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全米男子の感想です。SPとフリー、一緒に書いてしまいます。
実はフリーが始まった時点で、SPをまだ最後まで見終わっていなくて、こんなふうにも思ったんです。「大混戦の女子に比べたら、男子はSPの上位者がそのままメダルを取りそうだから、フリーのリザルトに蓋をしたまま、まずSPを見て、追っかけでフリーを見ようかな」と。 実際にはそうせず、リアルタイムでフリーを見ました。そうしてよかった。追っかけで見たとして、あの展開をたった1人で受け止めるのはきつかった。ショックの度合いは同じでも、今、みんなが同じように狼狽しているのだと思うと、精神的にずいぶん助かりました。さらに、代表発表に至るまで、そして代表発表で感じたあれこれ。そうしたもろもろを大勢の人と共有できて、すごくありがたかったです。 以下、主な選手の感想です。途中まではSPの滑走順、フリーで最終グループだった選手はフリーの滑走順になっています。 マックス・アーロン選手 SPは4番手という早い段階で登場。4Tと4S、4回転を2本入れる構成でした。が、2つとも大きく乱れ、4Tのほうはコンボにできず。「1つ目のミスはまだ取り返せると思ったけれど、2つ目のミスをしたとき、これで自分のオリンピックの夢はついえたと思った」という彼の言葉をtwitterで読みました。演技開始間もない、2つ目のジャンプで夢が終わってしまう。何だかもう、せつなくて、せつなくて。4回転を1本にとどめておけば、また違ったのかもしれないけれど、2本入れないとネイサンに対抗できないからと。JSPORTSで、彼は学業でも秀才さんだと紹介していましたが、それはそれ、これはこれなんですよねえ。SPは74.95点で12位。フリーは149.25点、総合224.20点で、9位まで巻き返しました。 ショーン・ラビット選手 日本語堪能で、いつもキスクラでは日本語で挨拶してくれるラビット選手。SPは3Aなしでしたが、すべてクリーンに決めて、とても楽しい演技でした。フリーでは3Aに挑み、ミスもありましたが、持てる力をすべて出し切ってくれました。こういう選手がいてくれると、ホッとします。総合214.46点で14位。 アレクセイ・クラスノジョン選手 SPは4回転なしにしてきました。すべてクリーンに決め、82.58点。悪くはない点数だけど、手堅い構成にしたのなら、もうちょっと稼ぎたかったところかな。フリーは4Loに挑んできました。成功したかに見えましたが、回転不足(ダウングレード)とGOEで差っ引かれて3.60点にしかならず。おとなしく3Loを跳んでいたほうが点数になったわけですが、そうはいっても、チャレンジを続ける姿勢はやはり買いたいです。トリプルアクセルでもミスが出て、TESは68.58点。うーん、やはりもうちょっと出したい。でも、まだまだこれからの選手。今後に期待しています。総合223.58点で10位。 樋渡知樹選手 SPでは最終グループ、最終滑走。最終グループが始まるとき、「あれ? ネイサン、アダム、ジェイソン以外に誰が残っているんだっけ?」などと思っていたら(すまん)、彼とアンドリュー・トルガシェフ選手でした。SPは4Tの転倒を含め、すべてのジャンプでミス。なんというか、強い相手に挑んでボコボコにされちゃった、みたいな結果に(汗)。後で知ったことによると、膝の状態が悪くて、棄権も考えるほどだったのだとか。失礼しました。フリーは出だしこそミスが続いたものの、後はしっかり立て直し、いい演技を見せてくれました。SPは15位でしたが、フリーは6位で、総合12位。 (ここからフリーの最終グループの滑走順) ヴィンセント・ジョウ選手 SPでは4Lz-3T、4Fという高難度のジャンプを着氷! うおおお~! と思ったら、3Aで派手に転倒。あちゃー。点数は89.02点で90点台に乗らず。どうだろう、メダルは難しいかなと思いながら迎えたフリー。4Lz-3T、また決めたー!(なんと、GOE+3.0!) 4Fも決めた、4Sも降りたー! 後半は手をついたり転倒したりもあったけれど、ちゃんと回った上でのミスだし、もともとの基礎点が大きいジャンプだから、それほど大きなダメージにはなっていないはず。実際、カウンターがえらいことになってます! 110点台! …と思ったら、だいぶ下がって98.47点になってしまったけど、それでもフリー184.81点、総合273.83点で、もちろん暫定1位! これは…どうなる!? グラント・ホックスタイン選手 SPは4T-3Tの成功を含むパーフェクトな演技。新年早々、「愛の力」なんていう素敵な言葉をフィギュアファンの間に流行らせてくれました。素晴らしかった~。ただ、やはりSP5位という好結果がフリーではプレッシャーになってしまったでしょうか。いきなり4Tがパンクして2Tに。ああああ、コケてもいいけど、パンクはいかーん! さらに、続く3Aでも大きく乱れ、どうなることかとはらはら。しかし、そこからはしっかり立て直してくれました。3Aのコンボで若干の乱れはあったものの、後はきれいに成功! ああ、よかった~。255.31点で、暫定2位。その時点で、五輪代表はないなと思ったものの、補欠での選出もなく、四大陸で第1補欠に選ばれたのみ。そっかー。厳しい選考結果になりましたが、あの素晴らしいSPは長く語り継がれてほしいです。 ロス・マイナー選手 SPは4回転なしでクリーンに決め、88.91点。そうなのよ、クラスノジョン君、4回転を入れないなら、これくらい出せるようにならないとね。フリーでは冒頭の4S、きれいに成功! おおお! 3A-2T、3Lz-3Tも決めたー! このまま行けー! と思っていたら、行っちゃいましたよ。すごい、素晴らしい! なんと、点数が出てみたら、ヴィンスを抜いて暫定1位に。ひゃ~。その後もネイサン以外には抜かれず、2位。どうなるの? これは五輪に行けちゃうの? 2位じゃなくて3位なら、アダムが代表になることも考えられるけど、2位だし、決まり? 夜になって、正式な発表を待っている間に、ロスじゃなくてアダムになりそうだという噂も聞こえてきて、それとなく覚悟もできていたけれど、実際そうなってみると、やはりつらくて。でも、総合的に考えると、仕方ないよね。素晴らしかったフリーの演技、忘れないです。 アダム・リッポン選手 SPの演技は、フリーが終わってから見ました。噂に聞いていた通り、素晴らしい演技でした。4回転なしでも96.52点という高得点が出て、キスクラで喜ぶ様子がつらかった。フリーでは4Lzに挑戦したものの、転倒。でも、1コケなら大丈夫。3回転を跳んだぐらいの点数にはなっているし、むしろ攻めの姿勢なのがうれしい。それ以降のジャンプはきれいに決めていき、よし! よっしゃ! もういっちょ! などと思いながら見ていたのですが…。最後にきて、サルコウとルッツが立て続けにシングルに。え? え? なんで? 茫然としているうちに演技終了。何があったの、どうしたの? 268.34点で暫定3位。ああああ。 聞けば、靴に問題が生じたのだとか。靴かー。そんな情報をキャッチしたころ、前述の「ロスじゃなくてアダム」という噂も聞こえてきて。そうと聞いてみると、そうなるんじゃないかという気もしてきて。風邪気味なので早めに寝たところ、夜中の2時ごろに目が覚め、これはいい時間に目が覚めたとtwitterを見てみたら、それが現実になっていました。真っ先に「うれしい!」と感じましたが、ロス君のことを考えると、やはりつらくて。きっと、世界中のフィギュアファンが同じ気持ちでいるんだろうな…。ともかく、アダムには「おめでとう!」と言いたいです。オリンピック出場って、選手にとってもファンにとっても、ぜひともかなえたい夢の夢ですよね。 ジェイソン・ブラウン選手 今季のジェイソンは、クワドなしでもどこかでミスが出てしまい、ちょっと心配な状態。だから、SP3位でも安心できないな、と思っていました。SPもパーフェクトとというわけではなかったし。それと、彼の場合はソチ五輪に出場しているから、応援する身としても、「もしもダメでも仕方ないかな」という気持ちもどこかにあったように思います。フリーでは4Tに挑戦するも失敗。この部分は仕方ないとして、続く3Aでもミス。ああ、これは今季のよくないパターンにはまっちゃうかも…と思っていたら、後半に入ってもちょこちょことミスが出てしまいました。うーん、これはキビシイ。「彼はソチ五輪に出ているから、もしもダメでも仕方ないかな」とはいっても、それが現実になったら、やはり悲しい。ああ、現実になっちゃった…。253.68で暫定5位。これではやはり選ばれないでしょう(世界選手権にも選ばれなかった。くううう)。 ネイサン・チェン選手 彼が優勝すること、五輪の代表に選ばれることは、全米選手権が始まる前から決まったようなものでしたから、そういう意味でのドキドキ感はまったくなし。代わりに、どのぐらいミスなく滑るかということと、噂に聞いた新衣装&髪型に注目しながら観戦しました。新衣装は…ノーコメント。髪型は悪くなかったけど、ああなってみると野口英世スタイルも懐かしい。演技はほぼノーミスでしたね。3Aがパンクして1Aになってしまったのはご愛嬌。これで315.23点。全日本のショーマが283.30点。うーむ。パーフェクト対決ならもっと競ると思うけど、ちょっと差がつきすぎているのではないかと心配に。ネイサンは四大陸には出ないから、次に対戦するのは五輪になっちゃうんですね。ショーマもほんと、ノーミスでガツンと決めてほしいです(なんだかショーマについての感想みたいになってしまいました。ごめんなさい)。 終わってみると、女子以上に気が揉め、精魂尽き果てた男子フリーでした。
by noma-igarashi
| 2018-01-08 12:56
| フィギュアスケート
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