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カサロヴァ主演「カルメン」演奏会形式公式サイト 2009年3月17日(火) 18:30開演 サントリーホール 2階RD2列 --------------------------------------------- 指揮:デイヴィッド・サイラス 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団 カルメン:ヴェッセリーナ・カサロヴァ Vesselina Kasarova ドン・ホセ:ロベルト・サッカ Roberto Sacca ミカエラ:ヴェロニカ・カンジェミ Veronica Cangemi エスカミーリョ:イルデブランド・ダルカンジェロ Ildebrando D’Arcangelo 合唱:藤原歌劇団合唱部、東京少年少女合唱隊 というわけで、カサロヴァの「カルメン」、行ってきました。演奏会形式のオペラはこれが2回目です。1回目は「イドメネオ」で、その演目を生で見ること自体が初めてだったのに対して、「カルメン」はすでに何回も生で見たことがある演目です。そのため、オペラと演奏会形式との違いに気づくことも多く、なかなか面白く感じたので、そのあたりもひっくるめて感想を書いてみたいと思います。 まず、席について。私がすわったRD席というのは、2階の右手サイド席です(座席表参照)。サントリーホールでこの位置にすわったのは、今回が初めて。音響としてはイマイチなのかもしれませんが、それほど音にこだわるほうではない…というより、違いがわかる耳を持っているわけではないので、十分満足でした(とにかくチケットが安かったし)。視覚的には、東京文化会館のサイド席に比べると、断然よかったです。まったくといっていいほど疲れませんでした。 今回、舞台の真後ろにあたるP席には客を入れず、ここに合唱が陣取りました。また、演奏会形式のため、舞台上にオーケストラがいて、歌手はその前で歌いました。今回のオケはそれほど大編成ではなかったですが、それでもピットに入っている状態よりは演奏が大きく聴こえてしまうため、歌手の声を消してしまう可能性があるのは演奏会形式の欠点だろうなと思いました。ただ、どのパートでどの楽器が鳴っているのかよくわかり、その意味では興味深かったです。 【第1幕】 おなじみの序曲に続いて幕が開き…といいたいところですが、コンサートは幕がないので、進行上のメリハリには欠けてしまいますね。まず合唱が歌い、そこにモラレスの歌が重なります。舞台で見ると、モラレスは仲間の兵士たちと賑やかに談笑している、という印象ですが、合唱が離れた場所にまとまっていると、妙に孤独なんですね。チョイ役とはいえ、モラレスはちゃんとした役(ソロの歌手が歌う役)なのだなあ…と再認識。 そこへ、主役級の歌手として、まずミカエラが登場。ミカエラ役はけっこう人気を集めていましたが、歌のよしあしは別として、今ひとつミカエラという雰囲気ではなかったかなと思いました。ドレスを着ていたから、よけいにそう感じたのかもしれませんが。 このあたりで、ラッパの人がどこかに行ってしまった(自分の席を立ち、舞台裏に引き上げてしまった)ので、もう出番が終わったのかなと思っていたら、違いました。モラレスの隊とドン・ホセの隊が交代するとき、遠くからドン・ホセの隊のラッパが聴こえてくるわけですが、その部分を吹きに、舞台裏まで行っていたのでした。なるほど、遠くから聴こえてくるという設定の音は、そうやって演奏しているんですね。 兵隊の交代シーンで、子どもたちの合唱が入ります。子どもたちは客席のほうから登場し、歌いながら舞台上まで行進するという演出でした。オペラグラスで覗いてみたところ、子どもたちにしては大人っぽく見えました。夜遅い時間まで歌わなくてはならないので、もしかしたら15歳以上の子どもたちだったのかもしれません。この日の最初の拍手は、子どもたちの合唱に対して贈られていました。 タバコ工場が昼休みになり、やっとのことでカルメン登場。カサロヴァ(カルメン)の衣装は真っ赤なロングドレスで、両脇にスリットが入ったデザインでした。オペラグラスで覗いたところ、髪型はボブというか、おかっぱ風に切り揃えていました。肝心の歌ですが、ちょっとクセのある歌い方だなと思いました。ああいう歌い方の「ハバネラ」は聴いたことがなかったので、ちょっとドキドキ(観客がどう反応するかとハラハラ)してしまいました。歌が終わると同時に盛大な拍手が贈られていたので、ホッと一安心。私自身は、ドキドキしてしまった「ハバネラ」よりも、そのあとでドン・ホセに向かって歌う「セギディーリャ」のほうが安心して聴けました。 カサロヴァは、人によって好き嫌いはあるのかもしれませんが、それもひっくるめて、スター性を持った人だなと感じました。美人じゃないけど、なんかカッコいい――みたいな感じで、惹かれる人も多いのでは。カルメン役に関していえば、クセはあるなと思ったものの、要所要所でドカンドカンと決めてくれるので、小気味よくもありました。ただ、カサロヴァは6月に、新国でチェネレントラ(シンデレラ)を演じるんですよね。たぶん、そっちのほうが昔からのレパートリーなんだと思うのですが、あのカルメンを見たあとで、どういうシンデレラを想像すればいいのやら…。カサロヴァに対する個人的な評価は、そのときまで保留にしたいと思います。 (だいぶ長くなってしまったので、第2幕以降の感想は、また明日) ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
タイトル : ビゼー「カルメン」
<演奏会形式上演>2009年3月21日(土)15:00/兵庫県立芸術文化センター指揮/デヴィッド・サイラス東京フィルハーモニー交響楽団藤原歌劇団合唱部宝塚少年少女合唱団カルメン/ヴェッセリーナ・カサロヴァドン・ホセ/ロベルト・サッカミカエラ/ヴェロニカ・カンジェミエスカミーリョ/イルデブランド・ダルカンジェロ隊長スニガ/田島達也伍長モラレス/森口賢二フラスキータ/佐藤亜希子メルセデス/鳥木弥生ダンカイロ/豊島雄一レメンダード/小山陽二郎 当代一流のメゾ・ソプラノ......more
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