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平成10年(1998年)の長野五輪の次は、平成14年(2002年)のソルトレークシティ五輪。前年には9.11もありました。そのため、ソルトレークシティ五輪は警備が厳しく、手荷物検査でタイツを紛失したサーシャ・コーエン選手が村主章枝選手から借りた(そしてそのまま返さなかった)なんていうエピソードも。
ソルトレークシティ五輪までの4年間、私が応援していたのは、男子選手ではエフゲニー・プルシェンコ選手。強かったし、いかにもロシアの男子選手という雰囲気が好きでした。何より、NHK杯によく出ていたから、演技を見る機会が多かったというのも大きいです。それから、アイスダンスのアニシナ・ペーゼラ組。彼らもNHK杯によく出ていました。アニシナ姐さんのカッコよさ、ペーゼラの麗しさにメロメロでした。 ただ、NHK杯で常勝していたこの2組(1人と1組)の明暗が分かれたのが、ソルトレークシティ五輪でもありました。どちらも、「宿命のライバル」とでもいうような存在がいましたよね。プルシェンコ選手に対しては、アレクセイ・ヤグディン選手。アニシナ・ペーゼラ組に対しては、ロバチェワ・アベルブフ組。 プルさんとヤグについては省略しますが(有名と思うので)、アニシナ・ペーゼラ組とロバチェワ・アベルブフ組がなぜに「宿命のライバル」かというと…。アニシナ・ペーゼラ組(①とします)、ロバチェワ・アベルブフ組(②とします)のうち、ジュニア時代は、アニシナ(①の女性)とアベルブフ(②の男性)がカップルを組んでいたんです。で、90年、92年と、世界ジュニアで二度も優勝。 ところが、アベルブフ(②の男性)がロバチェワ(②の女性)と恋に落ち、アニシナ(①の女性)とのカップルを解消。93年にロバチェワ(②の女性)と新たなカップルを結成してしまいます(2年後には結婚も)。 一方、パートナーを失ってしまったアニシナ(①の女性)は、フランス人のペーゼラ(②の男性)に手紙を書き、カップルを組むに至ります。フランス国籍も取得して、五輪にも出場(長野五輪にもアニシナ・ペーゼラ組として出場して、そのときは銅メダル)。ソルトレークシティ五輪では、アニシナ・ペーゼラ組が金メダル、ロバチェワ・アベルブフ組が銀メダル。どちらの演技も本当に素晴らしくて、なんともドラマチックな展開でした(ちなみに、こうしたエピソードは新聞の五輪特集みたいな記事で読みました。当時はそれぐらいしか情報源を持っていなかった・・・)。 さて、アイスダンスはアニシナ・ペーゼラ組が優勝して、私としてもすごくうれしかったのですが、その前に行われた男子の試合では…。プルシェンコ選手、SPの4回転でまさかの転倒。フリーで巻き返すも、まさかの銀メダル。この試合は本田武史選手も出場していて、プルさんがコケたこともあり、SPではなんと2位に! しかし、フリーでは若干のミスもあり、最終的には惜しくも4位。 ただ、タケシの4位を悔しいと思うより、当時はとにかくプルさんの2位がショックでショックで(すまん)。前にも書いたけど、当時は日本人がメダルを取れるなんて思ってもみなかったから、「ま、仕方ないよね」と受け止めていたところもあるですよね。 そんなわけで、プルさんの銀メダルが悔しくて、ショックで、残念で、早いとこ4年後にならないかな、次こそは金メダルを取ってほしいな、などと思っていました。しかし、4年後、フィギュアを取り巻く日本の状況は大きく変わっていました。 (続く)
by noma-igarashi
| 2019-04-30 16:07
| フィギュアスケート
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Comments(4)
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しょう
at 2019-06-19 16:23
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すみません。。前回のコメント見たら、ブログ本体より長くなってました。。。今度は短くまとめるようにします(といってもそれでも長いかもしれませんが)
ソルトレイクのヤグディンのwinterは今でも忘れられないですねー。最近ミーシャ・ジーがあのヤグディンステップを教えているのをインスタでアップしてるの見て、また見たくなりました。 私は長野の翌年に大人のフィギュアスケート教室に通い始めたので、今まではただ見てすごーいという感じだったのが、ジャンプの見分けもついて、ステップがどんなに難しいか分かるようになって、さらに興味深く見るようになりました。 スルツカヤが片足でダイアゴナルステップを端から端まで滑るのを見て、本当に感動ものでした。 本田君がSP2位発進でマスコミが騒いでましたが、私もこの時申し訳ないけど、プルシェンコがミスしたからだし、メダルはあまり期待してませんでした(ごめんなさい)。 女子も波乱の展開で、SP4位だったヒューズが逆転優勝という、ちょっとあの当時の採点システムがよく分かりませんでしたね。 ペアのジャッジの不正発覚でその後改正がありましたが、矢面に立たされたベレズナヤ・シハルリドゼ組が良い演技をしたのに可哀そうでした。 エキシビでサレーペルティエ組とダブルデススパイラルをした時どんな気持ちだったのかなと思いました。 アイスダンスは1位2位のカップルのことは本文に書かれてる通り興味深く見てましたが、3位のイタリアのカップルが男性の転倒で金メダルが絶望的になり、あの時の女性の怒り心頭な表情が忘れられません。怖っ!。 今は振付師として有名なシェーリーンボーン組も最後finishで転んでしまい、でもこちらはお互い笑いあっていたのが対照的でした。 短くしようと思ったのですが、結局長くなりました。すみません。。。
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noma-igarashi at 2019-06-21 23:51
こちらにもコメントありがとうございます!
ソルトレークシティ五輪のアイスダンス、転倒して3位になったイタリアのカップルはフーザルポリ・マルガリオ組ですね。女性のバルバラ・フーザルポリは、現在、ギニャール・ファブリ組のコーチをしていますよね。 ソルトレークシティでは1位、2位が素晴らしかったから、バルバラさんたちは転倒していなくても3位だったじゃないかと思いますが、本人としてはやはり悔しかったのでしょう。4年後、リベンジを果たすべく、自国開催のトリノ五輪に出場。コンパルソリーダンスでは首位だったのに、なんと、オリジナルダンスで男性のマルガリオがまたも転倒。バルバラさん、ものすごい形相でマルガリオをにらんでましたっけ。コワいコワい。( ̄▽ ̄;) 確か、このブログでも話題にしたなと思って、探してきました。コチラです。 https://nomaiga.exblog.jp/2801273/ 読み直してみて思い出しました。このときは、やはりメダル候補だったカナダのデュブレイユ・ローゾン組も転倒したんでしたね(転倒というか、リフトのミスで女性が飛んでいってしまったというか)。そのデュブレイユ・ローゾン組は、現在、パパダキス・シゼロン組のコーチ。うーん。なんだかしみじみしてしまいます。
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yoshi
at 2019-06-23 00:18
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このイタリアカップルの転倒からの睨み合いは、たまに見たくなるのでマイリス登録しています。
確かこの時転ばなかったのはナフコスとベルアゴぐらいだったように記憶しています。結果的には彼らが金、銀でしたね。 他にもデンスタ、デロション、チャイサフ等々、ほんとに魅力的なダンスカップルがこの頃は多かったですね。
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noma-igarashi at 2019-06-23 12:00
こんにちは!
なんと、フーザルポリ・マルガリオのトリノ五輪の演技、今もご覧になっているんですね。 私も見たくなってきて、YouTubeで探してしまいました。ありました~。というか、「Fusar-Poli Margaglio」で検索したら、真っ先にこれが出てきたという。(;^_^A https://www.youtube.com/watch?v=kY08tShyvAo ああ、そうでした、そうでした。こういう転倒の仕方でした。演技終了間際のリフトだったんですよね。 コワいバルバラさんだけじゃ申し訳ないなので、彼らの素晴らしい演技も探してきました。代々木で開催された2001年のファイナルのFDで、NHKで放送された動画がありました。「ロミオとジュリエット」のことを実況アナが「事故で死んだカップル、云々」と紹介するのがいまだに謎ですが。 https://www.youtube.com/watch?v=wqDjPqAw__g そうそう、このころは2月にファイナルを開催していたんでしたよね。友だちから誘われたのに、別のことで忙しくてパスしたのを思い出しました。もったいないことをしました。解説は五十嵐さん。懐かしい~。というか、ファイナルのアイスダンスをちゃんと放送していたんですよねえ(遠い目)。
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