毎度です。 現地で見ら..
by えっくす at 20:10
熱いメッセージをありがと..
by noma-igarashi at 07:54
東京に住んでいたら、逆に..
by えっくす at 06:55
それはすごい。 私は腰..
by noma-igarashi at 16:29
カテゴリ
検索
以前の記事
ブログパーツ

チューリッヒ歌劇場「椿姫」 全体的な感想

チューリッヒ歌劇場「椿姫」 全体的な感想_e0073856_11264026.jpgチューリッヒ歌劇場 「椿姫」 公式サイト
2007年9月1日(土) 15:00~
オーチャードホール 1階35列26番


---------------------
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト Franz Welser-Möst
演奏:チューリヒ歌劇場管弦楽団 Orchester der Oper Zürich
ヴィオレッタ:エヴァ・メイ Eva Mei
アルフレード:ピョートル・ベチャーラ Piotr Beczala
ジェルモン:レオ・ヌッチ Leo Nucci
アンニーナ:キスマーラ・ペサティ
フローラ:ダニエラ・シンドラム
ドゥフォール男爵:シェイン・デーヴィッドソン




チューリッヒ歌劇場「椿姫」 全体的な感想_e0073856_1849316.jpg今回の「椿姫」は、すでにDVDになっているこの「椿姫」(→)と同じ演出によるもの。舞台セットや衣装も同じだし、配役の面でも、主役のヴィオレッタと恋人アルフレードが同じキャスト。なので、このDVDを見れば、どんな舞台だったかおおよそわかると思います。

ただ、主要キャストのうちジェルモン役だけは、DVDのトマス・ハンプソンではなくレオ・ヌッチでした。ヌッチは、ロイヤル・オペラハウスの「椿姫」(↓)でジェルモンを演じています。

チューリッヒ歌劇場「椿姫」 全体的な感想_e0073856_1850728.jpgハンプソンもカッコいいので好きですが、ウィーン国立歌劇場の来日公演「ドン・ジョヴァンニ」ですでに1回見たことがあるし、ドン・ジョヴァンニを演じた人がパパ役というのも、調子くるっちゃうなあ…というところがあるので、今回はヌッチでもOK、というのが事前の受け止め方でした。結果としては、ヌッチがとてもよかったので、大正解。もちろんハンプソンが演じていても、同じくらいよかったのだろうと思いますけど、ともかくはヌッチで満足でした。



「椿姫」を生で見るのは、今回が初めてです。というのは、実は私、このオペラがあまり好きではないんです。どうでしょう、「椿姫」って皆さん、お話として好きですか? 私はイマイチなんです。だって、アルフレードはなんだかなあ…というようなキャラだし、その父ジェルモンも好きになれないし、ヴィオレッタは気の毒だけど、薄幸のヒロインに涙する、という感じではないんですよね。ちょっとイライラするというか、同性として共感し、応援したいと思うような魅力に乏しい気がします。

もちろん、「乾杯の歌」をはじめとして、音楽的に好きな部分は少なくないし、なんといってもスタンダードな演目だから、1回ぐらいは見ておかなくちゃ、という気持ちは持っていたのですけどね。ただ、ほかにも見たいと思う演目が同じ時期にあれば、どうしてもそっちを優先してしまい、なかなか見に行くチャンスがありませんでした。

チューリッヒ歌劇場「椿姫」 全体的な感想_e0073856_18541488.jpg今回は、チューリッヒ歌劇場の来日公演なら行ってもいいな、と思っていたところ、「椿姫」「ばらの騎士」の2本立て。「ばらの騎士」はドレスデン国立歌劇場の来日公演のほうで見ようと思っていたので、消去法で「椿姫」が残り、ちょうどよかったです。ヴィオレッタ役のエヴァ・メイは、この顔写真(→)をよく見かけることがあって、チャーミングな椿姫が期待できそうだったし。

で、実際に見てみて感じたのは(小澤征爾音楽塾「カルメン」の公演でも思ったことですが)、歌のうまい人の舞台を生で見る(聴く)と、ストーリーのヘンテコなところとか、キャラの気に食わないところとかは、全然気にならないし、むしろ説得力を感じたりしてしまうものだなあ…ということ。DVDで見ていると、「アルフレードよ、もっとしゃんとせんかい!」と思うのに、あまり気にならなかったり、「ああ、もう、このオヤジ(ジェルモンのこと)、勝手なことばかり言って」などと思ってしまうのに、ヌッチの歌がすごくカッコいいので、現金にも「パパ、もっと出てこないかな~」などと思ってしまいました。

やはり、うまい人の舞台はいいですね。べつに、歌のうまい人の舞台を今回初めて見たわけではあるまいに、もっと早く気がついてもよかったようなものですが、やっとそんな感想を抱くところまで到達しました。はい。

さて、すでにだいぶ長くなったので、具体的な感想は、別記事を設けて書くことにします。実際の舞台の構成に合わせて、「前半(第1幕、第2幕第1場)」「後半(第2幕第2場、第3幕)」というふうに2つの記事に分けて書こうと思います。例によってたいした内容にはならないと思いますが、よろしくおつき合いくださいませ。
by noma-igarashi | 2007-09-02 11:33 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)
<< チューリッヒ歌劇場「椿姫」前半 行ってきました! >>


タグ
記事ランキング
外部リンク
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
ライフログ
ファン
ブログジャンル
画像一覧