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5月中に読んだ本(または「言葉」について思うこと)

魚は海の中で眠れるが鳥は空の中では眠れない

保坂 和志/筑摩書房

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『魚は海の中で眠れるが鳥は空の中では眠れない』保坂和志 評価:★★★
《こいつ、何言ってんだ?》と思われかねない、寝言や戯言のような言葉で、どこまでも考える。死と生の意味にまっすぐ逃げずに向き合った、小説魂あふれるエッセイ集!

エッセイ集です。小説のことや飼い猫のこと(主に闘病記)、1人だけ私立中学に進学したためにずーっと疎遠になっていた地元の幼馴染たちと再会した話、震災直後はそれについての話などが、この作者らしい視点や文体で綴られています。読みながら、思わず泣けてきそうになってしまいました。いや、別に内容がすごく感動的だったからというわけではなくて(もちろん興味深く読みましたが)、日本語が日本語としてちゃんと伝わってくることがうれしくて、そのことに改めて感動したのでした。

というのも(うまく説明できるかな)、これを読んでいた時期は、国会のことがニュースになる日が多く、安倍総理の使う日本語に辟易とするばかりだったので。嘘ばかりつく、すぐにごまかす、聞かれたことにちゃんと答えず、ずらしたことを延々としゃべり続ける。特にイライラするのが、論点をずらした話を長々とする話し方です。あの人がどれだけこの話し方を多用しているか、先日、党首討論があったときの発言内容を調べた人がいます(こちら)。

それによると、立憲民主党の枝野代表の質問に答えた際、枝野代表の質問に対して、安倍総理が直接の回答を口した時間は答弁全体のわずか4%(書き起こし換算で150字)。あとは、質問と全く関係のない内容をだらだら話した時間が34%(同1256字)、回答者でありながらなぜか質問内容を解説した時間が41%(同1479字)、不要な言葉・意味不明の言葉を発した時間が21%(同757字)だったとか。本当にげんなりしてしまいます。

このときの党首討論だけでなく、あの人はいつもこんな感じですよね。日本語が日本語として機能していない。安倍総理のやることなすこと、私は全く評価しないですが、日本語をめちゃくちゃにしたというのもその1つです。美しい日本語を返してほしい。日本語に限らず、言葉というのはお互いにわかり合うためにあるものだと思います。

そんなことにうんざりしていた中でこのエッセイ集を読んだため、本当に明るい気持ちになりました。共感できることには「うんうん!」とうなずき、よくわからないことは考えてみようという気持ちになり、言葉を介して想像力が膨らんだり、新たな発見をしたり、言葉から何か大切な贈り物を受け取ったような気持ちを味わいながらこの本を読みました。言葉って素晴らしい、改めてそう実感しました。

ストロベリーライフ

荻原 浩/毎日新聞出版

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『ストロベリーライフ』荻原 浩 評価:★★
農業なんてかっこ悪い。と思っていたはずだった。イチゴ農家を継げと迫る母親。猛反対の妻。志半ばのデザイナーの仕事はどうする!? 夢を諦めるか。実家を捨てるか。恵介36歳、いま、人生の岐路に立つ!

先月はとても面白く読んだ荻原浩作品ですが、本作は小説としてのつくり込みがちょっと足りなかったかな。主人公もその妻も、理屈で考えてからでないと共感できなかったというか、読みながらすーっと入り込き、登場人物1人1人に気持ちが同化していく…というふうにはならなかったです。

不時着する流星たち

小川 洋子/KADOKAWA

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『不時着する流星たち』小川 洋子 評価:★★ 
ヘンリー・ダーガー、グレン・グールド、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー…世界のはしっこでそっと異彩を放つ人々をモチーフに、その記憶、手触り、痕跡を結晶化した珠玉の十篇。現実と虚構がひとつらなりの世界に溶け合うとき、めくるめく豊饒な物語世界が出現する―たくらみに満ちた不朽の世界文学の誕生!

最果てアーケード

小川 洋子/講談社

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『最果てアーケード』小川 洋子 評価:★★ 
ここは、世界でいちばん小さなアーケード―。愛するものを失った人々が、想い出を買いにくる。小川洋子が贈る、切なくも美しい記憶のかけらの物語。

小川洋子の短編集を2冊読みました。どちらも、いいなと思う作品と、それほどでもない作品とが混じっていました。
                                             
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by noma-igarashi | 2018-06-16 09:45 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)
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