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東京フィルハーモニー交響楽団「ウィリアム・テル」

東京フィルハーモニー交響楽団「ウィリアム・テル」_e0073856_23272225.jpg東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会「ウィリアム・テル」ハイライト 公式サイト

2010年3月7日(日)15:00開演
オーチャードホール 1階37列10番台
指揮:アルベルト・ゼッダ Alberto Zedda
マティルド:イアーノ・タマー Iano Tamar
アルノール:シー・イージェ Shi Yijie
ギョーム・テル:牧野 正人 Masato Makino
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団




序曲はあんなに有名なのに、なかなか実演を見る機会のない「ウィリアム・テル」。おまけに、DVDを1枚持ってはいるものの、日本語字幕が付いていないため、最後まで見たことがありません。おかげで、ストーリーもきちんと把握しておらず、ずーっと、なんだか悔しいなと思っていました。そんなわけで、今回の公演を知ったとき、「これ、行く!」と即決。コンサート形式でも、ハイライト上演でも、日本語字幕付きで鑑賞できれば、飛躍的に理解が深まるでしょう。

「ウィリアム・テル」はロッシーニの作曲なので、イタリア語のオペラだと思っていたところ(手持ちのDVDはイタリア語です)、思いがけずフランス語での上演でした。当日もらったパンフレットによると、指揮者ゼッダの言葉として「『テル』はこのオペラが執筆された言語であるフランス語で上演されるべきだ。なぜなら、『ギョーム・テル』はフランス人の詩人らによって書かれたリブレットをもとに、ロッシーニがパリで作曲したフランス・オペラであるからだ」云々という説明がされていました。そうでしたか。もともとフランス語で作曲されていたとは知りませんでした。

そんなわけで、たまに聴き取れる部分があると、「ああ、フランス語だなあ…」と思いながら鑑賞。ただ、ハイライト上演でかなり端折られていたため、前半(第1幕・第2幕)はテルとアルノールの関係がよくわからず、親子かしら、と思ったりしてしまいました。テルに息子がいるのは、オペラの筋書きを知らずとも有名なので。休憩時間にパンフレットを読み直して見たところ、違いました。アルノールは村の長老の息子という役どころ。テルの息子は、メゾソプラノが演じるズボン役らしいですが、今回は出演していませんでした。

「ウィリアム・テル」には本来、主要な登場人物が7人いるようですが、今回の出演者は3人だけ。テルとアルノールのほかには、身分が違いながらもアルノールと愛し合うハプスブルク家の王女マティルド。この役は、当初予定されていたソプラノが急病で降板して、代役だったのですが、「なんか聞いたことのある名前だな~」と思っていたところ、昨年暮れ、新国の「トスカ」に出演していた歌手でした。

3人の出演者はいずれもよかったと思います。ただ、今回の上演では、アルノールとマティルドの恋がメインになっていたため、タイトルロールのわりには、テルの出番が少なかったかもしれません。いちばんの見せ場と思われるリンゴを射るシーンも、息子が登場しないから、どうしても臨場感に欠ける面があったし。その後のシーンの、アルノールの歌のほうが盛り上がったかもしれません。

合唱は新国立劇場合唱団、演奏も東フィルだったわけだから、そのうち新国で「ウィリアム・テル」が上演されるといいなと思いました。帰宅後、手持ちのDVDを1幕だけ見てみたところ、やはり格段にわかりやすかったです。時間があるとき、最後まで見てみようと思います。

(おまけ)
しかし、序曲はあれですね。オペラが始まる前に聴くより、コンサートのアンコールなどで有名なあの部分だけを聴くほうが、ずっと盛り上がるような気がしました。

by noma-igarashi | 2010-03-10 23:27 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)
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