111.31KV620日記


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私家版「カルメン・オン・アイス」PART6

今夜はPart6に進みます。Part5までは、オペラ「カルメン」のストーリーを知らなくても、「恋多き女」というカルメンのイメージだけで、なんとな~く内容がわかったのではないかと思いますけど、Part6はちょっとわかりにくかもしれないです。この動画では、ストーリーをカットしてあるからよけい。そんなわけで、わかりにくそうな部分を補いながら見ていくことにします。

このパートの登場人物は以下の通り。ただし、ダンカイロ以下の4人は、集団にまぎれてしまっていて、どの人物がそうなのか特定できません。

カルメンカタリナ・ビット タバコ工場で働くジプシーの女。恋多き美女
ドン・ホセ高橋大輔 衛兵の伍長。まじめな若者だったが、カルメンのために身を滅ぼす
スニガ佐野稔 衛兵隊長。ドン・ホセの上官
ダンカイロフィリップ・キャンデロロ 密輸団のリーダー
レメンタードアルバン・プロベール 密輸団の一員
メルセデスサーシャ・コーエン カルメンの女友だち
フラスキータ村主章枝 カルメンの女友だち




Carmen On Ice Part 6(動画)

あれ、たった今までラブラブだった2人が、いきなりケンカを始めましたよ。ビット様、男顔で怒るとコワイ…。00:45くらいまでの状況を説明すると、こんなふうになります。

ビット様 カルメンが怒っているのには理由があって、ドン・ホセが「帰営ラッパが鳴っているので、兵舎に帰らなければいけない」と言い出したからなのです。実際、彼は帰り支度を始めてしまいます。カルメンにしてみれば、そりゃあ怒りますよね。やっと会えて、せっかくこれから一緒に夜を過ごそうと思っているのに、門限だから帰ると言い出すんですから。この場面の2人の会話を再現してみましょう。

ドン・ホセ高橋「いけない、もう帰らないと」
カルメン・ビット「帰るですって? 本気なの? 冗談でしょ?」
ドン・ホセ高橋「本気だよ。ほら、帰営ラッパが聞こえるだろう。モロゾフ父ちゃんが待ってるから、早く帰らなきゃ」
カルメン・ビット「なにバカなこと言ってるのよ。モロゾフって誰? 外人っぽい名前だけど、あんたのお父さんなの?」
ドン・ホセ高橋「父親じゃないけど、父ちゃんと呼んでるんだ。振り付けとコーチをお願いしている人だよ」
カルメン・ビット「コーチですって? コーチと私と、どっちが大事なのよ」
ドン・ホセ高橋「え…。そんな聞き方されても、比べられないよ。どっちも大事だけど、大事の質が違うことくらい、わかるはずじゃないか」
カルメン・ビット「わからないわね、わかりたくもないわ。もういいわよ。理屈ばかりこねているなら、もう行きなさいよ。帰っていいわよ」
ドン・ホセ高橋「そんなに怒らないで。明日になったら、また来るから」
カルメン・ビット「来ても、私はもうここにはいないわよ」
ドン・ホセ高橋「えっ!?」
カルメン・ビット「私、明日からアイスショーのツアーに出るの。しばらく帰ってこないわ。どうせ会えないんだから、これっきりにしましょう」
ドン・ホセ高橋「そ、そんな…」
カルメン・ビット「別れるのがいやだったら、今夜はここにいなさいよ。そうだ、明日からは一緒にツアーを回りましょう。それがいいわ。そうすればいつも一緒にいられるし、楽しいわよ。いっそ、このままプロになっちゃえばどう? 金メダルがほしいのなら、私のを1個あげるから」
ドン・ホセ高橋「そんな…。そりゃ金メダルはほしいけど、人のをもらうより自分で取りたいし…。それに、それにそれに、モロゾフ父ちゃんと、長光母ちゃんを裏切れないよ。うお~(号泣)」


…なんてわけがないですね。(^^; 「カルメン」のパロディだか、現実のパロディだか、よくわからなくなってきました。

この場面、実際にはどんな会話が交わされているのかというと、まあ大筋では上記のような会話なんですが…。カルメンが「一緒に行こう」とドン・ホセを誘っているのは、実際にはアイスショーのツアーではありません(当たり前だってば)。説明なしではちょっと唐突ですが、「私と一緒に、密輸団の一味に加わりなさいよ」と誘っているのでした。「そうすれば帰営ラッパを気にすることもなく、四六時中、好きなだけ一緒にいられるわよ」と。このあたりの事情をもう少しくわしく説明してみますね。
(ゴメンナサイ、明日に続きます)

-----------------
(続きです) オペラでは、ドン・ホセがリーリャス・パスティア亭へやってくる前に、別の場面が挟み込まれています。そこで明らかにされているのですが、リーリャス・パスティア亭は密輸団の根城なんですね。カルメンはこの店の常連のため、密輸団のリーダーであるダンカイロや、その手下のレメンタードとも親しい間柄です。

ダンカイロは目下、大きな仕事(密輸)をたくらんでいて、カルメンとその2人の友だち(メルセデス、フラスキータ)に、自分たちと一緒に来て、仕事を手伝ってくれないかと持ちかけます。なんでも、密輸の仕事は女連れのほうがうまくいくのだそうです。メルセデス、フラスキータは即座にOKしますが、カルメンだけは断わります。なぜかというと、ドン・ホセがいるから。まだ恋が始まったばかりなのに、彼のいるセビリアを離れるなんて、とんでもない話です。そこで、ダンカイロが提案します。「それなら、その男も俺たちの仲間に誘えばどうだ?」「どうかしら。誘ってみてもいいけど、彼ってマジメだから、うんと言わないと思うわ」

とまあ、ドン・ホセが店に来る前に、そんなやりとりがあったんですね。カルメンとしては、無理にドン・ホセを誘うつもりはなかったんだと思います。ところが、せっかく会えたドン・ホセが、帰営ラッパが鳴ったから帰ると言い出すのを聞いて、気が変わったんじゃないかしらん。今の私たちだって、仕事が忙しくてろくにデートできないような恋人だとか、仕事が気になってデート中にそわそわするような恋人はイヤですよね。軍隊なんかやめて、ダンカイロの一味に加わってくれれば、いつも一緒に過ごせるじゃないの…とまあ、そのように考えたとしても不思議ではありません。そこで、ドン・ホセをその気にさせるために、必要以上に怒ってみたりもして(このあたりまでが昨日見た分です)。

ただ、ドン・ホセにしてみれば、軍隊を途中でやめるような不名誉なことはしたくない。軍規に従って兵舎に帰るからといって、カルメンを思っていないわけじゃない、いかに自分がカルメンに夢中であるかをせつせつと訴えます。ドン・ホセが1人で滑っているのがその場面です。「カルメン・オン・アイス」の動画を見る分には、カルメンもほだされてきたようですが…。

そこへ、なんとも間の悪いことに、ドン・ホセの上官スニガがやってきます。彼は隊長ですから、帰営ラッパなんかなんのその。カルメンに言い寄ろうと思って、こっそり店に戻ってきたのでした。

スニガは、ドン・ホセがカルメンと一緒にいるのを見て激昂します。ドン・ホセのほうだって、冗談じゃない、という思いです。剣を抜いて争い始める2人(オペラでは)。この動画では、ドン・ホセがスニガの首を絞めていますね。そこへ、騒ぎを聞きつけてダンカイロとその仲間たち(つまりは密輸団のメンバー)が駆けつけます。そして、争う2人を引き離し、スニガのほうを縛り上げてしまいます。

ドン・ホセとしては、上官に剣を向けたのだから、もう軍隊にはいられません。しかも、ダンカイロたちに助けられたとあっては、密輸団の仲間に加わるしかなくなってしまいました。「これで一緒にいられるわね」と喜ぶカルメン。ドン・ホセにしても、「仕方ない」と諦めながらも、カルメンと行動をともにできるのを喜ぶ気持ちがないわけではありません。自由の身の素晴らしさを全員でたたえながら、ここでいったん幕となります(第2幕終了)。
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by noma-igarashi | 2007-04-17 23:53 | オペラ・オン・アイス | Trackback | Comments(2)
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Commented by ニルギリ at 2007-04-18 14:35 x
あーダメです!
おかしくて涙が止まりません(泣)
ビットは金メダルいっぱい持ってます、確かに。
こういう悪い女とつき合って、ダイスケはオトナになるんでしょうか?演技に幅ができるんでしょうか?打たれ強くなるんでしょうか?
女は山ほどいますから、ほどほどにしてほしいですね。

あら、懐かしいタノルッツ(で、いいんですよね)。今も十分男前ですが、正統派イケメンスケーターでしたよねえ。
Commented by NOMA-IGA at 2007-04-18 21:11 x
ニルギリさん、こんばんは!
よかった、「モロゾフ父ちゃん」「うお~」はニルギリさんが発案されたのをお借りしたので、喜んでいただけて嬉しいです。実は、書きながら自分でもバカウケしてしまったんですが、そういう場合、人に見せるとシラ~っとされてしまいがちなので、ひやひやでした。本物のダイスケは、しゃべるとき関西弁テイストなんでしょうかね。

>こういう悪い女とつき合って、ダイスケはオトナになるんでしょうか?演技に幅ができるんでしょうか?打たれ強くなるんでしょうか?

どうでしょうねえ~。(^^; スポーツ新聞によると(安藤選手に関する記事に書いてあったのですが)、モロゾフは選手に恋愛を奨励しているんだとか。ダイスケもいろんな経験をして、たくましく育ってほしいものですね。

>あら、懐かしいタノルッツ(で、いいんですよね)。今も十分男前ですが、正統派イケメンスケーターでしたよねえ。

実は、このころの男子スケーターにはあまり(ほとんど)くわしくなくて、キャストの名前を見ても、誰が誰やら…という状態だったりします(大汗)。
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