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フィギュア「カルメン」比較--プルシェンコ、ライサチェック

フィギュアスケート「カルメン」比較を始めるとき、女子シングルしか取り上げないと宣言しておりましたが、例外としてアイスダンスの演技も取り上げたことだし、ついでに寄り道して、男子シングルにも少々ふれてみたいと思います。あ、もちろん、選手のカルメンらしさを比較するわけではありません(当たり前)。この機会に比較してみたいのは、この2人の「カルメン」の曲の構成です。青字をクリックすると、動画をご覧いただけます。

エフゲニー・プルシェンコ選手の「カルメン」 ソルトレークシティ五輪フリー
【曲の構成】
時間:曲名
 (時間はYouTubeの表示時間に基づいています)
0.00~:第1幕への前奏曲
1.05~:闘牛士の歌
2.00~:ハバネラ
3.13~:第2幕フィナーレの合唱
4.00~:第1幕への前奏曲
4.23~:闘牛士の歌

エヴァン・ライサチェック選手の「カルメン」 トリノ五輪フリー
【曲の構成】
時間:曲名

0.00~:第1幕への前奏曲
1.50~:?
3.20~:闘牛士の歌

ライサチェック選手の演技が始まるとき、こんなアナウンスが流れますよね。「今シーズン途中で、フリーのプログラムをこの『カルメン』に変えました。ソルトレークシティオリンピックでプルシェンコが滑った曲です

五輪のさなかにも書いた記憶がありますが、これを聞いたとき、ちょっと違和感を覚えました。プログラム名は同じ「カルメン」でも、プルシェンコ選手が使っていたのは「ハバネラ」中心だったという記憶があったので、どのくらい同じ曲なのか(または違う曲なのか)、この機会に調べてみようと思ったような次第です。で、実際に比較してみて、気がついたこと。

どちらも、「第1幕への前奏曲」で演技が始まる点は同じ。ほかには「闘牛士の歌」も共通していました。でも、それ以外の曲は違う…といいますか、プルシェンコ選手の凝った構成に対して、ライサチェック選手の曲の構成って、えらく単純なような気が…。シーズン中にもうすうす感じてはいたのですが、こうしてプルシェンコ選手と比較してみると、その思いが新たになりました。

プルシェンコ選手の場合、使用している曲は4曲ですが、「第1幕への前奏曲」「闘牛士の歌」を2回ずつ使っているため、曲の構成としては6つのパートに分けられます。しかも、プログラム前半の「第1幕への前奏曲」「闘牛士の歌」「ハバネラ」は比較的長く使われているのに対して(それぞれ約1分)、エンディングの「闘牛士の歌」などはごく短く、ほとんど演技終了の効果音のような使い方がされており、プログラムに合わせて曲を綿密に組み合わせている、という印象を強く受けます。

これは何もプルシェンコ選手が特別なわけではなく、すでに見たカタリナ・ビット選手、クリロワ&オフシアンニコフ組も、やはり何度も曲を変え(プルと同様、曲の構成は6つのパートに分かれている)、プログラムに緩急をつける組み合わせ方をしています。

それに比べると、ライサチェック選手の使用曲は3曲にとどまり、しかも、どの曲も長さがほとんど同じ。あまり工夫の感じられない組み合わせ方です。これって、シーズン途中でプログラムを変更したことと関係があるのでしょうか。急に「カルメン」を滑ることにしたため、凝った構成にしている時間がなかったとか。

おまけに、2曲目が何なのかわからないです~(泣)。「カルメン」の中には、誰でも一発でわかるような曲が山ほどあるのに、なんでこんな地味でわかりにくい曲を…。本当にオペラ「カルメン」の中の曲でしょうか?(クリロワ&オフシアンニコフ組の例もあるので懐疑的) どの部分で使われている曲か、どなたかおわかりになるようでしたら、ぜひ教えていただきたいです。

もちろん、採点対象になるのは演技内容ですから、どのように曲を構成しているかは、さして重要な問題ではないと思います。ただ、こうして比較してみると、やはりちょっと見劣りするというか、「盛装VS普段着」「フランス料理VSファストフード」みたいな印象は受けてしまうのですが…。

一方で、プルシェンコ選手のプログラムも、ちょっと懲りすぎではないかという気もします。特に「ハバネラ」のパートは、ぴったり曲に合わせて3回転ジャンプを飛ぶようになっており、自由度が少なくて滑りにくそうに思いました。曲に乗って滑っているというより、演技が曲に押し込められているみたい、といいますか。特にソルトレークのときは、SPで予想外の転倒があっただけに、フリーの「カルメン」も見ていてはらはらしてしまいました。曲にぴったり合った演技はカッコいいですけど、見ているほうに緊張を強いるところもあったように思います。

さて、せっかくですから最後に、2人が演じているのがドン・ホセなのか、エスカミーリョなのか、それぞれについて考えてみたいと思います。面白いのは、ライサチェック選手がフリーではなく、SPのときに闘牛士ルックを着ていること(世界選手権の動画ですが、こちら)。そうなると、SPとフリーの衣装が似てしまわないように、フリーでは普通っぽい衣装を着ただけ、という可能性も考えられますが、でもまあ、衣装は度外視しても、やはりライサチェック選手はドン・ホセで、プルシェンコ選手はエスカミーリョでしょう。

特にライサチェックは、間違いなくドン・ホセだと思います。もちろん実際の性格まで知っているわけじゃないですけど、まじめそうといいますか、見るからに好青年タイプなんですもん。こういう人にドン・ホセを演じていただくと、オペラ「カルメン」も、第3幕以降のホセにグッと感情移入できそうな気がしますね(普通はイライラすることが多い)。

一方のプルシェンコは、今だったらエスカミーリョがピッタリ、闘牛士の衣装など着ていなくてもエスカミーリョらしく見えそうな迫力を感じるのですが(今のプルは、ああいう派手な衣装はもう着そうにないですしね)、なんといっても、ソルトレークのときはまだ10代でしたからねえ。派手に俺様っぽく決めるには、まだまだ貫禄が不足していたように思います。かといって、ドン・ホセと見るには衣装が邪魔をするし、キャラ的にもちょっとなじみにくいし。

そんなこんなを考えると、ソルトレークのプルシェンコは、プログラムの段階ですでにヤグディンに負けていたのかもしれないな、という気もします。「カルメン」というプログラムで金メダルを狙うにしては、エスカミーリョなのかドン・ホセなのかわかりにくく、しかも前述のように自由度の少なそうな振り付けで、プルシェンコのよさを最大限に生かせるプログラムではなかったのでは。私はプルシェンコを応援していたので、SPの転倒さえなければ…と思ったこともありますが、改めて演技を見直してみて、そんなふうに思いました。

オリンピックシーズンのプログラムって、本当に大事ですね。
(あれれ。「カルメン」とは関係のない結論になってしまいました)
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by noma-igarashi | 2006-08-01 20:10 | フィギュアスケート | Trackback(1) | Comments(0)
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