111.31KV620日記 |
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昨夜もBShiでオペラを放送していたので、見てみました。ポンキエルリ作曲の「ラ・ジョコンダ」。2005年ヴェローナ音楽祭の収録。「ラ・ジョコンダ」はタイトルしか知らなかったので、モナリザ(イタリア語で「ラ・ジョコンダ」)に関するお話なのかしらと思っていましたが、まったく無関係。ごく単純に、ヒロインの名前でした。な~んだ。
余談ながら、この「な~んだ」という感覚、前にも経験したことがあるなという気がしたので、記憶を探ってみたところ、わかりました。何年か前、NHKの連続テレビ小説に「ぴあの」というのがあって、てっきり楽器のピアノのことかと思ったら、ヒロインの名前だったと知ってびっくり! というのに似ていたのでした(ちなみに「ぴあの」は1回も見ていませんが…)。 このブログとしては、TVやDVDで見たオペラの話をベタに書くのも芸がないかな、というスタンスではあるのですが、思っていたより見ごたえのあるオペラだったので、先週の「ルクセンブルク伯爵」に続き、少し感想めいたことを書いてみます。 まず、かなり凝ったストーリーでした。原作はヴィクトル・ユーゴーだとか。あらすじはこちら。どこがどう凝っているかというと、主人公のジョコンダが、相反する2つの気持ちの間で揺れ動くところ。自分の恋敵が、母親の命の恩人だったとわかり、憎しみを抱く反面で恩を返さなければという思いも強く、苦しむわけです。簡単に結論は出ず、いったんは恩を返そうと決心しても、また魔がさすように「この女さえいなくなれば…」という誘惑に負けそうになる。何度も何度も2つの気持ちの行き来しながら、物語が進んでいくという具合で、すごく難しい役だなあと思いました。 この役を演じたアンドレア・グルーバーという歌手は、ジョコンダ歌いとして名高いのだとか。気持ちの表現だけではなく、技術的にも難しそうなこの役を見事に演じていました。難点としては、たぶんジョコンダよりも恋敵のほうが年上という設定なんじゃないかと思うのに、そうは見えなかったところ。恋敵のほうが若くて可憐な印象でした(汗)。 このときの舞台写真は、ヴェローナ音楽祭の公式サイトでも見られます。写真ページの直リンクはこちら。大きな写真の右下(矢印)をクリックすると、次の写真がアップになります。黒マントに青いドレスの女性がジョコンダ(やはり黒マントの母親役と一緒に写っています)。別の写真で、白いドレスで胸元を押さえて嘆いているのが恋敵の女性。 以下も、勝手に持ってきちゃってゴネンナサイの舞台写真(↓)。このオペラはベネチアが舞台で、これは主人公ジョコンダの恋人エンツォの船が燃えているシーンです。これより前に、2つの帆を張るシーンがあり、なかなか見ごたえがありました。
by noma-igarashi
| 2007-02-11 16:59
| オペラ・音楽
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Trackback(3)
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Comments(4)
Tracked
from keyakiのメモ..
at 2007-02-11 23:28
タイトル : 《ジョコンダ》アルヴィーゼ:中くらいの役(4)
バス歌手が歌う、小さい役より、ちょっと大きい、中くらいの役シリーズ第4。アミルカレ・ポンキエッリ作曲《ジョコンダ La Gioconda 》(1876年初演)、宗教裁判所長官アルヴィーゼ・バドエロもその一つでしょう。このオペラは、ポンキエッリの作品の中では、最も有名で、舞台にかけられることも一番多いとはいえ、めったに上演されませんが、この中の、バレエ音楽「時の踊り Danza dell' Ore 」はディズニー映画「ファンタジア」(1940年)で使われ有名になりました。カバさんが踊ったりして可愛らし...... more
Tracked
from ネットで巡る世界遺産
at 2007-02-18 08:48
Tracked
from ネットで巡る世界遺産
at 2007-03-16 12:48
お久しぶりです。めずらしいので、私も見てみました。すでに、DVDでも発売されているんですね。男声陣がちょっと弱いかんじでちょっと盛り上がりに欠けたような。バルナバは太り過ぎだし。テノールのマルコ・ベルティは、来シーズン新国でラダメスを歌う予定なんですね。
私のブログでジョコンダを取り上げたことがありますので、TBさせて下さい。
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NOMA
at 2007-02-12 09:54
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こんにちは! TBとコメントありがとうございます。私のほうからもTBさせていただきました。
Keyakiさんが記事の最後に書かれていた「エンツォもひどいですよね」というのは、ほんとに同感です。「ええ~!?」「それはないんじゃない~?」などと、ぶうぶう言いながら見ていました。(^^;;; >テノールのマルコ・ベルティは、来シーズン新国でラダメスを歌う予定なんですね。 そうでしたか。恥ずかしながら、実はまだ行ったことのない新国。「アイーダ」はチラシを見て、「行きたいね」などと連れと話していたところでした。TVで見たことのある歌手が出演するというのは、ちょっとうれしいかも。
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春紅葉
at 2007-05-20 11:47
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こんにちは。
先日BS2で放送されたので見ました。 でもこういったなんというか救いようがないストーリーって私的エンタメのツボから一番かけ離れているタイプで苦手です。舞台を観に行ってもただ暗い気持ちを引きずって帰宅するだけって感じになっちゃうから。たとえ悲劇でも何かしら救いがないと切なすぎます。少しでも幸せな時間があるとか、主人公が死んでも悪の方も地獄に落ちるとか。 ただ帆船が燃える(ように見える)シーンなどは屋外ならではの演出で見ごたえがあったし、私でも知っている「時の踊り」のバレエは素敵でした。これを見られたからまあ少しはどんよりした気持ちが減ったかな。そういう意味ではこの演出なら「ラ・ジョコンダ」を見て損はなかった(それにテレビで見られたし)というのが感想です。
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by
NOMA-IGA
at 2007-05-20 18:51
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>春紅葉さん
>でもこういったなんというか救いようがないストーリーって私的エンタメのツボから一番かけ離れているタイプで苦手です。 あ、そういうのってわかります~。私はこのオペラはまあまあOKだったのですが、「イル・トロヴァトーレ」がダメでした。DVDもあるのに(私が買ったわけじゃないけど)、まだ1回しか見ていません。あと「オテロ」も苦手かも。 ただ、オペラの場合、筋書きがわかったうえで見ることが多いので、あらかじめ心構えをしておくというか、筋書きはあまり重視せず、歌や音楽を味わうようにしたいいかもしれないですね。 まあでも、苦手だなと思うオペラは、やはり見る機会も少なくなりがちですが。
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