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『貴婦人Aの蘇生』小川洋子 評価:★★ (あらすじ)北極グマの剥製に顔をつっこんで絶命した伯父。法律書の生き埋めになって冷たくなっていた父。そして、死んだ動物たちに夜ごと刺繍をほどこす伯母。この謎の貴婦人は、はたしてロマノフ王朝の最後の生き残りなのか? 面白かったです。面白かったですが、この作者の作品で、しばらく前に読んで素晴らしくよかった『人質の朗読会』との比較で、評価は★★にとどめました。主人公の叔母である謎の貴婦人よりも、私としては、主人公の恋人である強迫観念症の青年のことが気になって…。読んでいてつらかったです。
『怒り(上下)』吉田修一 評価:★★ (あらすじ)八王子の郊外に暮らす若い夫婦が自宅で惨殺され、目撃情報から精緻なモンタージュ写真が作られる。犯人は山神一也、27歳。すぐに全国に指名手配されるも手がかりがないまま1年が過ぎた夏、房総の港町で働く親子、東京の大企業に勤めるゲイの青年、沖縄の離島で母と暮らす少女の前に、身元不詳の男が現れる。当初は訝られながらも、男はほどなく受けいれられていくのだが、警察が整形手術後の山神の写真をテレビ番組で公表したあたりから状況は慌ただしくなる。この男は殺人犯ではないかとの疑念が3者それぞれに湧きあがる。 これも面白かったですが、これまた、同じ作者の他の作品との比較で、評価は★★としました。あらすじのところに出てくる愛子、優馬、泉の3人に対して、「ああ、わかる~!」というほどには感情移入しきれなかったので。特に愛子。私にはちょっと理解できなかったです。
『りかさん』梨木香歩 評価:★★ (あらすじ)リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。こんなはずじゃ。でも、この人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。りかさんに導かれたようこが、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れる。 あらすじに書かれている出だしの部分、主人公のようこは「リカちゃん人形」がほしかったのに、おばあちゃんからもらったのは「りか」という名前の市松人形だった――という設定は大ウケしたのですが、そこから始まる話(そっちが本筋なんだけど…)は、私としては、のめり込むほどではなく、これまた評価は★★としました。 『カラフル』森絵都 評価:★★ (あらすじ)死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」。そうして、ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」というのだそうだ)前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった。 もしかして初めて読む作者かしらん。梨木香歩とか湯本香樹実とか、その手の名前の作者の区別がちゃんとついていなくて、自信がないですが、文体とか話の展開とかからすると、多分、初めてだと思われます。面白い設定の話でした。途中、その面白さだけでは引っ張っていけなくなりそうな不安も感じつつ、最後まで興味をつなぎなら読むことができました。
by noma-igarashi
| 2018-04-15 12:14
| 映画・TV・本など
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