人気ブログランキング | 話題のタグを見る

111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
by noma-igarashi
最新のコメント
>Nさん コメントあり..
by noma-igarashi at 21:08
>ひきこもりさん 情報..
by noma-igarashi at 23:28
上薗選手は3Aの練習をし..
by ひきこもり at 15:17
こんにちは~。 スロー..
by noma-igarashi at 16:07
毎度です。 現地で見ら..
by えっくす at 20:10
熱いメッセージをありがと..
by noma-igarashi at 07:54
東京に住んでいたら、逆に..
by えっくす at 06:55
それはすごい。 私は腰..
by noma-igarashi at 16:29
カテゴリ
検索
以前の記事
ブログパーツ

「誰も寝てはならぬ」VS「星は光りぬ」バトル

というわけで、もうすぐフィレンツェ歌劇場の「トゥーランドット」、ローマ歌劇場の「トスカ」を見に行きます。「トゥーランドット」が9月21日(木)、「トスカ」が9月30日(土)です。

公演が近づいてきたらウキウキ気分で関連記事を書きたいなと、ずっと前から思っていたのですが、さて、何を書いたものやら。適当なテーマを思いつかず、「うーーーん」とうなっていたところ、ひらめきましたですよ。タイトルの通り、「誰も寝てはならぬ」VS「星は光りぬ」バトルというのをやってみます。
念のために説明しておくと、「誰も寝てはならぬ/Nessun Dorma」のほうは「トゥーランドット」、「星は光りぬ/E lucevan le stele」のほうは「トスカ」に出てくる歌で、それぞれのオペラの代表的なアリアの1つです。どちらも主役級のテノール歌手が歌います。それだけでなく、この2曲、何だか雰囲気が似ておりまして、同じプッチーニの作曲だから、実際に楽譜を見比べても似ている点があるのかもしれませんが(そのへんは私にはよくわかりません)、オペラ名曲集みたいなCDで歌だけ聴いていると、「あれ、どっちがどっちだっけ」、と思ってしまうことも(私だけ?)。オペラファンでなくてもわかりやすく、なじみやすい歌だと思います。そのわかりやすさゆえに、私はひそかに「歌謡曲」と呼んでおります。若い頃のジュリーとかが歌うと似合いそうなのよ(まあ、オペラ歌手と比べたときの歌唱力は置いといて)。

そんな、どことなく似ている2曲を、あれやこれやの切り口で対決させちゃおうじゃないかというわけです。5番勝負(いや、別に勝敗を決めるわけではありませんが)。ただ、当初の予定では、「誰も寝てはならぬ」VS「星は光りぬ」バトルに徹するつもりが、いざ動画を探してみると、ちょうどいいものが見つからなかったり、同じ歌のほうがやはり何かと比べやすかったりして、同じ歌同士、つまり「星は光りぬ」VS「星は光りぬ」バトル、「誰も寝てはならぬ」VS「誰も寝てはならぬ」バトルのほうが多くなってしまいました。なにとぞご勘弁を。

(↓Moreに続く)



-----------------------
【1回戦】がちんこ対決(その1)
誰も寝てはならぬ(ドミンゴ)VS誰も寝てはならぬ(デル・モナコ)

1回戦は、ドミンゴとデル・モナコの「誰も寝てはならぬ」バトル。対戦の組み合わせとして、適切なのかどうかよくわかりませんが、用意できた動画の範囲内で組み合わせを考えると、私の判断ではこうなりました。あ、でも、デル・モナコの動画をアップした人も「デル・モナコのライバルといえるのは、ドミンゴとコレッリだけ」とコメントしていますね。正確には、ライバルといえども条件付きで、ドミンゴなら「アイーダ」のラダメスと「トスカ」のカヴァラドッシ、コレッリなら「アンドレア・シェニエ」のタイトル役と「トロヴァトーレ」のマンリーコについてはライバルと呼べる(しかし、それ以外の多くの役柄ではデル・モナコに並ぶものはいない)云々と書いてあるようです。

「誰も寝てはならぬ」VS「星は光りぬ」バトル_e0073856_026163.jpgドミンゴの動画は、DVD(→)になっているメトロポリタン歌劇場の舞台ですね。映像がちょっと暗いですが、まあ、「誰も寝てはならぬ」というからには、夜明け前という設定なので。
デル・モナコのほうの動画は、どういう趣旨のものなんでしょう。特に、出だしで映る女性が謎。1分近くも顔のアップが続くので、最初に見たときは、単に歌っているだけの映像かと思ってしまいました。でも、ちゃんとオペラの衣装を着て、セットの中で歌っていますね。セットは中国ふうに見えなくもないけれど、衣装はどこの国のものだか全然わかりません。少なくとも、ダッタン人のようには見えないなあ…(カラフはダッタン人の王子)。
一方のドミンゴは、オペラの冒頭で毛皮の帽子みたいなのをかぶり、えらく寒そうな格好で登場するため、私はひそかに「イヨマンテの夜」と呼んでいます。ダッタンって、寒いのかな?(今のモンゴルのほうですよね?)

さて、1回戦の判定ですが、衣装やセットなども含めて総合的に評価して、ワタシ的には
ドミンゴの勝ち。

-----------------------
【2回戦】がちんこ対決(その2)
星は光りぬ(デル・モナコ)VS星は光りぬ(ドミンゴ)

せっかくなので、デル・モナコとドミンゴには「星は光りぬ」でも対決してもらいました。うまい具合に、どちらもステージの動画が見つかりました。といいますか、デル・モナコはオペラの動画が見つかったのに、ドミンゴのほうが見当たらなかったので、このようなかたちになりました。

デル・モナコの動画は、画質が悪いのが残念ですが、歌はわりと普通のレベルで聴けるのがありがたいです。ドミンゴのほうは野外ステージらしく、さすがにマイクがたくさん立っていますね。まるでオペラの中で歌うときのように情感たっぷりです。ただ、オペラのストーリーと切り離してしまうと、歌詞がストレートに理解できないせいもあって、ちょっと情感過多にも思えます。こういうステージでは、むしろ淡々と歌うほうが、かえってオペラの場面が浮かんできてせつなさを掻き立てられるような気が…。

というわけで、2回戦の判定は、ワタシ的にはデル・モナコの勝ち
ちなみに、デル・モナコはオペラの動画もあったと書きましたが、オペラよりもこのステージの歌のほうが好きでした。

-----------------------
【3回戦】イケメン対決
星は光りぬ(コレッリ)VS星は光りぬ(ゲッダ)

さあ、いよいよイケメン対決ですよ。これって、男性の趣味がばれそうで、キンチョ~しますね(なんじゃ、そりゃ)。できればデル・モナコも対戦に加えたいところですが、すでに2回も取り上げているので、ここではパスします。

というわけで、この対決には、フランコ・コレッリとニコライ・ゲッダを選びました。コレッリのほうは、「舞台映えする長身の美男歌手(ウィキペディア)」ということになっていますから、心置きなく選びましたが、う~ん、どうでしょうかね。

私の好みとしては、コレッリはこういう髪型じゃないほうが素敵だと思います。DVD「カルメン」のドン・ホセ役でも、1幕、2幕でこういう髪型をしているときより、密輸団に加わって、ぼさぼさ頭になってからのほうがずっと魅力的だと思いました。さらに、それ以上によかったのが、「アンドレア・シェニエ」のタイトル役。たまたま動画があったので、1シーンを見ただけですが、めっちゃカッコよかったです。あ、見てみますかね。こちら

一方のゲッダは、外見的にどういう評価になっているのかよく知りませんが、すごく繊細そうな雰囲気がこの歌に合っていて、「おお、なかなかいいじゃないの!」と選んでしまいました。ただ、画家というよりは、詩人っぽいかも。トスカに手紙を書くために、羽根ペンを持っているせいもありますけど、詩人って、私の中ではこういうイメージです(実情については問うまい)。

さて、この対決の勝敗ですが、あくまでも外見に対する個人的な好みに基づいて、
ゲッダの勝ち

(追記)
いやん。いま気がつきましたが、数日前に、こんなのが新たにUPされていました。コレッリの「誰も寝てはならぬ」。よいですねえ。妖しい感じで、映像として面白いです。ただ、歌としてはドミンゴやデル・モナコのほうが好きかな。
コレッリ「誰も寝てはならぬ」

-----------------------
【4回戦】巨漢対決←名称、お許しを…
星は光りぬ(パヴァロッティ)VS誰も寝てはならぬ(ボータ)

「誰も寝てはならぬ」VS「星は光りぬ」バトル_e0073856_22473813.jpgというわけで、4回戦の巨漢対決は、ルチアーノ・パヴァロッティとヨハン・ボータでした。(謎彦さんの予想は当たったでしょうか?)ただ、残念ながら、ボータの「誰も寝てはならぬ」の動画がありません。このDVD(→)のカラフ役で、他のシーンの動画はいくつか見つかったのに、肝心の「誰も寝てはならぬ」がUPされていないのでした。ここまでに見てきたカラフと比較すると、なんとなく、UPされていない理由もわかるような気がしますが…(汗)。

しかしながら、ボータの巨漢ぶりは、他のシーンの動画で十分にご堪能いただけますこちらをどうぞ。冒頭シーン、向かって右がボータ(カラフ)です。中央がカラフの父ティモール。ありえない父子です。しかし、オペラでそういうツッコミを入れていては、やっていけません。左はリュー。この「トゥーランドット」は、リューだけがやけにかわいいです。

順序が後先になりましたが、パヴァさまのカヴァラドッシはいかがでしょう。オペラの中のパヴァロッティは、役柄によっては貫禄があってカッコよかったり、なんといもいえない愛嬌が感じられたり、いいなと思うことも少なくないのですが、うーん。カヴァラドッシはやはり、ビジュアル的につらいかなというのが、私の個人的な意見でした。ただ、もちろん歌はGOODです。さすがに拍手がすごいです。

4回戦の勝敗ですが、ボータの「誰も寝てはならぬ」の動画が見つからなかったため、不戦勝ということで、パヴァロッティの勝ち

-----------------------
【5回戦】フィギュアスケート女子シングル対決
誰も寝てはならぬ(荒川静香)VS誰も寝てはならぬ(伊藤みどり)


フィギュアスケート女子シングルの「誰も寝てはならぬ」バトル、片方はもちろん、荒川静香選手です。トリノ五輪の動画の中から、NHKの放送分をリンクしました。相手方の動画も、すでに選んであるのですが、あとのお楽しみで、まだリンクしないでおきます。金メダルに輝いた荒川選手に対抗できるのは、さて、いったい誰の演じる「誰も寝てはならぬ」でしょうか?
 ↓ ↓ ↓
というわけで、正解は伊藤みどり選手でした。すごくキュートですね! きれい~。伊藤みどり選手というと、アルベールビル五輪の映像ばかりが思い出されますが、こういう髪型の時期もありましたよね。選手紹介で「26歳になりました」と言っているので、1995年の映像のようです。試合のあとのエキシビションか何かでしょうか? ライトなどは使っていないし、アイスショーという感じではないですよね。「プロからアマチュアに復帰」とも言っていて、そういえばそんなことがあったっけと、ちょっと調べたら、このときのアマチュア復帰は、長野五輪の日本の出場枠を獲得するためという思惑があったといわれているらしいです。そうでしたか。確かに今と違って、有力選手が1人引退しても後続の選手が目白押し、なんていう夢のような状態ではなかったですものねえ。

伊藤みどり選手、動画の中で3アクセルを飛んでいますね(着氷がちょっと危ういですが)。エキシビションなのに3アクセルを飛んでいることと、そのときの歓声の大きさがとても印象的でした。

一方、荒川選手の「トゥーランドット」は、このトリノ五輪でしか見られなかったという点が本当に貴重です。といいますか、COIの仙台公演で滑ったらしいですが、地元サービスとしては最高ですね。お客さんがウラヤマシイ。

さて、このバトルの勝敗、どうしましょうか。試合とエキシビションでは比較が難しいので、苦肉の策として、ここは使用している曲を比較してしまいます。もちろん、どちらも(ほぼ)同じ曲ではありますが、片やヴァイオリンによる演奏、片やヴォーカル入り。あくまでも個人的な好みで、ヴァイオリン演奏の「誰も寝てはならぬ」(荒川静香選手)の勝ち。

-----------------------
【番外編】フィギュアスケート男子シングル対決
星は光りぬ(ヤグディン)VS.星は光りぬ(プルシェンコ)

男子シングルの「星は光りぬ」は、「トスカ」の話題のときにくわしく書いたので(ヤグディンの記事プルシェンコの記事)、今回は番外編の扱いにしました。両者とも、今回はエキシビションの動画をリンク。どちらに軍配を上げるかは、もう好みの問題でしょうね(私はプルに一票)。
by noma-igarashi | 2006-09-19 22:48 | オペラ・音楽 | Trackback(1) | Comments(10)
Tracked from 中国語・留学生活ニュース.. at 2006-10-05 21:39
タイトル : DVDの映画を見ました。 つづき
 昨日のつづきです。  中国のDVDの値段はとても安いです。  5枚で10元(約140円)というものありますが、あまり面白いものはありません。  普通は映画一本のDVDが一枚5~6元(100円以下)、映画8本またはテレビ劇(連戯劇lianxijuです)は、10時間を越える長時間になりますが、値段は一枚7元(約100円)で割安で買えます。  VCDでは映画一本でも2枚(一枚5元で10元)になりますから、DVDの方が随分安くなりました。 ... more
Commented by 謎彦 at 2006-09-15 23:52 x
4回戦に登場する歌手は、見当が付きました (^^)
たぶん当たっていると思います……。

オテロだったら、断然デル・モナコがドミンゴに勝っていますネ。
Commented by NOMA-IGA at 2006-09-16 10:19 x
あ、見当がつきました? たぶん、当たっているのでは。
2、3日中には4回戦に進めると思うので、しばらくお待ちくださいませ。

ドミンゴのオテロは、実はまだ聴いたことがありません。
でも、デル・モナコのオテロだけで十分、
デル・モナコの勝ちというのが実感できますね。
Commented by nazohiko at 2006-09-21 01:15
巨漢対決にパヴァロッティの登場は間違いないと思っていましたが、
なるほど対戦相手はボータだったんですね。予想がはずれました。
Commented by NOMA-IGA at 2006-09-22 19:54 x
あ、片方は違ってました?
YouTubeに動画があったものから選んだので、
あの人選になりました。
Commented by あーやん at 2006-09-27 11:57 x
はじめて、おじゃまします。
24日のびわこホールのトスカ、観てきました。
とてもよかったので、30日は期待していってくださいね!!
ところで、こんなすごい映像見せてもらえて、感激しています。
大好きな大好きなデル・モナコが、動いてるではないですか!!
むちゃくちゃ感激です!!
30日の感想も楽しみにしてますね!
Commented by NOMA-IGA at 2006-09-27 20:11 x
はじめまして!
「トスカ」、もうご覧になったのですね。お話をうかがって、期待が高まります。わくわく。
びわこホールで観劇されたとのこと。うらやましい。一度はあそこでオペラを見てみたいです。NHKホールは、なんというか、う~ん(ごにょごにょ)。私も出身は近畿圏なので、何かのついでに寄れないものかしらと思っていますが、まだチャンスがありません。
「トスカ」の観劇レポートも書く予定なので、よかったらぜひまた気軽に遊びにおいでくださいね。
Commented by あーやん at 2006-09-29 23:45 x
いよいよ、明日!楽しみですね。
私は、24日の公演のチケットをやっとこさっとこ23日に予約取れたもので、もう、前日は眠れませんでした・・・。遠足前の子供の気分でした。
びわこホールは音も包まれる感じでよかったし、なんといっても見やすい。
近畿圏のご出身ならフェスティバルホールしか、オペラの来日公演が観れなかった関西の悲しさをご存知と思います。
明日のトスカの感想、楽しみに待ってますね。
では、お楽しみに(^^)/~~~
Commented by NOMA-IGA at 2006-09-30 10:38 x
こんにちは! 「トスカ」、いよいよ今日です~。わくわく。午後4時開演なので、お昼ごろには出かけて、外でランチして、その足でNHKホールへ行こうと思っています。

ただ、昨夜ネットをうろついていたら、某掲示板で、デッシーが今日・明日の公演をキャンセルするんじゃないかという噂が流れていて、ぎょぎょぎょっ!(汗)。どうやら、①すでに指揮者がキャンセルしている(病気ではなく他国の公演に出演したとか)、②ミラノ・スカラ座のHPで、「トスカ」配役に今日からデッシーの名前が表示されている、③今回の興行主がどうも信用できない、という理由らしいです。

ネットの噂を気にかけるのもどうかと思いつつ、ちょっとひやひやしていたりして。帰宅次第、万事、ご報告しますね~。
Commented by あーやん at 2006-09-30 21:57 x
さてさて、本日のご感想は??
テレビではやってた電車男を待ってる応援団って、こんな気持ちだったんでしょうね。
琵琶湖ホールの公演も指揮者が替わってるって、ちらほら、ご意見でてましたよ。
どうぞ、すばらしい公演でありましたように!!(なんか変な日本語?)
Commented by NOMA-IGA at 2006-10-01 11:03 x
ご心配をおかけしましたが、万事OKでした。よかった~。
感想、順次書いていく予定ですので、ご覧いただけたらうれしいです。
<< 私的リンク集 各種お知らせ >>


タグ
記事ランキング
外部リンク
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
ライフログ
ファン
ブログジャンル
画像一覧