111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
by noma-igarashi
最新のコメント
かのこさん、こんにちは。..
by noma-igarashi at 18:01
こんばんは。 フランス..
by かのこ at 21:07
ごめんなさい。上のコメン..
by noma-igarashi at 08:18
こんばんは。 確かにフ..
by noma-igarashi at 23:12
こんばんは。 五十嵐さ..
by Disney 鴨 at 21:08
こんにちは! そうそう..
by noma-igarashi at 19:56
こんばんは。 五十嵐さ..
by Disney 鴨 at 22:11
ちなみに、総括記事は男子..
by noma-igarashi at 23:20
カテゴリ
検索
以前の記事
ブログパーツ

3.11後に読みたい一冊

今日はこの本を読みました。柳広司『新世界』。書店で本を物色していたところ、文庫本の帯に「3.11後にこそ改めて読みたい一冊」というようなコピーが書かれていて、興味を惹かれ、図書館で借りてきて読みました(買ってもよかったのだけど、近ごろ、図書館の利用率が高まっているもので…)。

新世界 (角川文庫)

柳 広司 / 角川書店





もしかしたら、3.11の後、読む本の傾向が変わったという人もいらっしゃるでしょうか。私の場合は、3.11直後は小説をまったく読む気になれず、その状態はいつの間にか脱しましたが、今でも読むのに抵抗があるのが、3.11以前に書かれた近未来小説です。だって、現実がフィクションを軽く凌駕してしまったから。作家が想像力を駆使し、「あるかもしれない」「ないかもしれない」というぎりぎりのところに築き上げた未来が虚しくなるような、お粗末な未来が現実になってしまった。3.11以前に書かれた近未来小説の作者に言ってあげたいです。そこまで凝った設定を考え出す必要はなかったんだよと。

こんなことを書くと、この本も近未来小説だと思われてしまうかもしれないですが、私が勝手にそのようなイメージを抱いただけで、全然違いました。むしろ過去を扱った小説であり、ミステリーの一種です。よく考えたら、この作者の作品は『吾輩はシャーロック・ホームズである』という本を読んだことがあり、その本ではロンドン留学当時の夏目漱石を主人公に据えていたので、どうやら、過去に実在した人物を登場させる手法が多いのでしょうね。『新世界』に登場するのは、第二次大戦当時、原爆をつくった科学者たちです。『吾輩は~』は今ひとつピンとこなかったのですが、本書は面白かったです。面白かったし、怖かったし、そうかと思うとユーモラスでもあり、一気に読み終えました。確かに、3.11後にこそ読みたい一冊だと思いました。

内容(「BOOK」データベースより)
1945年8月、砂漠の町ロスアラモス。原爆を開発するために天才科学者が集められた町で、終戦を祝うパーティが盛大に催されていた。しかしその夜、一人の男が撲殺され死体として発見される。原爆の開発責任者、オッペンハイマーは、友人の科学者イザドア・ラビに事件の調査を依頼する。調査の果てにラビが覗き込んだ闇と狂気とは。ミステリー界最注目の気鋭の代表作、待望の文庫化。

[PR]
by noma-igarashi | 2012-09-15 21:48 | 映画・TV・本など | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://nomaiga.exblog.jp/tb/18867193
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 今季のフィギュア、オペラ曲使用... 実際にあった「動物のお医者さん... >>


タグ
記事ランキング
外部リンク
最新のトラックバック
077:聡 より
from 楽歌三昧
065:砲 より
from 楽歌三昧
055:芸術 より
from 楽歌三昧
042:尊 より
from 楽歌三昧
018:援 より
from 楽歌三昧
フォロー中のブログ
ライフログ
ファン
ブログジャンル
画像一覧