111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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タグ:ニーベルングの指環 ( 13 ) タグの人気記事

今年、見に行きたいオペラの公演

全米観戦に忙しい週末ですが、感想はフリーが終わってからにしたいので、ひとまず今回はオペラの話題を。今年、見に行きたいと思っているオペラの公演をメモがてらまとめました(「まとめた」というほどの数じゃないですけどね)。

6月 新国立劇場「ジークフリート」
去年、「ワルキューレ」を見に行ったので、「ジークフリート」も見に行こうかなと思っています。この時期はフィギュアの試合もないし、何かちょっと楽しみがほしいので。

e0073856_19305995.png9月 バイエルン国立歌劇場「魔笛」
このブログを書くきっかけになった2005年ザルツブルク音楽祭「魔笛」の満足度が高く、「魔笛」はもう生で見なくてもいいかなと思っていたのですが、バイエルン国立歌劇場の「魔笛」なら話は別。DVDで初めて見た「魔笛」がバイエルンのもので(→)、映像としては今でもあの「魔笛」がいちばん好きなので。ほどよい値段の席が取れるといいのですが、うまく行きますかどうか。取れるといいな。

10月 新国立劇場「神々の黄昏」
「ワルキューレ」「ジークフリート」ときたら、「神々の黄昏」も見てみようかな、と。ただ、序夜「ラインの黄金」は見ていないんですよね。確か10月の公演で、フィギュア観戦と重なって、都合がつかなかったんだったと記憶しています。「神々の黄昏」も10月だから、同じ悩みを抱え込むことになりそうではありますが。

そのほか、4月の新国立劇場「フィガロの結婚」にマルちゃん(マルクス・ヴェルバ)が出る予定だったので、それも見に行くつもりでいたのだけど、チケット発売前に降板が決定。見たことのある演出の舞台だし、その時期は国別対抗もあって忙しいし、パスすることにしました。マルちゃん、伯爵じゃなくフィガロ役の予定だったから、見たかったなあ。
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by noma-igarashi | 2017-01-21 19:32 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)

新国立劇場「ワルキューレ」

e0073856_21395192.png新国立劇場「ワルキューレ」 公演詳細
2016年10月2日(日) 14:00開演
3階3列0番台

指揮:飯守泰次郎
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団


ジークムント:ステファン・グールド Stephen GOULD
フンディング:アルベルト・ペーゼンドルファー
         Albert PESENDORFER
ヴォータン:グリア・グリムスレイ Greer GRIMSLEY
ジークリンデ:ジョゼフィーネ・ウェーバー Josefine WEBER
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン Iréne THEORIN
フリッカ:エレナ・ツィトコーワ Elena ZHIDKOVA


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by noma-igarashi | 2016-10-04 23:25 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)

「ワルキューレ」を見てきました

昨日は新国立劇場で「ワルキューレ」を見てきました。歌手が充実していて、満足度の高い舞台でした。くわしい感想はまた改めて書きたいと思います。
ゲネプロの映像がYouTubeにアップされていたので、貼り付けておきますね。


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by noma-igarashi | 2016-10-03 19:22 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)

年末年始オペラ三昧

今日はテレビで「ニューイヤーフィギュア2007ジャパンスーパーチャレンジ」というのも見たのですが、年が明けてからオペラのことをまだ書いていないので、ひとまずオペラの話題でいってみます。「ジャパンスーパーチャレンジ」の感想は、またあとで(考えたら、MOIの感想も書いてないし)。

さて、年末に参加した「私の2006年」で、Q20に以下のように回答しました。
20.クリスマス(と新年)はどう過ごしますか?
同居人ジョルジュ(仮名、日本人)とオペラ三昧の予定。
DVDを観ながら、飲めや歌えの大騒ぎ。ひー。

…というような年末年始でした(汗)。そこで、具体的にどんなDVDを見たか、ご報告してみます。TVでもオペラやクラシックの番組をたくさん放送していたので、そっちも見ていたら、DVDに割ける時間が予定よりも少なめになってしまいましたが。

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by noma-igarashi | 2007-01-04 21:16 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(2)

フランシスコ・アライサ

「この人がこんな役もあんな役も」シリーズ、今回はフランシスコ・アライサです。実は昨日、これを書くために下調べをしていて、予想外にいろいろと考えさせられました。何について考えさせられたかというと、いきなりですが、自分の人生なんてものについて(汗)。むうう。ただの王子だと思っていたのに、フランシスコ・アライサ、あなどれません。

きわめて個人的なことなので、考えさせられた内容についてまでふれるかどうかはわからないですけど、ともかくは始めてみます(例によって数日かかる予定)。手持ちのDVDでは、バイエルン国立歌劇場とメトロポリタン歌劇場の「魔笛」でともに王子のタミーノを、ミラノ・スカラ座の「ドン・ジョヴァンニ」でドン・オッターヴィオを演じています。

フランシスコ・アライサ/Francisco Araiza
テノール、1950年メキシコ生まれ
公式サイト


e0073856_17194061.jpg魔笛(バイエルン国立歌劇場)
収録:1983年、バイエルン国立歌劇場
指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
演奏:バイエルン国立歌劇場管弦楽団
タミーノ:フランシスコ・アライサ
パパゲーノ:ヴォルフガング・ブレンデル
夜の女王:エディタ・グルベローヴァ

e0073856_17172051.jpg



魔笛(メトロポリタン歌劇場)
収録:1991年11月、メトロポリタン歌劇場
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演奏:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
タミーノ:フランシスコ・アライサ
パパゲーノ:マンフレート・ヘム
夜の女王:ルチアーナ・セッラ
 
動画
:夜の女王のアリア ※アライサは歌いませんが、王子姿をご覧いただけます

グルベローヴァを取り上げたときに、「夜の女王といえばグルベローヴァ」と書きましたけど、それにならえば、「タミーノといえばアライサ」といっていいのでは。少なくとも私の中ではそうです。最初に見た「魔笛」のDVDがバイエルン国立歌劇場のもので、おまけに、2番目に見たのがメトロポリタン歌劇場のものだったので。

タミーノという役柄は、第2幕ではだいぶ性格が変わっちゃいますが、第1幕では王子でありながら、けっこうとぼけたところがありますよね。迷子にでもなったのか、なぜかお供も連れずに山の中を歩いていたり、大蛇に襲われて、戦う前にあっけなく気絶したり、そのくせパミーナが悪者にさらわれたと知ると、騎士道精神に燃えたり。白馬に乗った王子様というより、頼りないけど育ちのいい若者、という感じ。アライサの演じるタミーノは、そういう味わいがよく出ていると思います。

バイエルン盤かメトロポリタン盤かとなると、バイエルンのときのほうが若い分(33歳)、王子らしくていいかな。ただ、メトロポリタンの赤と緑の衣装も、アライサの明るい風貌にはよく合っていると思います。

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e0073856_1716190.jpgドン・ジョヴァンニ
収録:1987年、ミラノ・スカラ座
指揮:リッカルド・ムーティ
演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団
ドン・ジョヴァンニ:トーマス・アレン
ドンナ・アンナ:エディタ・グルベローヴァ
ドン・オッターヴィオ:フランシスコ・アライサ


この「ドン・ジョヴァンニ」は、グルベローヴァのときに取り上げたのと同じ盤。つまり、グルベローヴァがドンナ・アンナで、アライサがドン・オッターヴィオです。

ただ、1回目に見たとき、アライサだとは全然気がつきませんでした(汗)。もともとそんなに熱心に見ていない盤だったので、グルベローヴァのことを書いたときに(つまり先週)、出演者の名前を見てやっと気がついたような次第。「え、うそ! 出てたっけ」と、あわてて見直してしまいました。全体に舞台が暗いことに加えて、大きな帽子をかぶっているので、顔が見えにくかったようです。それに、ドン・オッターヴィオにはあまり興味がないので、まじまじと見ることもなかったし。

このときのドン・オッターヴィオ役については、たまたま『マエストロに乾杯』(石戸谷結子、光文社知恵の森文庫)というインタビュー集を見ていたら、アライサ自身がコメントしていました。以下に引用してしまいます。「 」内がアライサの言葉です。

――スカラ座でのライヴ盤『ドン・ジョヴァンニ』では、ドン・オッターヴィオをお歌いでしたね。
「ああ、あれはちょっと、ひどいでしょう。ドン・オッターヴィオについて、何のアイデアもなかった。あれが問題だった……」
――でも、たいていドン・オッターヴィオは、あまりアイデアのある人物には描かれていませんよね。
「ドン・オッターヴィオは、ある意味でドン・ジョヴァンニに対抗できる人物なんです。政治家になりたいと努力している人です。だからドンナ・アンナに対する関心もその手段なんです。彼女を愛してはいるけれどもね。アンナがドン・ジョヴァンニと関係がある、というようなことを言っても、驚きはするけれど、そのままアンナの恋人である方が政治的に有利であると、そう思っている。だから、アンナが一年待ってくれといっても、いいですよ、一年待ちましょう、と」
――なーるほど(と感心してしまう)。どうも、あの一年というのが、理解できなかったんですが、なるほどそう言われてみれば。
「一年待つぐらいはかまいません。ドン・オッターヴィオは野心家なんですから」
――それは画期的な解釈のような気がしますね。ドン・オッターヴィオは、いままで、ボーっとした人のよい人物かと思っていましたが。


e0073856_20565621.jpgどうもこのやり取りは、アンナが1年待ってくれというのと、オッターヴィオがそれを了解する(1年待とうと答える)のとが、途中でごっちゃになっているのではないかと思われますが、それはともかく。アライサの言葉を借りれば、このときの演技には「アイデアがなかった」ため、絵に描いたようなドン・オッターヴィオぶりが楽しめます。つまり、とても礼儀正しく、表面的で、感情の機微がわからない人、みたいな。これはこれで、いかにもドン・オッターヴィオっぽくていいのでは。少なくとも、私は見ていて楽しかったです。

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さて、アライサの出ている手持ちのDVDは、これですべてなんですが、こんなに王子役ばかりやっているような人は、年を取ったらどうするんだろう、というのが気になりまして(すでに56歳だし)。そういえば、前に読んだインタビュー集にアライサも収録されていたっけ、そこに何か書いてなかったかなと、前述『マエストロに乾杯』を本棚から引っ張り出してきたのでした。

インタビューが行われたのは1988年11月なので、ちょっと古いですが、文庫が出た段階(2004年7月)で、最新ニュースが補足されていました。それによると…。

――では最後に、今後はどういう方向に進まれるおつもりでしょうか。(略)
「(略)あと、やりたいものでは、ドン・カルロ、マンリーコ(『トロヴァトーレ』)、ローエングリン、ヴァルター・フォン・シュトルツィング(『ニュルンベルクのマイスタージンガー』)そしてローゲ(『ニーベルングの指環』)です」
――ワーグナーのキャラクターも! それにローゲとは! 不思議なキャラクターですよね。アライサさんがねえ。
「とてもおもしろそうでしょう? 表現が特殊だし、高音程の声を要求されるので。でもいままでいろんなことに挑戦してきましたから」
――ワーグナーは大変楽しみにしております。新しい解釈のワーグナー作品のキャラクターが期待できそうですから。アライサさんの進んでいく道を、固唾をのんで見守っている、というところです。


文庫版・注 アライサにはこの後、二度ほどインタビューしている。九四年のときには、とても興味深い話をきいた。彼は若い頃、「ローエングリン」を聴いて歌手になりたいと思ったという。「だから、歌手になった最終目標は、<ローエングリン>を舞台で歌うこと。この役をやったとき、やっと目的を達したと思いました」という。(略)念願だった『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のヴァルター、『ラインの黄金』のローゲ役も歌った。(略)

…というわけで、ローエングリンもローゲも、すでに歌ったようです。ローエングリンは、「ラテンなアライサの顔でローエングリンを?」とは思うものの、王子さま路線には違いないから、まあ、アリなんでしょうかね(公式サイトで映像が見られました。うう~む…)。

ただ、『ラインの黄金』のローゲには意表を突かれました。ローゲですか。アライサが。へええええ。しかも、話半分の希望ではなくて、もう演じてしまったんですね。舞台写真を見つけてきたところ、かなり現代的な演出だったようで、アライサはスーツ姿。印象としては、ワンマンなボス(ヴォータン)に振り回される生真面目な金融マン(ローゲ)という感じですが。まあ何にしても、ローゲはローゲなわけで、「タミーノがローゲになっちゃうかね」と、かなり驚きました。まさに「この人がこんな役もあんな役も」だなあ…。調べてみるものですね。
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by noma-igarashi | 2006-06-21 00:30 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(8)

水野英子「星のたてごと」とワルキューレ

e0073856_2361338.jpg連休でテンションが高くなっているのか(といっても今日は普通に仕事でしたが)、書きたい話題が山ほどあるんですが、今日はあまり時間がないので、簡単に書けそうな話題を取り上げてみますね。「オペラに関する少女マンガ」シリーズの第2弾。今回は、水野英子の「星のたてごと」です。

このマンガは相当に古くて、さすがの私も、読んだのはだいぶあとになってからです。連載していたのは昭和30年代後半でしょうかね。ここの宣伝文句を読むと、「かつて、少女漫画が初めて女性の手によって描かれた名作中の名作!」などと書いてあり、時代を感じてしまいます。それまでは、少女マンガも男性が描いていたんですよね。私が覚えている範囲でも、手塚治虫はもちろん石森章太郎、赤塚不二夫、ちばてつや、望月あきら、横山光輝などというような人たちが少女マンガ誌に描いていました。ちなみに、赤塚不二夫の少女マンガの代表作は「ひみつのアッコちゃん」、横山光輝は「魔法使いサリー」「コメットさん」ね。

わき道にそれてしまいました。水野英子「星のたてごと」のどこがどうオペラと関係しているかというと、この話、「ワルキューレ」そっくりの姉妹が出てくるんです。神様の娘たちで、戦いで死んだ勇士の魂を天国へ運ぶ役目を担っている、という。(以下、多少ネタバレです)主人公のリンダは、その姉妹の末の妹なんですが、あるとき、戦死したばかりの勇士ユリウスに恋をして、彼にふたたび命を与えてしまいます。それが父親(神様)の怒りにふれ、彼女は人間にされてしまうのでした。ね、似てるでしょ?

ただし、「ワルキューレ」のブリュンヒルデがそのままの姿(大人の女性のままの姿)で眠りにつき、やがてジークフリートが現れるのを待つのに対して、このマンガの主人公リンダは、人間の赤ん坊として生まれ変わるというかたちで人間になります。そして、美しい娘に成長してから、やはり生まれ変わったユリウスとふたたび巡り合うのでした。それも、敵対する2つの国の「大臣の娘」と「身分を隠した王子」として。

…というようなドラマチックなお話です。水野英子といえども、絵はまだまだ稚拙…というか洗練されていないですが、面白いですよ。
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by noma-igarashi | 2006-05-01 23:09 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

「ワルキューレ」 マリンスキー・オペラ(その3)

「ワルキューレ」の第2幕と第3幕は、まとめてご報告しますね。
第2幕からは、タイトルにもなっているワルキューレが登場します。ワルキューレも、ジークフリート同様によく知られた名前だと思いますが、ジークフリートと違って、個人名というわけではありません。グループ名というか、神様の娘である9人姉妹の総称で、先にご紹介したブリュンヒルデはその1人です。彼女たちの役目は、戦いで命を落とした勇士たちを神様のところまで運んでいくというもので、「ワルキューレ=戦乙女」などと訳されます。普通、盾をもったコスチュームで登場し、勇ましくてカッコいいです。映画「地獄の黙示録」で有名な曲「ワルキューレの騎行」は、ワルキューレたちが馬を駆って空を駆け巡るさまを表現したものだとか。

e0073856_23552483.jpg第2幕と第3幕のストーリーは、こんな感じです(かなり大雑把ですが)。
第1幕の説明のときに、ジークムントとフンディングは敵同士だと書きました。そんなわけで、2人は戦うことになります。この戦いによって、ジークムントは死ぬ運命を与えられます(その運命を与えたのは神様ヴォータン)。しかし、ジークムントと恋人ジークリンデの強い愛情に心を動かされたブリュンヒルデは、父親(神様)に背いて、ジークムントを助けようとします。ところが、これは失敗に終わり、ブリュンヒルデは父親からの罰を受けて、「眠れる森の美女」状態にされてしまうのでした。

事前に読んだ本によると、「ワルキューレ」の第2幕は、指環4部作の中でも最も退屈だとのことですが、おかげさまで、飽きずに楽しめました。理由は、第1幕のときに書いたのと同じ。それにプラスして、第2幕では、「ワルキューレの騎行」の一部分がライトモチーフとして何度も流れるため、わくわく感をそそられます。

「ワルキューレの騎行」は、第3幕が始まると同時に流れます。ブリュンヒルデを除く8人のワルキューレたちによる8部合唱で、やはり、このオペラでいちばん盛り上がる部分です。生で聴く迫力を堪能しましたが、演奏が少しスローだったかな、という気も。というか、事前にDVDでレヴァイン指揮の「ワルキューレ」を観ていて、レヴァインの指揮は何かにつけ速いため、そのように感じたのかもしれませんが。

休憩時間も含めて5時間40分、歌や演奏も十分によかったですが(歌手の中ではジークリンデの評判がいいようですね)、自分がワーグナーを退屈することなく……というか、むしろ楽しんで観られたことにも感動しておりました。
そんなわけで、カーテンコールでは最後まで拍手しておりましたが、電車の時間があるのか、大勢の人が終演と同時に帰ってしまい、カーテンコールはやや盛り上がらない感じでした。第2幕の後には、ブラボーの声もかかっていたのですが。ただ、「ワルキューレ」はまだ第1夜だし、第3夜まで終わったときが、やはりいちばん盛り上がるのかもしれないですね。(終わり)
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by noma-igarashi | 2006-01-17 00:01 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(2)

「ワルキューレ」 マリンスキー・オペラ (その2)

いよいよ第1幕の始まりです。
13日付けの日記にも書いたように、第1夜「ワルキューレ」は、第2・3夜の主人公ジークフリートの父親(ジークムント)と母親(ジークリンデ)が出会う物語です。第1幕で、2人は出会うなり惹かれ合い、たちまち愛し合うようになりますが、実はこの2人は生き別れた双子の兄妹だったとか、ジークリンデは人さらいに売られるかたちでフンディングという人物の妻となっており、そのフンディングはジークムントの当面の敵だった…などといういきさつがあるのですが、そうしたいきさつはすべて、ジークムントとジークリンデ、そして途中から登場するフンディングの会話(歌)によって語られ、場面はいっこうに変わりません。3人の人間が延々と状況を説明するばかりで、DVDで見ていると、早くも飽きてしまう部分です。

ただ、今回はじめて生で観た分には、思いのほか飽きずに楽しめました。私の席からは字幕が読みにくかったので、流れを追うことは放棄し、ただただ歌と演奏を聴いていたのがよかったのかもしれません。家で字幕付きDVDを見ているときは、話が遅々として進まないことに飽きてしまい、ブレーズ指揮のバイロイト版を見ようが、レヴァイン指揮のメトロポリタン版を見ようが、「早く次の場面に進まないかな」と思うばかりで、歌や演奏に集中できないんです。でも、めったに次の場面に進んでくれないので、退屈してしまう、と。

しかしながら、今回のように歌や演奏に集中せざるを得ず、しかも生で聴く迫力や臨場感があると、作品全体を俯瞰することができて、どこでどのような楽しみを見出せばいいかがわかってきたように思えました。そういう発見自体が私には楽しかったです。

歌手も、私は悪くないと思いました。ジークリンデはじめ、ジークムント、フンディングも十分満足できるレベルに思えました。1幕には登場しませんが、ブリュンヒルデもよかったですし。まあ、上を望めばきりがないでしょうけど、私としては、特に不服はありません。(さらに続く)

※同じ役柄でも、日によって歌手が違うようなので、この日の配役を記しておきます。

ジークムント:オレグ・バラショフ
フンディング:ゲンナジー・ベズズベンコフ
ヴォータン:ミハイル・キート
ジークリンデ:ムラダ・フドレイ
ブリュンヒルデ:オリガ・サヴォーワ
フリッカ:ラリーサ・ジャチコワ

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by noma-igarashi | 2006-01-15 11:17 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)

「ワルキューレ」 マリンスキー・オペラ (その1)

2006年1月12日 「ワルキューレ」 マリンスキー・オペラ
東京文化会館 1階27列11番


さて、今回の「ワルキューレ」について書いてみます。ネットを見て回ったところ、序夜「ラインの黄金」はかなり不評、第1夜「ワルキューレ」はそれよりはよかった……ということのようですが、私自身は楽しめたので、十分満足しています。

前に書いたように、「ワルキューレ」は午後4時開演。会社を早退しないと間に合いません。この日はちょうど、外に出かける用があったので、それを午後に設定し、銀座で用を済ませてから上野へ直行しました。
有楽町駅から山手線に乗ったところ、な、なんと! 隣に立った初老の紳士が、おもむろにカバンの中から、今回の「指環」のパンフレットを取り出すではありませんか! うわあ、奇遇。すでにパンフレットを持っているということは、序夜にも行かれた方なんでしょう。思わず声をかけそうになりましたが、それもアヤシイ行為なので、やめておきました。
上野駅に着いたのが3時半過ぎ。先の紳士も上野で下車して、まっすぐ公園口の改札へと向かわれました。私はキオスクに寄ってから東京文化会館へ。
同居人ジョルジュ(仮名、日本人)とは、席で会えればいいやと思っていたのですが、早くもホワイエで出会ってしまいました。彼も着いたばかりだった様子。荷物を置きがてら席を確認に行くと、1階27列というのは、早い話、後ろから3列目でした。

入場の際にもらった予定表によると、
 第1幕 70分
 休憩  45分
 第2幕 100分
 休憩  45分
 第3幕 70分
となっており、休憩がやたらと長いことが判明。5時間半のうち、1時間半が休憩という計算です。もうちょっと短くならないかなあ、などと思っていたのですが、後ろの席におばさまがたのグループがいて、「あらまあ、休憩がずいぶん長いのねえ」「だってあなた、歌うほうだって休まないと大変じゃないの」などと言い合っていて、それもそうだなと思ったことでした。
いちばん前までオーケストラピットを見に行ったりして、しばらく遊んでいるうちに、開演時間になりました。いよいよ「ワルキューレ」の始まりです。(続く)
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by noma-igarashi | 2006-01-14 15:25 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(2)

まずは「ワルキューレ」について

というわけで、ゲルギエフ指揮+マリンスキー劇場「ワルキューレ」、観てきました。このブログ、ただいま、オペラ好きの方よりも、フィギュアスケート好きの方のほうにたくさんお越しいただいているように思うので、まずは、このオペラについて簡単に説明してみます。あまり自信ないので(冷や汗)、間違っているところ、ヘンなところがありましたら、オペラ好きの方は、どうぞ遠慮なくお知らせくださいませ。

「ワルキューレ」は、「ニーベルングの指環」と総称される4部作のうちの1作で、「ニーベルングの指環」の構成は以下のようになっています。

序夜/ラインの黄金
第1夜/ワルキューレ
第2夜/ジークフリート
第3夜/神々の黄昏


一応、1話ごとに完結しているので、「こんなところで終わるなんてひどい! 続きを見ないことにはおさまらないじゃん!」などということはないですが、4話通して観たほうが、作品全体に対する理解は深まるものと思われます(ただし、私も第2夜以降はまだ見たことがないのですが)。

4部作のタイトルのうち、「ジークフリート」という名前は、オペラを見ない人にもそれなりに有名ではないかと思うので(私も以前から名前だけは知っていた)、このジークフリートを軸にして説明すると、4部作のうちの後半「第2夜/ジークフリート」「第3夜/神々の黄昏」は、若者ジークフリートが主役のお話です。
そして、「第1夜/ワルキューレ」は、ジークフリートの父親と母親が出会うお話です。また、「第2夜/ジークフリート」でジークフリートがめぐり合う恋人ブリュンヒルデも、第1夜ですでに登場します。第1夜の最後に、ブリュンヒルデはいわば「眠れる森の美女」状態になるため、この段階ではまだ生まれてもいないジークフリートと、年齢的にちょうど釣り合いが取れるころになってめぐり合うことができる、という仕掛けなのでした。
e0073856_22312274.jpgさらに、「序夜/ラインの黄金」は、ジークフリートの両親もまだ生まれていない(たぶん)ころのお話で、今ふうの言葉でいうと、この4部作の「世界観」を説明する位置づけにあるといえるでしょう。第1夜~第3夜の上演時間が長大なのに比べると、序夜は比較的短いです。

4部作をまとめて上演する場合は、とにかく長いので、1日1夜ずつ上演されます。今回は、ほぼ1日おきに1作ずつ上演するというスケジュール。新国立劇場では以前、1年に1作ずつ上演したようです。
というわけで、演じるほうも大変ですが、観るほうもなかなか大変なオペラなのでありました。
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by noma-igarashi | 2006-01-13 22:32 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)


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