111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
by noma-igarashi
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題詠★2016参加作品

facebook上の題詠イベント『題詠100★2016』で、今年も無事に100首を詠み終えました。
ここ数年は、このイベントでしか歌を詠まない状態が続いており、体力不足を痛感する道のりとなりました。投稿漏れのチェックしながら読み返してみたところ、自分で納得のできた歌は、全体の1割程度でしょうか。それでも、「いいね!」ボタンに励まされたり、ほかの方の歌に刺激を受けたりしながら、何とか最後まで詠み切ることができたことをうれしく思います。

「続きを読む」以下に100首をまとめておきました。よかったらぜひお目通しください。



001:地 この国が地獄へ進んでいくようなこのごろ せめてひかりを歌え

002:欠 対話する気持ちを欠いた宰相のどこまでも突き進む強弁

003:超 二十一世紀は超過料金を払って生きている心地せり

004:相当 幸薄い手相当惑しながらもヒロインめいてときめいたっけ

005:移 全巻を夢中で読んだページ追うごとに感情移入を深めて
        マーガレット・ミッチェル『風とともに去りぬ』

006:及 (その後の行方を知らず)
あらかたが脱原発を訴えた十万近くに及ぶパブコメ

007:厳 春一番はや吹き荒れて厳しさを恨みに思うこころの狭さ

008:製 いつからか森永製菓のエンゼルは逆立ちするのをやめてしまった

009:たまたま たまたまを運命的と思い込む若さはつたなくまぶしくもある

010:容 美容室の椅子に座って二か月に一度だけ読む「オレンジページ」

011:平 「平和を」と声を上げれば叩かれるニッポンは今、平和か否か

012:卑 目をつけたツイートひとつに群がって喜々として嘲笑う卑しさ

013:伏 伏字かと思ったものが「薔薇」になるスマホ画面を指で伸ばせば

014:タワー ポイントの残ったタワーレコードのカード財布に眠らせたまま

015:盲 懐かしい昭和のドラマの主題歌として思い出す「恋は盲目」

016:察 国民の怒りを察するふうもなく総理は今日も高飛車である

017:誤解 言い逃れ逆ギレばかりの答弁でいいと誤解はしないでほしい

018:荷 「荷」の歌をさかのぼりゆく面白さ「荷」のつく言葉はなんとも多彩

019:幅 以前なら眉をひそめた考えが幅を利かせて昭和も卒寿

020:含 詩の言葉 萎縮しはじめないように今年は材に時事を含める

021:ハート 演技後のスケーターたち投げキスをしたりハートを手で作ったり

022:御 モーツァルトの余韻に浸りつつ歩く公園を抜け御徒町まで

023:肘 肘ばかりまたつまらない意地を張る膝小僧さみしがり屋なくせに

024:田舎  『イギリスの田舎暮らし』のページから花も緑もこぼれんばかり

025:膨 スカートを四月の風に膨らませ夢見た未来はもうすでに過去

026:向 ときどきは生きてゆくのに不向きだと感じるどの輪にもなじめずに

027:どうして 戒めにむしろ心は揺れまどうしてはいけないことほどしたい

028:脈 大家族の洗濯物を干しながら母が歌いし「青い山脈」

029:公 懐かしい主人公たち60年の節目に「りぼん」の歴史をたどる

030:失恋 いつの間にか疎遠になった友だちに手紙を書くごと失恋を詠む

031:防 恥ずかしい自分ばかりを思い出す無防備なのに尖っていたころ

032:村 ダム底に沈んでしまえばいいものを原子力村まだ衰えず

033:イスラム 世界一イスラム教徒の多い国を訪ねて仏教遺跡を巡る

034:召 モーツァルトのオペラの中にいきいきと描き出される召使いたち

035:貰 照れくさく思い出しおり十代のころにサインを貰いし本を
        かぜ耕士『各駅停車の青春に』

036:味噌 社会派と呼ばれた推理小説のどこか味噌汁めいた味わい
        松本清張『砂の器』

037:飽 自分でも探し歩いた本で見る「トマソン」だけでは飽き足らなくて
        赤瀬川原平『超芸術トマソン』

038:宇 艶やかで背筋の伸びたたたずまい着物姿の宇野千代さんは

039:迎 我が暮らす1DKに平凡社の百科事典を迎え入れたり

040:咳 楽章の合間をねらいいっせいにホールの客ら咳払いする

041:ものさし この国の「普通」を測るものさしがだんだん右に傾いてゆく

042:臨 録画した番組なのについ焦る臨時ニュースのテロップが出て

043:麦 麦の穂の実る季節にもう一度行きたいオーヴェルシュルオワーズへ

044:欺 人よりも国を主役に据えている欺瞞に満ちた憲法草案

045:フィギュア 美しい熟語「花样滑冰」は中国語で書くフィギュアスケート

046:才 旧仮名で書かれた丸谷才一を常よりゆっくり読み進めゆく
        丸谷才一『裏声で歌へ君が代』

047:軍 賑やかな日々の記憶を抱きつつ風にちかづく軍艦島は

048:事情 一、二冊様子見をした事情通気取りか信頼できる筆者か
        鹿島茂『パリ・世紀末パノラマ館』

049:振 雛罌粟にルビが振れないもどかしさ抱えて短歌はネットを走る。

050:凸 黙々とゲラと向き合う背中たち凸版印刷校正室に

051:旨 休日に椎名誠のエッセイを読み終え味わうビールの旨さ

052:せんべい せんべいの欠片をはさみ本棚に黄ばんでゆけり太宰治は

053:波 久々に書棚の奥から抜き出せば岩波文庫の文字の小ささ

054:暴 このごろはつい飛ばし読みしてしまう暴力的な描写があると

055:心臓 心臓のあたりに思わず手をあてて大事な試合を見守っていた

056:蓄 アベノミクス効果で増える蓄えのないまま老後を迎える者が

057:狼 狼や狐の目で見て書き換えた童話のようだ今の日本は

058:囚 詠みあぐね知識をひとつ増やしおり囚人服が横縞なわけ
        http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q108405990

059:ケース バイオリンケースに小銭を投げ入れるパリのメトロの乗換駅で

060:菊 恋してもピンクの薔薇と抱き合って花束にされることのない菊

061:版 今はもうどんな本でも出すようになってしまったこの出版社

062:歴 近ごろはまさに歴史を生きていると感じることがめっぽう多い

063:律 法律の上にひろがる青空が憲法だから 嵐にするな

064:あんな どうしてもふあんな思いが消えなくてここから続く明日のあやうさ

065:均 均衡をなくした世界 昨日までの正義が今日は取り締まられる

066:瓦 雪どけの季節になってひさびさに屋根の瓦が顔を覗かす

067: 政権はあからさまなり今日もまた強きを助け弱きを挫く

068:国歌 「君が代」について調べる 世界一歌詞の短い国歌だと知る

069:枕 枕辺に置いて寝しなに少しずつ憲法を読む 噛みしめながら

070:凝 古代史に凝ったり伝記にはまったりクセジュ文庫を集めたことも

071:尻 共感と抵抗感が半々の桃尻語訳の『枕草子』

072:還 かろうじて生還したのは二人だけ一気に読んだ『悪夢のバカンス』

073:なるほど 「なるほど」を適度に挟む「はい」という相槌だけでは弱く思えて

074:弦 我が開くネット書店のおすすめに羽生結弦がずらりと並ぶ

075:肝 缶入りの肝油ドロップ一つずつ減っては過ぎてゆく夏休み

076:虜 三行で女性を虜にするぐらい連城三紀彦ならお手のもの

077:フリー ソチ五輪フリーを決して忘れない浅田選手の演技の中で

078:旗 いっせいに国旗が揺れる氷上の演技を終えた選手を讃えて

079:釈 解釈でねじ曲げられた九条を自分の声で読み上げてみる

080:大根 大根が重いせいです 帰り道わたしが肩を落としているのは

081:臍 「薔薇」よりもずっと少ないこれまでに「臍」と漢字で書いた回数

082:棺 よりそって眠ってみたい花々に埋もれてふたり用の棺で

083:笠 小説の中の寡黙な老人に笠智衆をつい当てはめており

084:剃 次々と言葉の引き出し探しても探しても錆びた剃刀ばかり

085:つまり 録音を文字起こしする口癖が「いわば」の人も「つまり」の人も

086:坊 また三日坊主で終わり原文の源氏はいまだ夕顔の巻

087:監 監督も女優も古い名ばかりが並んだわが家の映画名鑑

088:宿 荷ひとつで宿も決めずに南仏を旅した若さだけを頼りに

089:潮 何もかも自己責任にしてしまう風潮嫌なニュースが増える

090:マジック 裏写りしたマジックの跡がまだ残る実家の古い卓袱台

091:盤 降る花の多さを競い合うようにスケーターらが銀盤を舞う

092:非 下手くそなデッサンめいた十代の私がたたずむ非常階段

093:拍 狂乱のアリアを終えて満場の拍手をその身に浴びるソプラノ

094:操 氷上でステップを踏むスケーター巧みにエッジを操りながら

095:生涯 生涯に晶子が詠んだ歌のうちいちばん好きな雛罌粟(コクリコ)の歌

096:樽 若いころ朝まで飲んだビア樽をテーブル代わりにした居酒屋で

097:停 見通せぬ未来に向かいフクイチは冷温停止状態で立つ

098:覆 全編を覆う疑念が最後には名探偵に覆される

099:品 うっかりと午後を費やすカラフルなキッチン用品並ぶフロアで

100:扉 日本は開けてはならぬ扉さえすでに開いたその先にいる
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by noma-igarashi | 2016-11-19 16:04 | 題詠100参加作品 | Trackback | Comments(0)
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