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これも世界選手権が終わったら書こうと思っていた話題です。世界選手権の前日、たまたま時間が空いたので、映画「ワンチャンス」を見てきました。イギリスの人気オーディション番組で優勝し、一躍、世界的に有名な歌手となったポール・ポッツの半生を描いた作品。公式サイトはこちら。
のっけからモーツァルトの曲が流れて、テンション上がりました~。例の、映画「アマデウス」で有名な曲だったと思います。作中の歌はポール・ポッツによる吹き替えで、「星は光りぬ」「衣装をつけろ」「誰も寝てはならぬ」などがストーリーの流れの中で歌われました。(曲名リストはこちら)。ただ、エンドロールのとき、オペラとは何の関係もない曲が流れたのは「なんで?」と思ってしまった。最後もオペラ(もしくはクラシックの曲)で締めてほしかった。 ポール・ボッツの歌唱力については、このぐらい歌える人はほかにも大勢いるんじゃないかなと思いましたが、そういう中で有名になるためには、多分、歌唱力以外のプラスアルファが必要になってくるわけで、オーディション番組で優勝したこと、一見冴えない人物が実はすごく歌がうまかった! というオーディション番組向きの要素があったことが彼の場合はプラスに働いたということなのでしょう。めでたし、めでたしで終わる成功物語なので、楽しく見られる映画でした。
ポール・ボッツと奥さんの恋愛もほほえましいですが、私としては、ポール・ボッツの上司(?)である携帯電話ショップの店長とその恋人カップルにウケました。あれは映画用につくられたキャラなのするのかしら。この映画には「ラ・ボエーム」の中で歌われる「冷たい手を」も出てくるのですが、ボッツと奥さんがロドルフォとミミだとしたら(べつだん悲しい結末を迎えるわけではないですが…。要は主役のカップルということ)、店長とその恋人はさしずめマルチェッロとムゼッタかも? かなりぶっ飛んだマルチェッロとムゼッタではありますが、役どころとしてはそういう感じ。あくまでも脇役なので、特に恋人のほうはほとんど出てきませんが、それだけに、もうちょっとあの二人のエピソードも見てみたかったなと思いました。
by noma-igarashi
| 2014-04-10 08:12
| 映画・TV・本など
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