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国別対抗、ペアのフリーでは2組のカップルが「シェルブールの雨傘」を演じました。1組は日本の須藤・ブードロオデ組、もう1組は中国のペン・ジン組。今回、2組の演技を立て続けに見たことで、初めて気づいたことがあったので、今回はちょっと趣向を変えて、そのことを書いてみたいと思います。
参考までに、映画「シェルブールの雨傘」についてざっくり説明すると―― 結婚を誓い合った若い恋人同士(男性20歳、女性ジ17歳)が運命に翻弄されて離れ離れになり、結局は、それぞれ別の相手と結婚。映画のラストシーンで、数年ぶりに偶然再会するものの、今はもう別々の人生を歩んでいることを暗黙のうちに認め合い、静かに別れていく。 …とまあ、おおよそこんな話です(ざっくりしすぎ?) 須藤・ブードロオデ組の演技 ペン・ジン組の演技 国別対抗では、須藤・ブードロオデ組→ペン・ジン組の順に演技を見たわけですが、ペン・ジン組の演技が始まったとき、「あれ? 須藤・ブードロオデ組はフランス語のボーカルだったけど、ペン・ジン組のボーカルは英語だ」ということに気がつきました。「シェルブールの雨傘」はフランス映画ですが、世界的にヒットした映画だから、英語バージョンもあるということなのかな。 で、このことに気づいてみると、ほかにもいろいろと発見がありました。ペン・ジン組の歌は男性ボーカルだけど、須藤・ブードロオデ組のほうは主に女性ボーカルだとかね。で、ペン・ジン組は、男女が背中合わせのような形(すれ違いのポーズというか)で演技がスタートし、滑り出すや、2人が別々の方向にぐわ~んと離れていきます。これ、「若い恋人同士が運命に翻弄されて離れ離れになり」という映画のストーリーを意識した振付ですよね、きっと。そして、2人がソロジャンプを跳んだところで、ボーカルが始まります。工夫されていますねえ。 そして、プログラムが後半に入ると、スロージャンプのあたりからボーカルがなくなります。曲調に合わせて演技がどんどん盛り上がり(豪快なリフトが2回!)、フィニッシュ。すれ違いのポーズでスタートした演技は、男性がひざまずいて女性を抱きしめるポーズで終わります。 一方、須藤・ブードロオデ組はどうかというと、2人が間近に並んだポーズからプログラムが始まります。そして、滑り出すとすぐに手を取り合い、ラブラブのようすを表現しながら演技。ペン・ジン組とは対照的に、最初のうちは曲だけで、ボーカルが入るのは後半になってから。意味はわからずとも(いや、多少はわかりますけど…)、フランス語の語感がなんとも切ない雰囲気を盛り上げてくれます~。 そして、最後の最後に再びボーカルがなくなり、ペアスピンの後で2人が離れて、お互いを求め合うようなポーズでフィニッシュ。ペン・ジン組とは見事に逆なんですよね。片や、離れてスタートし、最後は抱き合うポーズ。片や、仲良く一緒に滑り出し、最後は離れ離れ。面白い~。映画のストーリーを考えると、須藤・ブードロオデ組のほうがストーリーをほうふつさせるのかもしれないけど、どちらの組の演技も切なくて、それぞれに「シェルブールの雨傘」っぽいです。 気になる振付は、ペン・ジン組がデビッド・ウィルソン、須藤・ブードロオデ組がジェリー・マルコット。
by noma-igarashi
| 2017-04-27 23:50
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