111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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エリック・ボンパール終了(町田君の演技について)

GPS5戦目のエリック・ボンパール、あっという間に終わってしまいました。競技が2日間に詰め込まれている上に、特に男子は真夜中(日本時間)の開催とあって、いつの間にか終わっていたという感じです。

それにしても、ファイナルに誰が出場するのかという意味では、波乱に満ちた試合でしたね。SPが終わった時点で、初戦4位だったデニス・テン選手が1位、初戦1位のコフトゥン選手が6位。もしや、ファイナル進出は間違いないと見ていたコフトゥンが漏れてしまい、逆に、候補外というふうに捉えていたテン君がいっきに出場を決めてしまうとか? …などと思ったりもしましたが、フリーが終わってみると、予想していた範囲内の結果に落ち着きました。

これでハビ、コフトゥン、町田君の3人がファイナル確定。残り3人はNHK杯の結果で決まることになりましたが、ゆづが予定どおり出場するようなら、NHK杯のメダリストがそのままファイナル出場者になりそうな気がしますね。



さて、ここからは町田君の演技について書いてみたいと思います。SP、フリーともにミスが出たのは残念でしたが、この試合は表彰台に乗りさえすれば合格点だったわけで、ここでミスを経験しておけたのはよかったのではないでしょうか。町田君のように4Tを2本入れている場合、注意が必要なのは4Tのすっぽ抜け。3T、2Tになってしまうと、回数制限に引っかかる恐れが出てきます。それも、男子の3T、2Tはコンボのセカンドとして跳ぶケースが大半のため、3T、2T単独の点数ではなく、コンボ全体の点数をふいにしてしまう可能性があるという恐ろしさ。

町田君の今回のフリーも、最初の4Tで転倒し、2つめの4Tが3Tになったことで、それ以降のジャンプ構成を考えながら演技していたように思えました。今回のジャンプ構成をスケアメのそれを比べてみると、演技前半のジャンプは4T→4T-2T→3A-3Tというのが本来の構成のはず。それが今回は、4T(転倒)→3T(4Tすっぽ抜け)→3A-2Tという構成になりました。思うに、このうち3A-2Tについては、転倒した4Tが回転不足を取られて3Tの扱いになっていたらマズイ(すでに3Tを2回跳んでいることになるから)、という判断があったのでは。

一方、後半のジャンプのうち、スケアメでは単独で跳んだ3Fが、今回は3F-1Tというコンボになりました。ここは本来、3F+2T-2Loという3連なのでしょうね。セカンドが1Tになったのは、2Tの跳びすぎを案じたからではなく、体力的に1Tしか跳べなかったのかな。ジャンプだけに注目すると、彼が予定しているであろう今季のジャンプ構成は、昨シーズンのそれと比べて高度になっているというわけではないと思うんですよね(最後のジャンプがルッツなのは昨シーズンより大変そうですが)。ただ、つなぎなどジャンプ以外の部分が密で、そこで体力を使うこと、そして1つミスをするとリカバリーするだけの余裕がないこと。そんなことが表面化したのが今回の演技だったのではないかなと思います。

ミスが出たとき、どうやって演技を立て直すか。去年はファイナルで想定外のミスが出て悔しい思いをしただけに、今回のことは本当にいい経験になったはず。それに、今回2位だったことで、ファイナルでの滑走順もほどよくなりそうだし、すべてをポジティブに捉えてファイナルに臨んでほしいなと思います。

フランスのフォーラムで、町田君の演技を賞賛している常連さんがいたので、紹介しておきますね。ダイスケのファンでもあったmartinetteさんという方さんです。ほかの選手のことにも触れていましたが、町田君のところだけを抜き出しました。

(SP終了後のコメント)
私にとって最もアーティストで、最もダンサーだったのは町田樹。

(フリー終了後のコメント)
今回、技術面では残念だったけど、私は町田のプログラムの音楽性が大好き。ミスがあったにもかかわらず、この試合でいちばんのお気に入りは彼のプログラム。音楽的にとてもうまく構成されていると思う。

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by noma-igarashi | 2014-11-24 20:33 | フィギュアスケート | Trackback | Comments(0)
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