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フィレンツェ歌劇場「トゥーランドット」 第1幕

引き続き、フィレンツェ歌劇場「トゥーランドット」の報告です。このブログ、「オペラ日記」と銘打っているわりには、実際の観劇レポートがきわめて少ないので、行った機会にとことん書いてしまうことにします。といっても、音楽評のようなレポートは書けないので、フィギュアスケートの試合観戦ふうにいってみますね。 
※オペラ「トゥーランドット」のあらすじはこちら ※ハイライトシーンの動画はこちら

【開演まで】

当日はNHKホールで6:30開演、仕事が6:00までだったので、安全のために仕事を30分早めに切り上げました。勤務先から渋谷までは、急げば30分で行けなくはないと思いますが、あまりバタバタしたくないし、何より、交通機関にちょっとでも遅れが出たらアウトですからね。いったん開演してしまうと、遅刻が5分だろうが3分だろうが、1幕が終わるまで中に入れないので、可能であれば、なるべく余裕を見て会場に着くようにしたいです。

原宿駅でジョルジュ(仮名、日本人)と落ち合い、徒歩でNHKホールへ。このルートは、オペラやコンサート会場までの道のりとしてはいい感じです。途中、フィギュアスケートでおなじみの代々木体育館も見えます。

6:00過ぎにNHKホールに到着。まずは、「3階C1列7番」というのがどんな席かを見に行きました。3階は遠かった。3階だと思ったらまだ2階で、延々と階段を上がっていかなくてはなりませんでした。来日公演に行く場合、わが家は気張ってS席を取ることが多かったので、NHKホールの3階席は初めてです(ちなみに今回はA席)。ただ、S席は値段がべらぼうに高く、行ける回数にどうしても限度が生じてしまうため、安い席で回数をこなす方向に路線転換しようかな、と思いつつあります。もっとも、安い席は席数が少ないので、チケットを取るのが大変らしいですが。
フィレンツェ歌劇場「トゥーランドット」 第1幕_e0073856_10201063.jpg
さて、「3階C1列7番」というのは、舞台に向かって左寄りの1番前の席でした。NHKホールのHPを見てみたら、2列後方から見た舞台の写真がありました。こんな感じ(↑)。うんうん、そうでした。こういう小ささでした。でもまあ、チケットが届き、A席で3階だとわかった時点で心の準備はできていたので、こんなものだろうなと納得しました。

席を確認したら、いったんロビーに出て、買ってきたサンドイッチで軽く腹ごしらえ。あとは公演のパンフレットや、入り口で山ほどくれるチラシを見ているうちに、時間になりました。さあ、いよいよ開演です。

【第1幕】
↓この続きはMoreで



大きな拍手のなか、指揮者メータがピットに登場。客席に一礼したのち、オケのほうに向き直ってすぐに演奏が始まりました。「トゥーランドット」の出だしの音楽は、荒川選手がトリノ五輪で演技の冒頭に使っていた、あの印象的なイントロ部分です。いやあ、トリノが思い出されますねえ。

とかいいつつ、実際のところは、NHKホールの3階席でいったい音がどんなふうに聴こえるのか、最初の音が鳴るまではけっこうドキドキ(ひやひや?)していたため、荒川選手云々というのはあとで考えたことですが。ちゃんと聴こえたので、ホッとしました。

イントロのあと、役人の歌、市民による合唱が続き、いよいよリューとティムール、カラフが顔を合わせるシーンです(動画の0:25ごろ)。リュー、カラフ、ティムールが順に歌うので、1人1人の力量がわかり、その日のオペラでどんな歌が聴けるか見当をつけることができます。

ついでに、オペラグラスで各人の顔も確認してみました。リューは、まあ見目のよいほうだと思いました(←「カルメン」のキャンセルを根に持っているので、リューに対しては辛口)。ティムールは、老人らしい風貌のわりに眼光が鋭かったです。カラフは、メイクがすごくて、パッと見た感じ、「化粧をした大人の桃太郎」という印象でした。

リューとティムールについては、衣装も顔のつくり方も、紫禁城公演のときとそれほど変わらないのに対して、大きく違っていたのがカラフです。紫禁城公演のときの衣装は、マッチョな雰囲気で、「歌う兵馬俑」と名づけてみたのですが、今回の公演は、京劇と歌舞伎を合体させたような衣装と化粧で、ワタシ的には「化粧をした大人の桃太郎」でしたねえ。派手なのはいいとしても、化粧が濃すぎて、表情がつかみにくいのはどうかなと思いました。オペラの歌手も、喜んだり、嘆いたり、驚いたり、オペラグラスで覗けば、けっこう細かい表情をつくっているのに、このカラフは化粧ゆえに、それがまったくわかりませんでした。そこが物足りないといえば物足りなかったです。もうちょっと喜怒哀楽がわかりたかった。

それ以外については、紫禁城公演と同様に、首切り役人が雑技団の女性だったのですが(動画の0:50~0:57まで、いちばん前で飛び跳ねているのが首切り役人)、このあたりの演出がちょっとごちゃごちゃしていて、意図がわかりづらかったように思いました。紫禁城公演のときのように、首切り役人のアクロバティックな動きをメインにしてもよかったのでは。

それと、これは公演後にネットを検索していて知ったこと。この公演に先立ち、オペラ関係のあちこちの掲示板で、エキストラを募集していたようなんです。「合唱要員ではなくて、ただのエキストラ」とのこと。歌わないエキストラなんて、どこに登場しただろうかと考えてみたところ、それらしい箇所を思い出しました。この動画でいえば、0:22~0:50ごろまで、カラフ、リュー、ティムールが歌っているバックに、屋根瓦みたいなものを持った人たちが何組か並んでいますよね(屋根瓦=北京の家並みだと思われ)。この人たちじゃないかと思うのですが、どうでしょう。どなたか正解をご存知でしたら、ぜひ教えていただきたいです。

第1幕については以上です。
by noma-igarashi | 2006-09-23 17:38 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)
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