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2006年9月30日(土) ローマ歌劇場「トスカ」
NHKホール 3階L4列5番 ローマ歌劇場来日公演の宣伝動画 --------------------- 指揮:ジャンルイージ・ジェルメッティ 演奏:ローマ歌劇場管弦楽団 トスカ:ダニエラ・デッシー カヴァラドッシ:ファビオ・アルミリアート スカルピア:ジョルジョ・スーリアン -------------------- 第1幕 16:00~16:50 休憩 16:50~17:20 第2幕 17:20~18:05 休憩 18:05~18:35 第3幕 18:35~19:00 ※実際には、開演が20分遅れ、終了が30分遅れ ↓この続きはMoreをクリック! 1週間前に「トゥーランドット」を観たばかりなので、「トスカ」と「トゥーランドット」、2つのオペラをちょっと比較してみますね。「トゥーランドット」のようなオペラは、仮に歌に難があっても、舞台が豪華ならば、けっこう楽しんでしまえる面があるように思います。ほかには「カルメン」「アイーダ」などもそうですよね。ただ、実際には、舞台の豪華さと歌のうまさは比例関係にあるので、舞台が豪華なのに歌手は下手、なんてことは起こりにくいですが。 いずれにしても、フィレンツェ歌劇場「トゥーランドット」は、演出にチャン・イーモウを起用し、これでもかというぐらい華やかで、視覚的にも楽しめる舞台になっていたと思います。このときの公演は、「誰も寝てはならぬ」の人気で、オペラを観るのは初めてという人も多かったらしいですが、そういう人たちにオペラの楽しさが存分に伝わる舞台だったのではないでしょうか。 これに対して、「トスカ」というオペラは、王宮だの貴族のお屋敷だのが舞台ではないし、「トゥーランドット」に比べれば、設定がかなり簡素です。また、歌って踊って大騒ぎ、みたいなシーンもありません(強いていえば、1幕最後の合唱がそれなりに華やかでしょうか)。 さらに、登場人物が少なく、主に歌うのは主要人物3人(トスカ、カヴァラドッシ、スカルピア)のみ。場面ごとに、3人のうちの1人または2人が歌いっぱなし、という展開です。「トゥーランドット」が視覚的にも楽しめるオペラであるのに対して、「トスカ」は主に聴いて楽しむオペラだと思います。これでは、主要3人のうち1人でもレベルが低かったり、たまたま不調だったりしたら、目も当てられません。 その点、今回のローマ歌劇場「トスカ」は、十分に満足できるものでした。3人とも、存分に聴かせてくれました。「トスカ」を生で観るのは今回が初めてだったのですが、また行くことがあるとしたら、しっかり歌手の顔ぶれを見て選ぼうと思いました(今回はあまり考えずに見に行き、結果がよかった、という感じでした)。 トスカ:ダニエラ・デッシー(ソプラノ) 1つ前の記事にも書いたように、カヴァラドッシともどもすでに帰国したなんていう噂が流れていたので、会場に行くまでひやひやでしたが、予定通り、デッシーが登場しました。というか、当初の予定では、今日のトスカ役はデッシーじゃなかったんです。それが、「日本公演の全公演で歌いたい」という本人の希望で、9月初旬にキャストが上方修正(?)されたのでした(詳細はこちら)。 歌ってくれてありがとうと言いたいです。 でも、逆に言えば、今日歌ったために、明日も連続して歌うことになんですね。大丈夫なんでしょうか。明日のチケットを買った人は、デッシーが歌うという前提で買ったわけですから、ぜひ明日も頑張ってほしいです。前述のように、このオペラは1人でも不調だと、つらいですから。 カヴァラドッシ:ファビオ・アルミリアート(テノール) カヴァラドッシ役のアルミリアートは、私生活でもデッシーのパートナーなんですね(↑写真参照)。今回の公演にあたって、いろいろと情報を得るまで知りませんでした。今回の公演に行かれた方は、皆さん同じように書いておられるようですが、アルミリアートのカヴァラドッシ、予想以上によかったです。 スカルピア男爵:ジョルジョ・スーリアン(バリトン) この人も聴かせてくれました。好演だったと思います。個人的に、スカルピアはもっと老獪なほうが好きなんですが(実際に老けていてもOK)、白髪のかつらが似合っていて、スカルピアらしい雰囲気が出ていました。
by noma-igarashi
| 2006-10-01 00:00
| オペラ・音楽
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