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「魔笛」のDVDでドイツの歴史をおさらい

「魔笛」のDVDでドイツの歴史をおさらい_e0073856_1712917.pngここ、本来はオペラのブログなので、たまにはオペラのことを書いてみたいと思います。昨夜は、この「魔笛」のDVDを見ました。ベルリン国立歌劇場の東京公演を収録したものです。公演は1980年ですが、DVDが発売されたのはずっと後で、2010年。去年買って、出だしと夜の女王のアリアだけつまみ食いして放置していたので、昨日はちゃんと通して見ました。

NHKがテレビで放送したものをそのままDVDにしたものらしく、序曲のときに出演者の名前がでかでかと表示されるのですが、タミーノを演じるペーター・シュライヤーのほかは、あまり名前を聞いたことのない歌手たち。有名な歌劇場の来日公演なのに、わりと地味な出演者なんだな、と思いながら、流れていくキャストの名前を見ているうちに、それがどうやらドイツ人ばかりらしいことに気がつきました。

そっか。1980年の公演というと、まだ東ドイツの時代。それで、出演者を自国の歌手で固めていたのでしょうね。ライナーノートを見てみると、冒頭にこう書いてありました。「ここに収録されている1980年3月12日の「魔笛」の映像は、旧東ドイツ時代のベルリン国立歌劇場が初来日した初日の上演である」。



「魔笛」のDVDでドイツの歴史をおさらい_e0073856_1716244.pngそういえば、わが家にはもう1枚、東ドイツの歌劇場の「魔笛」がありました。ライプツィヒ歌劇場の舞台で、1976年の収録。超有名な歌劇場というわけではないので、出演者が誰かということはあまり意識していなかったのですが、そちらも確認してみましたところ、いずれもドイツ人とおぼしき名前ばかり。やはり自国の歌手で固めた出演者なのでしょう。

一方、西ドイツの「魔笛」も持っていましたっけ。「魔笛」といえば、これ。バイエルン国立歌劇場の「魔笛」です。この歌劇場の所在地はミュンヘン。これまで、ドイツの歌劇場だとは理解していても、西ドイツの歌劇場だったということは全然意識していなかったですが。この舞台は1983年の収録で、夜の女王がエディタ・グルベローヴァ、タミーノがフランシスコ・アライサ、パミーナがルチア・ポップ。見事に外国の歌手が勢揃いしていますね。クルト・モルなどドイツ人の歌手も出演していますが、出身地を見ると、みんな西ドイツの歌手のようです。「魔笛」のDVDでドイツの歴史をおさらい_e0073856_1713444.png

なるほどなあ…。私はオペラを熱心に見るようになったのがわりと最近というか、ちょうど今世紀になった頃からなので、こうした事情には無頓着でした。

この機に、これまで見に行ったオペラの公演を確認してみたところ、旧東ドイツの歌劇場としては前述のベルリン国立歌劇場、それからドレスデン国立歌劇場の公演に行っていました。ベルリン国立歌劇場が2007年の「トリスタンとイゾルデ」、ドレスデン国立歌劇場が同年の「ばらの騎士」です。さすがに今では各国の歌手が出演していました。
by noma-igarashi | 2013-05-19 17:20 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)
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