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フェニーチェ歌劇場「特別コンサート」

フェニーチェ歌劇場「特別コンサート」_e0073856_11244542.pngフェニーチェ歌劇場「特別コンサート」 公式サイト
2013年4月18日(木) 19:00開演
東京文化会館 3階L2列0番台


ヴェルディ「リゴレット」より
前奏曲
第1幕 二重唱「愛は心の太陽だ」ジルダ、マントヴァ公
第1幕 アリア「慕わしき御名」ジルダ
第1幕 合唱「静かに、静かに」
第2幕 アリア「彼女の涙が見えるようだ」マントヴァ公
第2幕 合唱「殿、殿!」「何だ?」
第2幕 カバレッタ「強い愛の力が私に命ずる」マントヴァ公、合唱
第3幕 カンツォーネ「女心の唄」マントヴァ公
第3幕 四重唱「いつかおまえに会ったような気がする」ジルダ、マッダレーナ、マントヴァ公、リゴレット

ヴェルディ「椿姫」第2幕
シェーナとアルフレードのアリア「燃える想いを」
シェーナとヴィオレッタとジェルモンの二重唱「天使のように清らかな娘」
ヴィオレッタのシェーナとジェルモンのアリア「プロヴァンスの海と陸」
第2幕フィナーレ



フェニーチェ歌劇場の日本公演、まずはコンサートに行ってきました。木曜日はコンサート、金曜日はオペラ「オテロ」――というところまでは、チケットを取った段階から把握していたのだけれど、「はて? コンサートの演目は何だっけ?」と、当日、会場に入ってから思いました。先週は国別対抗を見に行ったり、国別対抗を見に行くためにほかの予定がバタバタになって、ちゃんと確認している余裕がなかったのでした。

そこで、隣の席でパンフレットを見ていた相方ジョルジュ(仮名、日本人)に聞いてみました。
私「今日の演目って、何だっけ?」
ジ「これだよ、ほら」
と見せられたのが、ガラコンサートのページ。「蝶々夫人」に、「ナブッコ」に、「トゥーランドット」に…。
私「ふうん。いろいろやるんだね」

とまあ、いったんはそれで納得したのだけど、そのままパンフレットを見せてもらっているうちに、特別コンサートというのもあるのに気づき、それを見ているうちに何か引っかかるものがあり、カバンにしまっていたチケットを確認。すると、そこには「特別コンサート」と書いてあるじゃありませんか。
違うじゃーん! ガラコンサートじゃないじゃない~!
私「特別コンサートだよ。ほら」
ジ「あ、ほんとだ」

何ともトホホな私たち。(^^;;; 特別コンサートの演目は、上記のとおり、第1部が「リゴレット」の抜粋、第2部が「椿姫」の抜粋でした。始まる前に気がついてよかった~。演奏が始まったとたんに「え?」と思ったら、そっちに気を取られて、演奏を楽しむどころじゃなくなってしまいかねないもん。

第1部の「リゴレット」は、マントヴァ公爵とジルダの歌が中心で、リゴレットはごくわずか。タイトルロールなのに出番が少ないんだなと思っていたら、リゴレットを歌った歌手は「椿姫」のほうで出番がたくさんありました。つまり、
テノール(シャルヴァ・ムケリア)=マントヴァ公爵、アルフレード
ソプラノ(エカテリーナ・バカノワ)=ジルダ、ヴィオレッタ
バリトン(ジュリアン・キム)=リゴレット、ジェルモン

という担当だったわけですね。

「リゴレット」のほうはだいぶ端折られていた…というか、いくつかの歌だけを抜粋したという感じでしたが、「椿姫」は第2幕をほぼ丸ごと上演したんじゃないかな? なので、ストーリーに沿って、登場人物に感情移入しながらの鑑賞ができました。ヴィオレッタもアルフレードもよかったですが、個人的にはジェルモンを歌ったジュリアン・キムが気に入りました。パパ役なのに、どう見てもアルフレードより若いので、そこだけはネックでしたが、慣れたらそれもさほど気にならず。「プロヴァンスの海と陸」など、聴きごたえがありました。

第2幕の前半はヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモンの3人がたっぷり歌を聞かせてくれるのに対して、後半はパーティの場面なので、見て楽しむ部分が多い作り。今回は演奏会形式なので、闘牛士やらジプシーやらの踊りを楽しむことはできませんでしたが、オケが舞台上にいることで、演奏の様子を見ることができました。闘牛士たちが歌う場面で、「あれって楽器?」と思うような楽器を使ってましたよ。長い棒を2本、交互に床に打ちつけて音を出していました。ああいうものにもちゃんと名前があるんでしょうかね?

「椿姫」の第2幕は、演奏が盛り上がった状態で終わるので、第3幕に続かない物足りなさはなかったです。ただ、いっそ「リゴレット」なしで、「椿姫」全編を演奏会形式で上演するというのでもよかったのにな、と思いました。序曲も聴きたかったし。

アンコールは予想通り、「乾杯の歌」。ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモンにアンニーナ役の歌手も加わり、おおいに盛り上がりました。「もっと聴いていたいな」と思うぐらいで終わるのが一番いいんだろうなと思いつつも、もっと聴いていたかったです。
by noma-igarashi | 2013-04-20 11:29 | オペラ・音楽 | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from オペラの夜 at 2013-05-12 15:22
タイトル : ヴェルディ「リゴレット&椿姫」
<ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場特別コンサート/演奏会形式> 2013年4月13日(土)14:30/フェスティバルホール 指揮/チョン・ミョンフン テアトロ・ラ・フェニーチェ管弦楽団 テアトロ・ラ・フェニーチェ合唱団 ジルダ&ヴィオレッタ/エカテリーナ・バカノワ マ...... more
Commented by Pilgrim at 2013-04-20 13:25 x
 こんにちは。オテロも楽しまれたようで、お疲れ様でした。

 こちら大阪はフェスティバルホールのこけら落としで、フェニーチェ座公演の
三連荘を、僕は全部観てしまいました。お目当てはチョン・ミョンフンただ一人です。
でも、仰る通りジュリアン・キムは素晴らしかった。声だけを云えばガッロを上回る実力者と
思います。韓国人歌手には大根役者が多いので、その辺は分かりませんけどね。
Commented by NOMA-IGA at 2013-04-21 00:18 x
こんにちは、ご無沙汰しています。
スカラ座の公演、3つとも行かれたのですね。うらやましい!
公演レポ、ブログに書かれるでしょうか? Pilgrimさんの感想、ぜひ読みたいです。ブログ、ちょくちょく覗かせていただきますね(と、暗にリクエストしてみる)。

オペラ歌手の演技力というのは、けっこう大事なポイントですよね。演奏会形式ならば歌だけでOKでも、実際のオペラとなると、やはり演技力にも期待したいです。
演奏会形式で聴いた歌手を、その後、オペラでも聴く確率は、私の場合は3割程度かな。今回のパパ7・ジェルモンとも、いい形で再会したいものです。
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