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木村友祐『聖地Cs』

1つ前の記事に、今年は読んだ本のタイトルをブログにアップしていきたいと書きましたが、その第1弾というわけではなくて、これは年末に読んだ本になります。新聞の書評欄で、原発事故を材にした小説だと紹介されていたため、興味を持って手に取りました。池澤夏樹の『アトミック・ボックス』といい(感想はこちら)、“3.11後の文学”とでもいうような作品が徐々に出てきているんだなと思いました。

聖地Cs

木村 友祐 / 新潮社





本書には2編の作品が収録されていました。1つは、本のタイトルにもなっている「聖地Cs」。Amazonにあった「BOOK」データベースの紹介文を借りてしまうと、“原発事故による居住制限区域内で被曝した牛たちを今も生かそうとする牧場で、ボランティアに来た女性が見たものは――”というような内容。

「聖地Cs」もよかったし、力作でしたが、私としては「猫の香箱を死守する党」のほうに共感する部分が多くありました。前述のように、原発事故前と同じような日常生活を送っているかに思えても、事故が起きたことが前提になっていることがまず一点。さらには、右傾化する社会。いったん正社員でなくなってしまうと、そこから這い上がれなくなってしまうような現実。どれもこれもが身近であり、小説が扱うことの多い「生きにくさ」というものが、今は個人の問題(こころの問題)ではなく、社会が生み出す問題になったのだと感じました。

日本人全員が中流意識を持てていた時代は、今や「戦前」のように遠い過去のことになってしまった。というか、原発事故前の私たちが「事故前」などと感じていなかったように、今の私たちもこの生活を「戦前」だと感じていないだけ、などということがありませんように。もう少し先の未来に、今このときが「戦前」になっていないようにと願うばかりです。
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by noma-igarashi | 2015-01-03 00:33 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)
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