111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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「五首選会」に参加します(五十嵐きよみ)

中村成志さん主催の「五首選会」に参加します。

私の自選5首は以下のとおりです。
完走直後であれば、もっと別の歌を選んでいたかもしれませんが、少し時間が経ってみると、熱くなって詠んだ歌よりも、落ち着いて詠んだ歌のほうが出来がいいように思えてきました(そんなものかもしれないですね)。

006:婦 文庫本カバーに貴婦人然とした黒いドレスのホリーの写真
010:玉 善玉も悪玉もみな生き生きと描き出される大デュマの手で
026:湿 行間に雨季の湿りを嗅ぎながら読みゆく『マレー蘭印紀行』
056:リボン 思い詰めやすいヒロインほどけなくなったリボンのように頑な
097:騙 騙し騙し暮らしています近ごろは齋藤史を読み返しつつ


私の詠んだ100首はこちらです。今年は「本」をテーマに詠みました。
どうぞよろしくお願いします。

※しばらくこの記事を上から3番目に固定しておきます。
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by noma-igarashi | 2015-12-19 23:58 | 題詠100参加作品 | Trackback | Comments(13)
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Commented by 中村成志 at 2015-12-03 19:29 x
「食」五首


017:画面 Kindleの画面が本に似ていても古書のにおいは紙だけのもの

034:前 自転車の速度を上げるエビアンと『宙の名前』をリュックに詰めて

040:清 とろけそうな熟柿を軍靴が踏みつけて清王朝の歴史が終わる

053:腐 ため息を誘う耽美な文体にうっすら腐臭を嗅いだ気がする

088:炭 タイトルに惹かれて手にした何冊か 炭酸水を好んだ夏に


本を主軸に詠まれたためでしょうか。五十嵐きよみさんの歌には、不思議に「食」を感じる歌が見受けられませんでした。
代わりに、と言ってはなんですが、透明感の漂う、五感に直に訴えかけるような「食」(?)の歌が。
匂い、冷たさ、感触、喉越し。
どれも生命の摂取には欠かせないファクターであり、どこか静けさすらも感じさせます。
Commented by いまだなつき at 2015-12-10 09:29 x
五首選「過去」

003:要 子どもから少女に移りゆく時期に必要とした詩集一冊

073:会場 客がみな帰ったあとの会場の椅子にぽつんと文庫が残る

081:付 もう何のために貼ったかわからない黄ばんだページの付箋をはがす

084:錦 大日本、凸版、錦明 奥付でなじんだ印刷会社の名前

088:炭 タイトルに惹かれて手にした何冊か 炭酸水を好んだ夏に

はじめまして、いまだなつきと申します。
過ぎ去ったことが今に響いてくる歌をとらせていただきました。
五十嵐きよみさんの歌からは光を壜に詰めたようなきらめきを感じました。
私も本が好きなので楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。
Commented by 東馬想 at 2015-12-10 21:56 x
もう何のために貼ったかわからない黄ばんだページの付箋をはがす


「もう何のために貼ったかわからない」
一字一句をためつすがめつ。昨日の自分と今日の自分でさえちがう。いわんや今昔物語。


自転車の速度を上げるエビアンと『宙の名前』をリュックに詰めて


「エビアン」に尽きる。その名と佇まいはミネラルウォーター界においてきわだっている。
エビアンを空にした友人が水道水を補充して冷蔵庫にしまう。冷えた頃合いに取り出して、「うん、うまい!」
飲みほした「エビアン」をふたたび満たすためにひねる蛇口を。

「自転車の速度を上げる」浮くような感覚。「リュックに詰め」た「宙の名前」が高度を維持する。時空を突きぬけるエビアン。


行間に雨季の湿りを嗅ぎながら読みゆく『マレー蘭印紀行』


ジャンルにおける傑作。ここではないどこかへ身を運ぶ。
放浪を夢見ながら果たし得ない読書子も雨音のしない雨のにおいにふと目を上げる。


鉄塔も電柱もあの事故のあと素直に親しめなくなっている


新潮文庫版で読みました。感化されて鉄塔習志野線のカウントダウン。日没。これ以上の踏査は現実的に無理と判断した私は大人である。無茶はやらない冒険をしないつまらない。

映画館で『鉄塔武蔵野線』観ました。過ぐる日の夏、鉄塔は少年はジュースの自動販売機はピカピカにかがやいていました。



じわじわと読み手の心を荒ませて女流作家は薄笑いする


クッキーの缶にしまった思い出を慈しむごと作家は語る


ラスト一首をどちらにしよう好みは「クッキーの缶」だが「読み手の心を荒ませ」る女流作家も捨てがたい。
歌番号をクリックする。
書名および作者名が判明し、行司軍配は東にあがるも物言いがついて協議の結果、図書館に行って現物を手に取り、いま読みたいと思う方を借りてくることで決着。

Commented by わんこ山田 at 2015-12-15 15:57 x
『わんこ好み五首ー読書あるある』

009:異 価値観の異なる人が同じ本を好きだと知ってしばし戸惑う
013:刊 新刊が出れば必ず買うようなシリーズがある時期の楽しさ
018:救 古書店の外に置かれた「100円」の箱から三島を救い出したり
088:炭 タイトルに惹かれて手にした何冊か 炭酸水を好んだ夏に
091:略 いずれはと思いながらも子ども向け簡略版しかまだ読んでない

自分の時間の無さから「読書」を趣味の欄に書けなくなってしまって久しいのですが、元文学少女にとってはものすごく楽しい100首でした。
リンクを貼ってくださっていたので一首一首リンクに飛んで楽しませていただきました。
好きなのに「あるある」には入れられなくて困ったのは↓この3首です。

007:度 人が皆、素直な態度を取れるなら小説なんかきっといらない
034:前 自転車の速度を上げるエビアンと『宙の名前』をリュックに詰めて
078:ソース ロマンスは波乱に富んでややこしい名前のソースのような味わい

ああ~あ、本が読みたくてたまらなくなりました。
我が家にそびえる積読のタワー……早く読みた~い
Commented by 千原こはぎ at 2015-12-17 11:32 x
「わたしも好きな本・五首」

034:前 自転車の速度を上げるエビアンと『宙の名前』をリュックに詰めて
036:バス オムニバスで人間模様が描かれる阪急電車ひと駅ごとに
046:貨 水蓮や銅貨という名の少年でにぎわう長野まゆみワールド
058:士 飛行士の一人称で語られる王子と出会って別れるまでが
062:万年 愛すべき万年青年だと思うブラッドベリの小説の「僕」

100首全体を通して、本にまつわるひとつの物語を読ませていただいたような気持ちになりました。
うんうん、と頷きながら好きな歌をピックアップしていくと20を越えてしまったので、わたしも好き!という本についての歌を5つ選ばせていただきました。

ほかにもこれらの歌が特に好きです。↓

021:小 本棚の奥の一冊手に取れば黄ばんだ文庫の文字の小ささ
024:真 写真家の視線鋭くこの街の宿す狂気を切り取ってゆく
043:旧 図書館に懐かしい本 旧交をあたためるごとページを開く
044:らくだ すみずみに読後の余韻が沁みてゆくしばらくだれとも話したくない
081:付 もう何のために貼ったかわからない黄ばんだページの付箋をはがす

今ふと気付きました。「きよみ図書館」にいるような空気感です。
内側にいろいろな熱を秘めている本たちが並ぶ、静かで、どこか懐かしい図書館。
楽しい鑑賞をありがとうございました。
Commented by しま・しましま at 2015-12-18 12:21 x
019:靴 懐かしい友のひとりに数えたい長靴下のピッピのことも

047:四国 家出した娘が母に書き送る手紙の中の四国まぶしき

053:腐 ため息を誘う耽美な文体にうっすら腐臭を嗅いだ気がする

065:スロー インガルス一家のことを思い出すスローライフという言葉から

081:付 もう何のために貼ったかわからない黄ばんだページの付箋をはがす

単純に好みのものを五首選ばせていただきました。
019のピッピ、今の子供はどうかわからないけど、昭和の子供が初めて出会う外国の子供の暮らしは、「長靴下のピッピ」からだった、と断言してもいいような気がしてきます。

047のお歌を一目見て、あっこれは「旅の重さ」だと確信しました。
主体の記憶の「四国」のまぶしさと少女の見た「四国」のまぶしさがリンクするようでステキでした。

053は久世光彦の「一九三四年冬ー乱歩」ということでしたが、それが分かっているのに、同じ久世さんの「蕭々館日録」を思い浮かべながら読んでしまいます。

楽しい機会を下さってありがとうございました。
Commented by 御糸さち at 2015-12-18 14:39 x
[横幅の長い歌五首]

004:栄 出だししか読んでないのに見栄を張りさもそれらしく話題に混じる

020:亜 ヒロインも作者も桜井亜美という本として『イノセントワールド』

027:ダウン やせ我慢してでもフィリップ・マーロウはダウンコートを着てはいけない

033:逸 ふらふらと話題の逸れる書きぶりがいかにもコミさんらしい味わい

034:前 自転車の速度を上げるエビアンと『宙の名前』をリュックに詰めて


永田和宏さんは、「できるだけ滞空時間の長い歌を作りたい」と『作歌のヒント』の中で述べられていました。
滞空時間の長い歌とは何か。
漢字をかなに開いたり、固い漢語ではなく和語のやわらかい響きを用いたり等の例が挙げられていましたが、要するに「文字数の多い歌」の事なのではないかと思い至り、ここに選ぶ事にいたしました。

初めまして、御糸さちと申します。
五首選会という機会を得て、五十嵐さんの百首を拝見させて頂きました。
私は本というものを、歌集以外はほとんど読まずに生きています。
ですので、これらの歌に詠まれている、本好きの方なら「あーあれね!分かる分かる!」となるであろう情景の多くを、「元ネタは分からないけど何となくこういうことかな!」と受け止める事になりました。
無知とは勿体無いものですね…。
Commented by きむろみ at 2015-12-19 18:00 x
021:小 本棚の奥の一冊手に取れば黄ばんだ文庫の文字の小ささ

026:湿 行間に雨季の湿りを嗅ぎながら読みゆく『マレー蘭印紀行』

044:らくだ すみずみに読後の余韻が沁みてゆくしばらくだれとも話したくない

060:孔雀 書棚から画集が落ちる 床の上に孔雀が一瞬、羽根を広げた

081:付 もう何のために貼ったかわからない黄ばんだページの付箋をはがす

はじめまして、きむろみです。題詠を走っている間、時々拝見していました。最近は年齢と(笑)目の病気もあって歌集以外の読書から遠のきがちです。五十嵐さんの本をテーマにした題詠をチラ見しつつ、読まねばなあと妙な焦りを募らせていました。選んだ五首は特に共感の強いものです。060は目に麗しい。026は読んだことがないけれど推して知れるような歌の読ませる手ごたえがあります。044は切実に思います、よくぞ詠ってくださった。

五首選とずれますが。恥ずかしながら本屋や書店でお腹が痛くなるタチでして。百首読んでいる間ちょこちょこと席を立ちました。まるで書店のようです、こちらは。(褒め言葉)
Commented by 中村成志 at 2015-12-20 08:25 x
五十嵐きよみさんへ
情景の見える歌を選んだら、結果として「音」の歌が集まった、というのも面白いですね。
静まりからも音を聞き分けるのは、やはり読み手の技量もあるのでしょう。
深く鑑賞していただいて、面映ゆくも感動しています。
ありがとうございました。
Commented by noma-igarashi at 2015-12-20 16:37
いまだなつきさんの五首選をしたかったのですが、
どうしてもコメントの仕方がわかりませんでした。
こちらに選んだ五首だけ書かせていただきます。

003:要
必要になるときまではとっておく 生まれついての下がり眉など

019:靴
靴べらの曲線部分の滑らかさ なぞらえるよな臀部の丸み

026:湿
手をパーにすれば湿疹広がりてグーにすればなかったことに


037:療
医療用ガーゼがいいわ しっかりと傷に張りつく癖があるもの

089:マーク
持ち込みを禁じた言葉を書きつけるマークシート対応鉛筆

091:略
略された名前の中に愛だとか悲しみ、平和がつまっています。
Commented by わんこ山田 at 2015-12-21 17:42 x
五首選会、お疲れ様でした。

京都府のみなさまには大変失礼なことになってしまっていましたが、私はそこにこだわって(他もいろいろありますが)都構想には反対したいです(笑)
マフラー、実は一つだけ編んだことがあって気になっています。
ああ手紙も残っていたら困りますーーー(/_;)
女友だちとの交換日記もーーーーー
みなさん、さあ、読み返さずに断捨離しましょう!

毎年、会場の設営等、ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

フェイスブックでの開催に移行するする件をお聞きしたした時は「時代の流れとしてはその方がいいか……」と思いましたが、一つ悩みがあります。
FBの性質上、投稿するとお友達のタイムラインにもれなく流れてしまい、もし「いいね!」をいただくと何度も浮上してくるということです。
自分のブログから会場へのトラックバックで投稿している分には、興味を持って覗いてくださる方の目に触れるだけなのですが……
今のアカウントとは別のものを作って参加させてもらおうか、考え中です。

Commented by noma-igarashi at 2015-12-21 20:53
>わんこ山田さん
こんばんは。
facebookで「いいね」が押されると、投稿が上に上がってしまう件、
準備室のほうでそういうことも話題にできればよかったのですが、
私が放りっぱなしにしているものだから、
投稿もコメントもほとんどなく、
参加者の皆さんの「準備」にはほとんどなりませんでした。

条件はみんな同じわけですから、
「いいね!」でそのつど上に来ても、気にされなくてもいいのでは?
すぐにほかの方の投稿が上に行く可能性も高いと思います。

ただ、題詠用のアカウントを別につくるというのも、
何かと便利な面はあると思うので、どうされるかは各自にお任せします。



この件、もしよかったら、準備室にも書き込んでいただけませんか?
上のほうにある記事にコメントしてくださる形でもいいし、
独立した記事を投稿してくださっても構いません。
皆さんも参考になると思うので。
Commented by noma-igarashi at 2015-12-24 00:04
お礼がすっかり遅くなってしまいました。
もうどなたもご覧になっていない可能性大ですが、
五首選と感想コメント、どうもありがとうございました。

今回の五首選会、予定外の仕事が飛び込んできてWワーク状態だったため、
参加を見送ろうかとも思いましたが、迷った末に、思いきって参加。
何とか参加者の皆さん全員の五首選ができて、ホッとしました。
(ただ、いまだなつきさんの作品に関しては、閉会後、ここに書き込む形になってしまいましたが…)

題詠、来年はfacebookに会場を移します。
どんなふうになるか、未知数の部分もありますが、
またご一緒できたらうれしいです。
どうぞよいお年をお迎えください。
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