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111.31KV620日記


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世界選手権、ペアの感想

世界選手権の現地観戦から1週間。今週の前半は、まだ地に足がついていないというか、気持ちがふわふわしたような状態が続いていましたが、ようやく落ち着いてきたので。少しずつ感想を書いてみたいと思います。

ペアに関しては、記憶に頼って書くしかない状態なので、勘違いや間違いもあるかもしれません。なにとぞご了承ください。

18位:ガメス・コロヴィン(フィリピン)
フィリピンのカップル。2月の四大陸にも出場していたようですが、上位選手の演技しか見なかったので、フィリピンにこんなカップルがいることを今回初めて知りました。上手でしたよ~。SPのときは「フリーに残れますように」とお祈りし、フリーのときは「少しでも上位に食い込めるといいな」と思いながら見ました。フィリピンとはいっても、女性はアメリカ生まれ、男性はロシア出身とのことですが、東南アジアにこんなカップルが出てきたのはうれしい限り。女性のガメスさん、スタイル抜群でした。

17位:ジャン・ヤン(中国)
中国のペアは今、どんな状況なんでしょうね。昨シーズンはスイ・ハン、ペン・ジンが五輪に出場しましたが、今シーズンのGPSには誰も出場せず、そして今回の世界選手権には、このジャン・ヤンというカップルが出場。となると、彼らが今の中国の一番手というか、それに近い存在ということになるのでしょうか。技術的にはまだまだ荒削りでしたが、ペアは中国が強くあってほしいから、ぜひいい形で成長していってほしいです。男性のヤン選手、愛嬌のあるキャラのようでした。

12位:カム・オシェイ(アメリカ)
32歳と18歳の年の差カップル。スキンヘッズのオシェイさん、今のパートナーと組んでから、私の中でイメージが一転しました。これまではちょっとおっかなそうに思えたのに、なんと、急に優しいおじさんみたいに見えてきてしまいましたよ。演技を見ていても、ほんわか幸せな気持ちになれるカップルだなと思います。SPはいい演技で、PBを更新して9位につけたのに、フリーでは要素がひとつノーカンになるなど、大きなミスが出てしまいました。結果、総合12位。オシェイさん、彼女が選手として一人前になるまで現役を続けてくださいね~。

8位:ゴルベワ・ムーア(オーストラリア)
世界ジュニアで銀メダルを獲得したカップル。昨年も銀メダルで、今年は優勝するだろうと思われていたのに、大舞台でミスが出て、またもや銀メダル。ただ、実力がある2人だから、こうしてシニアの試合に出ても、あっさり8位入賞を果たしました。
女性がロシア人、男性がオーストラリア人という組み合わせのペアは、5年前にも世界ジュニアでメダルを取ったことがありました(その2人は金メダルでした)。ただ、そのペアは、シニアに移行して2年ほどで女性が自殺。なんともショックな出来事だったため、オーストラリアのペアを見ると、ついそのことを思い出してしまいます。どうかゴルベワ・ムーアはこれからも長く競技を続けてほしいです。どんどん活躍して、ショッキングな記憶を上書きしてほしい。

5位:チャン・ハウ(アメリカ)
四大陸選手権で2位だったカップル。そのときの演技に勢いを感じたので、世界選手権でもメダルを取るかもしれないと思っていました(なので、事前の順位予想で、私は彼らを3位と予想)。実際、SPはいい演技でしたよね。70.23点でPBを更新して5位。ただ、フリーはちょこちょこミスが出てしまい、勢いに乗れず。順位としては5位をキープしましたが、フリーだけだと8位。ちょっと残念でした。

4位:デュデク・デシャン(カナダ)
女性のデュデクさん、39歳! 6分間練習の選手紹介でもそのことが取り上げられ、「情熱に年齢制限はないのよ」という彼女の言葉が紹介されていました。お客さんたち、それを聞いて大きな拍手! カッコいいですねえ。演技も見事でした。SPはノーミスで72.81点。フリーはソロジャンプでミスが出たものの、127.16点でPBを更新し、総合順位は4位をキープしました。39歳でワールド4位ですよ~。素晴らしい!

3位:コンティ・マチー(イタリア)
ヨーロッパ選手権のチャンピオンのカップル。ただ、そのときの点数は195.13点で、それほど高得点ではなかったため、私としては、彼らはメダルに届かないんじゃないかと思ってました。しかし、失礼しました。今回の彼らは素晴らしかったです! SPもフリーも、会心の演技でPBを更新。特にフリーがお見事でした。ソロジャンプが若干乱れたものの、それ以降はどの技も次々に成功。うわ~、すごい! 演技が終わるやスタオベしましたよ~。このことについて、マチーさんが感激していたとニュースで知り(→「見て!すごくない!?」伊ペアが日本のスケートファンを絶賛!!)、スタオベした1人としてうれしく思いました。

2位:クニエリム・フレイジャー(アメリカ)
今回の世界選手権、ペアはクニエリム・フレイジャーとりくりゅうの一騎打ちになると見られていたし、実際にもそうなりました。ただ、この2人はディフェンディングチャンピオンであり、経験も豊富なので、りくりゅうにとってはライバルというより、越えなければいけない壁のような存在だったと思います。
SPはりくりゅうが先に滑り、パーフェクトな演技で高得点を出していたので、この2人の演技は落ち着いて見ることができました。仮に彼らもパーフェクトだったとしても僅差だろうし、うまく行けばりくりゅうのほうが上に行けると思ったので。結果はというと、ソロジャンプで男性が転倒してしまい、それが響きました。りくりゅう80.72点に対して、この2人は74.64点。思っていたよりも点差がつきました。
正直に書くと、SPのこの点差を見て、「よかった! りくりゅう、優勝できる!」と思いました。6点差は大きなアドバンテージに思えました。
ああ、しかし、現実はそう簡単ではなかったですね。翌日のフリーは、SP2位のクニエリム・フレイジャーが先に滑りましたが、なんと、142.84点という高得点! ソロジャンプで着氷が乱れながらも140点台を出してしまうとは。彼らにとってPBであり、りくりゅうのPB(その時点では141.04点)を上回る点数でした(…というようなことを観戦しながらスマホで素早く確認)。ああ~。こんな展開になってしまうとは。ごめんなさい、「よかった!」などと思った私が甘かったです。さあ、果たしてどうなってしまうのか。ハラハラしながら、りくりゅうの演技を見守ることになりました。

1位:三浦璃来・木原龍一(日本)
というわけで、りくりゅう。さっきも書いたように、SPは見事な演技でした。なんと、80.72点。まだ客席に点数が発表されていないのに、キスクラで飛び跳ねていたりくちゃん、かわいかったですね~。80点台って、北京オリンピックのときもメダルを取った3組しか出していない点数です。
しかし、フリーではクニエリム・フレイジャーが142.84点を出し、SPの貯金がどこまで生かせるかわからない状況になりました。ほんと、お祈りモードでの観戦でしたよ。せっかく会場にいるのに、見ているのが怖いぐらいでした。とにかくソロジャンプとスロージャンプを無事に乗り切って~! とお祈りしていましたが、ああ、やはり、ミスが出たのはそこでしたね。2つめのソロジャンプ、3Sのはずが、りくちゃんが2Sに。そして、2つめのスロージャンプでりくちゃん転倒…! うわーん、あともうちょっとだったのにいいいい~。(T_T) 演技が終わり、厳しい表情のりくちゃん。いや、まだどうなるかわからないし、最後まで頑張ったんだから、自分を責めないでね。
さあ、どうだろう。逃げ切れたような気もするけど、パンクと1コケによる失点は6点の差では埋められないような気もするし…。神さま、お願い! 場内アナウンスが流れ、フリーの点数は141.44点で2位。うわ~、逃げ切れたっ! …と、計算していたからすぐにわかったけど、りくちゃんはまだ厳しい表情。総合得点と順位が発表され、崩れる表情。涙、涙。うわーん、よかった~! 優勝おめでとう!! あの場にいたことで、選手と気持ちをひとつにして、あの瞬間の喜びを味わえたような気がします。本当に幸せなひとときでした。

by noma-igarashi | 2023-03-31 23:14 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(0)
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