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2004年10月13日 「フィガロの結婚」 ウィーン国立歌劇場
NHKホール 2階C10列22番 この公演は平日でした。仕事を30分ほど早めに切り上げ、原宿からNHKホールへ。有名な歌劇場が来日する場合、東京では東京文化会館とNHKホールの2本立てというケースが多いですが、もう少し雰囲気があって、オペラにふさわしい設備を備えたホールがあるといいですね(行ったことはないですけど、びわ湖ホールみたいな)。 「フィガロの結婚」は、アルマヴィーバ伯爵のお屋敷で繰り広げられるドラマですから、壮大で絢爛豪華な書割などは期待できないわけですが、シックな中に伯爵邸の贅沢さが感じられる舞台美術でした。たとえば伯爵の執務室(というのかな。左側の写真)には、猟銃のコレクションが飾られていたり、伯爵夫人の寝室(右側の写真)は窓がとても広くて、レースのカーテンを通して差し込んでくる光が美しく表現されていたり。 1年経ってみて、映像としていちばん強く印象に残っているのは、伯爵夫人がこの寝室で歌うシーンです。伯爵夫人を演じたのはソイレ・イソコスキ。どれぐらい有名な歌手なのか、実感としてよくわかっていないのですが、なんだかとても風格が感じられました。というか、ウィーン国立歌劇場のオペラの風格、といったほうがいいかもしれません。歌だけではなくて、その場面の舞台装置なども含めて、動かし難い雰囲気を感じました。 この伯爵夫人の歌の直後に、ケルビーノが「恋とはどんなものかしら」を歌うわけですが、ケルビーノのを演じたのはアンゲリカ・キルヒシュラーガー。この人は「ドン・ジョヴァンニ」のツェルリーナも演じていました。大活躍。個人的には、ケルビーノよりツェルリーナのほうが印象に残っていますが、役柄として、ツェルリーナのほうが登場する機会が多いからということもあるかもしれません。 舞台装置の話とも重なりますけれど、「フィガロの結婚」は、いろいろと事件は起こるにしても、いわば日常の(それもある1日の)お話に過ぎません。主要登場人物が次々に死んでしまうような、ドラマチックでお話ではないので、よりいっそう歌手の力量があらわになるのだろうなと思いました。こういうオペラは、下手なところで観ないほうがよさそうな。 気がついたら、「ドン・ジョヴァンニ」も「フィガロの結婚」も、小澤の指揮について全然ふれていないですが、それについては、くわしい人がすでにたくさん書かれていることと思いますので。 2公演、決して安くはなかったですけれど、それだけのことはありました。とても楽しかったです。
by noma-igarashi
| 2005-10-18 22:32
| オペラ・音楽
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