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昨日の深夜に放送のあった四大陸選手権(男子フリーほか)、録画しておいたものをさっき見たところ、予想以上に見ごたえがありました。カナダのCBCでも映像を見られますが、テレビ画面のほうが大きいし、動きもスムーズだし、やはり迫力がありますね。選手のチョイスもなかなかよかったです(中村、南里、ブラッドリー、リッポン、町田、ソン、ムロズ、レイノルズの8選手)。
さらに、オンラインリザルトの追っかけでは今ひとつピンとこなかったのですが、試合そのものも盛り上がる展開だったんですね~! 第3グループの選手が素晴らしい演技をして、高得点をマーク。最終グループの選手たちがそれを上回れるかどうかという展開。最終グループの選手もいい演技をしたのに、わずかなミスが命取りになり、第3グループで上位に立った2人をどうしても抜けないというサバイバルな試合内容。いやはや。メダルを競い合ったのが若手中心だったことも、フレッシュで刺激的でした。 以下、放送のあった8選手について、演技内容(というか放送内容)をレポしてみます。実況は西岡アナ(青字)、解説は八木沼純子さん(赤字)でした。 中村健人(日本) 15位 波が大きく、まだまだ出来が不安定な健人君。SPはジャンプで2つの転倒があったそうです。フリーも最初の3Aで転倒したほか、2回転になってしまったジャンプが2つ。ただ、「中村の武器はこの表現力です」と西岡アナ。わかってらっしゃる。近ごろ、妙にポエム化が進んでいるようで心配な西岡アナですが、フジテレビで男子の実況というとこの人ですから、選手のことをわかって言っている、という安心感はありますね。健人のこのプログラムは、ステップはもちろん、ジャンプとジャンプをつなぐちょっとした動きが決まっていて、ほんとにカッコいいです。私としては、ランビの「ポエタ」より好きかも。来季はもう少し安定するといいですね 南里康晴(日本) 12位 CBCの映像を見たときもそうでしたが、フジの映像でも、スピンで選手が分身の術!(スピンをしている姿が大小2つ映るのです)。南里選手のスピンでこの映像になったとき、すかさず西岡アナが「韓国SBSの国際映像を使用しています」と言うので笑えました。「カメラワークが悪い」とか、視聴者から苦情が来たりするのかな。3Aで着氷が乱れたほか、ダブルになったり、着氷が乱れたりというミスが少しずつ。でも、頑張りました。ダイスケのように大々的に報道されるわけじゃないから、どうしても実感しにくいところがありますが、彼もケガに苦しみ、大変なシーズンだったと思います。演技直後にコーチの姿が映ったところ、涙ぐんでおられるようでした。「コーチの姿がすべてを物語っているような、そんな南里の奮闘です」「得点以上によく頑張りました」 ライアン・ブラッドリー(アメリカ) 5位 全米選手権で2回の4Tを決めたのが記憶に新しい経営者君。なんと、この試合でもやってくれました! まず単独の4Tに成功、続く4T-2TのコンボもOK! すごいです~。大技に加え、コミカルな振付の散りばめられたプログラムに、会場もおおいに盛り上がりました。目についたミスとしては、惜しくも2回転になってしまったジャンプが1つあったぐらい。この時点では、その程度のミスがメダル争いに大きく影響しようとは思ってもみませんでした。五輪代表がほとんどいない試合で4Tを2回決めて、メダルに手が届かないなんて! でも、3Aなしで彼を上回った選手2人は、それだけの演技を見せてくれました。 アダム・リッポン(アメリカ) 1位 さあ、4回転なしで優勝したのはこの人、アダム君です。キム・ヨナ選手とコーチが同じということもあり、韓国でも大人気。でも、この日の歓声は、知名度が高いとか人気があるとかという以上に、演技内容そのものが素晴らしかったからでしょう。最初の3-3に始まり、跳ぶジャンプ跳ぶジャンプ、次々ときれいに決めていきました。後半に突入する直前に、「ここまで完璧な演技です!」と西岡アナ。後半に入れている2つめの3Aも成功。単独3Lzでは片腕のタノ、3Lzから始まる3連続ジャンプでは両腕のタノ。すごいすごい、ジャンプはすべて成功、パーフェクトです! 演技が終わるや、本人も喜び爆発。飛び跳ねながらガッツポーズをしていました。PBを10点ほど更新し、トップに立ちました! 町田樹(日本) 2位 演技の前に、簡単な紹介VTRが流れました。なるほど、日本人でメダリストとなると、こういうオプションがつくわけですね。適度な長さだったし、やはり知名度はまだ高くないから、このVTRは悪くなかったと思います。さて、ブラッドリーが4回転を2回決めたかと思うと、続くリッポンが4回転なしでそれを上回る得点。プレッシャーのかかる滑走順でしたが、町田君、さらに会場を盛り上げるような演技を見せてくれました。最初の3A-3T、高い高い! 2Aも大きい。次のも3Lzも豪快。いいぞ~。ジャンプ以外でも、ひとつひとつの動きがしっかりしていて、小柄な体型のハンデを十分に補っていました。「練習のときより動きがいいですね」と八木沼さん。勢いがあり、豪快だけれど、滑らかでもある。そんな演技だったと思います。後半の3A、「これが決まると大きいですよ!」(3A成功!) 「降りた!」 最後のジャンプも決め、パーフェクトな内容でフィニッシュ。コーチも盛大に拍手を送っていました。いやあ、素晴らしかったです。 町田選手インタビュー 「先の人たちがみんな素晴らしい演技をしていたので、プレッシャーでしたけど、自己ベストが出せてうれしい。次につながる演技になったと思う」 ナン・ソン(中国) 6位 JGPファイナルで羽生選手と優勝を争ったナン・ソン選手、シニア初参戦ですね。年齢的に考えて、来季はシニアに移行する可能性が高そうなので、その準備という意味での出場かと思っていたら、欠場した選手の代理だったそうです。ファイナルでは羽生選手の滑りが好きだと言ってくれたそうだし、昭和の二枚目ふうのルックスだし(今どきのイケメンじゃなくて、一昔前の正統派の二枚目という感じ)、豪快なジャンプを跳ぶ選手だし、注目度が高いです。今回も、なかなかいい演技だったんですよ。最初の3Aは、空中で軸が曲がりながらも着氷しちゃうし、3連続コンボも見事だったし。唯一のミスは、2回転になってしまったジャンプが1つあったこと。それだけなんですよね。それだけだったのに、勝てませんでした。キビシイ~。 ブランドン・ムロズ(アメリカ) 4位 モリゾー君ことムロズ選手も、悪い演技ではありませんでした。出だしの大技で、ちょっとずつミスが出たのが響いた感じです。最初の4回転で手をつき、3Aは着氷乱れ。それ以降は見ごたえのある演技を披露してくれました。特に3-3コンボは迫力十分! ただ、ミスがいくつかあったし、本人としても手ごたえがイマイチだったのか、演技が終わって首をかしげるポーズ。ここで、客席の町田選手が映りました。隅のほうで立って見ていました。厳しい表情です。「これは町田と非常に微妙な勝負。しかし、町田が上でしょうか」と西岡アナ。モリゾー君の得点が出て、町田君のメダルが確定。近くの席にいたコーチと握手を交わしていました。 ケビン・レイノルズ(カナダ)3位 さあ、いよいよ最終滑走者、SPダントツ1位のそばかす王子ことレイノルズ登場です。「第3グループで滑った選手たちを、ここまで最終グループの選手が超えることができませんでした」 そうなんですよね~。残念ながら放送されなかったですが、第3グループではソーヤー選手もいい演技をしたとか。町田君の言っていた「先に滑った人たちがいい演技をしたので~」というのは、直前に滑ったソーヤー選手のことも含めての言葉だったんですね。そばかす王子の演技については、カナダの国内選手権の映像を見たばかりでした。そのときはSPのミスが響いて3位になり、五輪代表の座を逃してしまいました。今回、SPはダントツのトップでしたが、逃げ切れるかどうか。普通は10点も差がついていれば安全なんですが、彼はまだまだ演技が安定しないので、どうなるか。4回転王子らしく、いきなり4Sから入りました。おお、成功! 続く4Tはやや乱れましたが、大きな減点にはならないでしょう。3A-3Tも素晴らしい! いったいどこで失敗を…? 思っていたら、ああ~、2つめの3Aで転倒です。3Lzもパンクして2Lzに。さらに、もう1つジャンプで転倒。これは痛い! 「疲れてきたようにも見えます」 「首位のリードを守れたか? 最後までわかりません」 結局、DGを取られたジャンプもあったようで、得点が伸びませんでした。レイノルズ、3位という結果になりました。
by noma-igarashi
| 2010-02-02 01:12
| フィギュアスケート
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