111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」雑感

先週、プレミアムシアターで放送されたグルック作のオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」、録画しておいたものを昨夜やっと見ました。で、その感想なのですが、オペラではなく、この作品のもとになっているギリシャ神話に関して、「ああ、そうだったのか…!」と思うことがあったので、それについて書いてみたいと思います(たいした話ではないですが…)。

「オルフェオとエウリディーチェ」のもとになっているギリシャ神話は、たいていの人が知っているであろう有名な話です。

詩人で歌の名手のオルフェウス(オルフェオ)には、エウリディケ(エウリディーチェ)という最愛の妻がいた。エウリディケはある日、毒蛇にかまれて死んでしまう。嘆き悲しんだオルフェウスは、冥界まで行き、冥界の王に妻を返してほしいと頼む。冥界の王はオルフェオの歌に感動し、エウリディケを連れ帰ることを許可する。ただし、その条件は「地上に着くまで、決して彼女を振り返ってはならない」というもの。エウリディケを連れて地上をめざすオルフェウス。しかし、地上がもうすぐというとき、オルフェウスは辛抱しきれなくなって妻のほうを振り向いてしまう。そのとたん、彼女は再び冥界へと連れ戻されてしまう――。

私がこの神話を知ったのは、小学生のときだったと思います。そのとき思ったのは、「どうしてもうちょっと辛抱しなかったのかなあ。バカだなあ…」というもの。それからン十年が経ちましたが、感想はそのときのまま、一度も更新されず。ずうっと「バカだなあ…」と思っていました。

しかし、オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」を見て、「ああ、そうだったのか…!」と認識が新たになりました。オルフェオが振り向いた理由について、ギリシャ神話では、「妻がついてきているか不安になって振り返った」とか、「自分はもう地上に達していたので大丈夫だと思ったけれど、妻はまだ冥界の領域にいた」とか説明されているようですが、オペラはこんなふうでした。





冥界まで迎えに来てくれたのはいいけれど、地上をめざす道すがら、一度も自分のほうを見ようとしない夫。もう愛されていないのではないかと不安になり、エウリディーチェはどうか自分を見てほしいと訴える。しかし、オルフェオは相変わらず目を合わせようとせず、そんな態度を取る理由も口にしない。不安が高じて、取り乱すエウリディーチェ。このまま地上へ戻っても、夫の愛を失った自分には絶望しか待っていない。それならば自分だけ冥界へ引き返すとまで言い出す始末。愛を疑われ、耐えきれえなくなったオルフェオは、とうとう妻を振り向いてしまう。

私としては、これならオルフェオが振り向いてしまったのが納得できました。相変わらず「バカだなあ…」とは思うものの、それ以上に同情するというか、気の毒というか。せっかく冥界まで迎えにいったのに、「もう愛していないのね」などと言われたら、困っちゃいますよね。耐えきれなくなって、振り向いてしまったのも頷けました。

何だか「魔笛」に似ているなとも思いましたが(沈黙の修業をしているタミーノのところへパミーナがやってきて、話しかけても返事をしない彼に「もう愛していないのね」みたいなことを言い出すシーン)、話は逆で、「魔笛」より「オルフェオとエウリディーチェ」のほうが先につくられているし、そもそも、ギリシャ神話ははるか昔からあるわけだから、「魔笛」のほうが似ているわけですよね。ギリシャ神話を材にしたオペラは、少しなじみにくいという印象を持っていたのですが、「オルフェオとエウリディーチェ」はとても身近に感じられました。

ちなみに、ギリシャ神話とは異なり、「オルフェオとエウリディーチェ」では、二人の愛の深さに感動したハッピーエンドで終わります。

再びエウリディーチェを失ったオルフェオは、絶望して自分も死のうとする。その愛の深さに感動した愛の神がエウリディーチェをよみがえらせてくれる。


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by noma-igarashi | 2014-06-01 23:13 | オペラ・音楽 | Trackback | Comments(0)
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