111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
by noma-igarashi
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カテゴリ:映画・TV・本など( 140 )

オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門

『オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門』
青島広志 講談社α文庫


e0073856_2316664.jpgこの本、読んでみました。文体は表紙のイメージに合わせてありましたが、内容自体はちゃんとしていました。いかにも笑ってください的な文体も、慣れるとけっこう面白くて、楽しみながら読めました。

「第1章 まずおすすめしたい三大傑作」では、初めて観るオペラとして「カルメン」「椿姫」「蝶々夫人」が推薦されていました。「カルメン」は、私も諸手を挙げて賛成。著者の友人で、初めて観たオペラが「カルメン」だったという人が、「最初から最後まで知らない曲がなかった」と言ったそうですが、ほんとにそうだと思います。

「椿姫」は出だしの宴会シーンが華やかだし、有名な「乾杯の歌」が聴けるからいいですが、始まってすぐに、いちばんの見せ場が早くも終わってしまうのはちょっと…という気も。「蝶々夫人」は、初めて観るオペラとしてはどうなんでしょう。日本的であることに親近感を持つ人はいるのかな。私はそこがちょっとダメで、まだ1回しか観ていないのですが。あるいは、「こんな日本人、ありえなーい」とツッコミを入れて楽しむ、という楽しみ方はあるかもしれません(オペラを観てツッコミを入れるの、けっこう好きです、私)。
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by noma-igarashi | 2006-01-18 23:20 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

今、読んでいる本

昨日から、『西洋音楽史――「クラシック」の黄昏』(岡田暁生、中公新書)という本を読んでいます。まだ50ページまでしか読んでいないですが、なかなか面白いです。
著者は「1960年生まれ、京大人文科学研究所助教授、文学博士」とのこと。この本以外の著書も西洋音楽に関するものばかりなんですが、音楽史というのは、人文科学の研究範囲に入るものなんですか?(よくわかっていない)

いずれにしても、文学博士という肩書きの持ち主だけあって、文章がうまいです。うまいというか、文章を書くことの意味がわかっている人の文章、という感じ。伝えたいことが明瞭で、そのための適切な表現を駆使しているのがわかります。前書きを読んだ時点で好感を持ちました。音楽のことはくわしくないですが、文章については、まあそれなりに好みとかこだわりとかがあるほうなので。


あと、それ以外には『恐怖の存在』という小説を読んでいるのですが、マイクル・クライトンにしてはちょいおとなしい感じ。あ、クライトンは『ジュラシック・パーク』の原作者です。
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by noma-igarashi | 2005-11-14 23:42 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

「町中の白昼に紅き花は降りぬ」と言へり。常うつくしき吉兆

   二十二日月曜。東京文化会館で藤原歌劇団『カルメン』。今月一本だけのオペラ。友人
   と上野広小路で飲む。

「町中(まちぢゆう)の白昼(まひる)に紅き花は降りぬ」と言へり。常(つね)うつくしき吉兆  石井辰彦


最初の2行は詞書(作品の一部です)。「白昼」の「昼」は、本来は正字。どうもネットだとルビはふれないし、使える漢字に制限があるし、不自由ですね。この一首は、1994年刊行の歌集『バスハウス』に収録されています。この数首前には、「新書館で『オペラハンドブック』の編集会議。」と詞書に出てくる歌も。
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by noma-igarashi | 2005-10-27 00:01 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

鬼ゆりの花粉こぼれたところからけむりたつ声 カストラートの


鬼ゆりの花粉こぼれたところからけむりたつ声 カストラートの  佐藤弓生


佐藤弓生さんは1964年生まれ。この歌は、2001年刊行の歌集『世界が海におおわれるまで』に収録されています。
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by noma-igarashi | 2005-10-26 20:27 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

バリトンはしづかなる髭歌ひ出しつねに過つ癖持ちながら


バリトンはしづかなる髭歌ひ出しつねに過(あやま)つ癖持ちながら  紀野 恵


紀野恵(きの・めぐみ)さんは1965年生まれ。この歌は1995年刊行の歌集『架空荘園』に収録されています。同歌集には、オペラ「オテロ」を材にした「デスデモーナ」なんていう連作も収められているのですが、自分の好みでこちらをご紹介しました。読み方をちょっと迷うところですが、「歌ひ出し(を)つねに過つ」の「を」が省略されているのだろうと思います。
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by noma-igarashi | 2005-10-26 00:33 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

伯爵邸の大道具に頭を凭せゐるゲネプロの間のさびしいフィガロ


伯爵邸の大道具に頭(づ)を凭せゐるゲネプロの間(ま)のさびしいフィガロ 永井陽子


永井陽子さんは1951年生まれ、2000年没。この歌は1986年に刊行された歌集『ふしぎな楽器』に収録。ほかにも歌集『モーツァルトの電話帳』『小さなヴァイオリンが欲しくて』など、音楽に関係の深い歌を多く詠まれた方なので、またご紹介する機会があると思います。
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by noma-igarashi | 2005-10-25 20:22 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

ほそき腕闇に沈んでゆっくりと「月光」の譜面を引きあげてくる


ほそき腕闇に沈んでゆっくりと「月光」の譜面を引きあげてくる  加藤治郎


加藤治郎さんは1959年生まれ。この歌は、1987年刊行の歌集『サイー・サイド・アップ』に収録されています。
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by noma-igarashi | 2005-10-25 19:54 | 映画・TV・本など | Trackback(1) | Comments(0)

指頭もて死者の瞼をとざす如く弾き終へて若きピアニスト去る


指頭もて死者の瞼をとざす如く弾き終へて若きピアニスト去る  大塚寅彦

今月中は、長い文章を書いている時間があまり取れそうにないため(特に平日)、気分を変えて、音楽やオペラを材にした短歌をご紹介してみます(オペラを材にしたものは少ないかも)。これなら、ちょっとした空き時間にUPできそうなので。

大塚寅彦さんは1961年生まれ。この歌は1985年刊行の歌集『刺青天使』に収録されています。
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by noma-igarashi | 2005-10-25 19:49 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

調子はずれのアリア


オーケストラピットに指揮者あらわれて一礼ののち振り出すタクト

ウィーンの元帥夫人の寝室に若き恋人招かれており

華麗なる軍服姿の若者を演じるズボン役のアルトは

歩み出てソプラノ、アルトは歌いゆく移ろいやすい恋の不安を

ロビーにはワイングラスやプログラム手に人々が群れて華やぐ

修道院から出てすぐの縁談にときめく少女はまだ十六で

凛として恋に終わりがあることを歌う元帥夫人のソプラノ

恋敵だったふたりも手をつなぎカーテンコールの拍手を浴びる

午後十時オペラがはねてパリ風のカフェーで熱きオニオンスープ

翌朝のキッチンに湯を沸かしつつ調子はずれの私のアリア



e0073856_10522870.jpgすみません、せっかくオペラ専用のブログをつくったのだからと思って、自作の短歌(連作)を持ってきてしまいました。
下敷きになっているのはオペラ「ばらの騎士」ですが、実際とはちょっと違っている点もあります。「ばらの騎士」は、観てみたいオペラのひとつですが、上演時間が長いからか、日本ではあまりやらないみたいですね。
(←)これは、私が持っているものとジャケット違いのDVD。このオクタヴィアン、なかなか素敵でした。
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by noma-igarashi | 2005-10-08 10:50 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)

「カルメン」の原作のことなど

「いちばん好きなオペラは?」と聞かれたら、「カルメン」と答えると思います(ザルツブルグ音楽祭以降、「魔笛」が急追中ではありますが・・・)。そんなわけで、これから何回か、「カルメン」について書いてみようと思います。

なぜ「カルメン」がいちばん好きかというと、理由としては、1) 「カルメン」には有名な曲が多く、初めて観たときから親しみやすかったこと、2)主役のカルメンが、21世紀の女性にとってもかっこよさを感じるキャラクターであること、3)カルメンを中心とする三画関係、四角関係の恋愛模様が、現在にも十分に通じること――などが大きいと思います。
それにプラスして、たまたまオペラで観る前からストーリーを知っていて、個人的になじみやすかった、ということもありました。

私が「カルメン」に初めて接したのは(タイトルだけなら、家にあった「世界文学全集」ですが)、小学校高学年のころに読んだ少女マンガでした。姉の持っていた、ちょっとお姉さん向けのマンガ雑誌に載っていたのだったと思います。作画は牧美也子でした。
e0073856_22551112.jpg
※この機会に検索したら、出てきました。掲載誌は1969年の「ジュニアコミック」。表紙の絵は水野英子ですが、大きく「カルメン」の文字が・・・。ほかには、もりたじゅん、樹村みのり、弓月光なんかの名前も見えますね。













初めてオペラの「カルメン」を観たとき、マンガで読んだ記憶と照らし合わせて、「あれ、ちょっとストーリーが違うな」と感じました。たとえばマンガの「カルメン」では、ドン・ホセが盗賊(密輸団)の仲間になってみると、カルメンは盗賊の首領と夫婦関係にあった、という設定でした。盗賊の首領というと、オペラではたぶんダンカイロだと思いますが、べつだんそのような設定ではないですよね。
また、第4幕の闘牛の日、つまりドン・ホセがカルメンを殺害する場面ですが、マンガではその闘牛場にミカエラも居合わせました。ドン・ホセをまだ諦めきれずにいたミカエラが、それでも別の男性の誘いを受けて一緒に闘牛を見物に来ていたところ、ドン・ホセがカルメンを殺害したと知って愕然とする、というような設定でした。

オペラの「カルメン」を観たとき、こうした相違点について、オペラは都合で原作を多少改竄し、マンガのほうは原作に忠実だったのだろうと解釈しました。
ところが、最近になってようやく、原作の「カルメン」を読んでびっくり。思いのほか短いお話で、ミカエラは登場しないし、闘牛士のエスカミーリョもほとんど出てこないし、カルメンもだいぶイメージと違っていました(そんなに美人でカッコいいとは感じなかった)。小説だけを読むと、愛する女のためにお尋ね者となったドン・ホセの生き方に悲哀を感じる、というようなお話でした。小説の構造としても、作家のメリメ自身が、たまたま旅の途中で出会ったドン・ホセに身の上話を聞き、それを小説にしたという体裁を取っており、いかにも古めかしいスタイルでした。

そんなわけで、原作を読んで疑問に思ったのは、あの少女マンガはなんだったのか、ということ。いったい何をもとにしてあのような話になったのでしょう。原作を読んだだけでは、とてもあのような話にはなりません(盗賊の首領と夫婦関係にあった、というのは原作でも若干出てくるのですが)。

いろいろ考えた結果、もしかしたら映画化された「カルメン」があって、その映画をさらにマンガ化したのが牧美也子作品だったのでは、という結論(というかまったくの推測)に達したのですが、さて、真相はいかに。
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by noma-igarashi | 2005-09-19 23:01 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)


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