111.31KV620日記


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『短歌、BLOGを走る。2012』、恋の歌3首選

『短歌、BLOGを走る。2012』の内容をご紹介するシリーズ第3弾、今回は恋の歌を取り上げたいと思います。歌の世界では相聞歌なんていいますね。

短歌は明確に言いきらないことも多いだけに(字数が少なくて言いきれない、くどくど説明するのは野暮である、想像力の余地を残すのが短歌のいいところ、etc.)、本当に恋の歌なのかどうか断定しきれないこともあったりするのですが、ともかくは私が恋の歌として読んだ中から、以下の3首をご紹介します。

025:触 マイク渡す瞬間に手がわずか触れカラオケボックスは二度暖まる 湯山昌樹

誰と手が触れ合ったのかは書かれていないですが、普通に考えて、片思いの相手でしょう。おおっぴらにデュエットするわけではなく、「わずか」に手が触れただけ。こういう瞬間の情景、瞬間の心情をかたちにできるところが短歌のよさだなあと思います。

068:巨 にんじんを並んで刻む巨人対阪神戦をBGMに 柳めぐみ

若い恋人同士の姿が浮かびます。一緒に夕飯の支度をしているのでしょうね。
単に「ナイター中継」ではなく、「巨人対阪神戦」というところがいいなと思いました(「巨」という題なので、「ナイター中継」ではダメだという事情はありますが)。「巨人」「阪神」という名詞が2つ並んでいることで、2人が並んで立っている情景をさりげなく補強しているといいますか。
一方で、固有名詞を出すと、イメージが限定されてしまいがちな面もありますが、「巨人対阪神戦」は、「ナイター中継」とほぼ同義に読めますよね。これが例えば「中日対広島」とか「西武対ロッテ」とかいうのなら、どちらかのチームのファンなのかなあと思ってしまいますが、「巨人対阪神戦」だと、読み手のほうも、それこそBGMとして読み流してしまえるので、その点でもいい選択だなと思いました。

075:溶 「好きだ」って叫んだままの体勢で巨神兵のように溶けていきたい 西村湯呑

「想像力の余地を残すのが短歌のいいところ」などと書きましたが、この歌は、見事に言いきっていますね。こういうのも気持ちいいです。「巨神兵」って、実はよくわからないのですが、大丈夫、そういう人間にもちゃんと作者の思いが伝わります。
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by noma-igarashi | 2013-06-04 11:17 | 題詠100参加作品 | Trackback | Comments(6)
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Commented by 美輪@brownycat at 2013-06-05 06:17 x
恋の歌3首、いいですねぇ。川柳は17音しかないので、より直接的な表現が多くなりますが、短歌は川柳より14音多いから、少し逃げ所があるような(笑)。
「巨神兵」はナウシカの中に出て来る怪物ですね。恐ろしい力を持っているけれど、ダメージを受けるとどろどろと溶けてしまう。強さと脆さを併せ持つ存在というところでしょうか。
Commented by NOMA-IGA at 2013-06-05 23:23 x
>美輪さん
こんばんは。コメント、どうもありがとうございます!
ご紹介した3首、いずれも恋愛のポジティブな面がとらえられていて、素敵ですよね。

巨神兵についても、ご教示ありがとうございます(笑)。アニメ系だろうなとは思っていましたが、ナウシカでしたか。ふむふむ。
Commented by 湯山昌樹 at 2013-06-06 18:28 x
何の気なしに覗いてみたら、自分の歌が。ああ、驚いた。しかし、ありがとうございます。
本の宣伝なら、ちょっと恥ずかしいけど、まあ、いいか。
Commented by 五十嵐きよみ at 2013-06-07 00:08 x
>湯山さん
いらっしゃいませ。作者に来ていただけるとは、うれしいです。
湯山さんの収録作品の中では、荻原さんが解説で選んでおられた歌も好きでした。
Commented by 湯山昌樹 at 2013-06-07 19:58 x
おほめいただき、ありがとうございます。あの「滝見台」の歌は、西中さんや夏実麦太朗さんにも採っていただいた、昨年度のベストワン(らしい?)歌です。今年は、どうもまだあれを上回れていないので、がんばります。
ちょくちょく、こちらにもお邪魔させてくださいね。
Commented by 五十嵐きよみ at 2013-06-08 14:54 x
>湯山さん
あの滝の歌は、やはり皆さん、高評価なのですね。
一読して情景がぱあっと浮かんでくる、とてもいい歌だと思います。

このやりとりを読んで、「どんな歌なのかな」と興味を持たれた方は、ぜひ『短歌、BLOGを走る。2012』をお読みくださいね~!(と、しっかり宣伝してみる)

このブログ、おバカなことばかり書いているのでお恥ずかしいですが、よかったらぜひまたお越しください。
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