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メト「ドン・カルロ」の感想で書き忘れたことを拾いがてら、生でオペラを見る楽しみについて書いてみたいと思います。あえて、「聴く楽しみ」ではなく「見る楽しみ」です。テレビやDVDだと、生の観劇ではわからないところまでアップで見られますが、逆にいえば、画面に映っていないところは見えないという欠点があります。見えていない部分はどうなっているのか? 生の観劇ではいろいろな発見があります。
近ごろ私が気になるのは、1人の歌手が歌っているとき、ほかの歌手(合唱以外)はどうしているか、ということ。場面や演出にもよるのでしょうけど、今回注意して見ていたところ、ほかの歌手はまったく動かないことが多かったです。あれは第2幕でエリザベッタが「ああ、大切な私の友よ」を歌うシーンだったかな。ホロ様(ロドリーゴ)に注目していたところ、歌の間ずっと、背筋をスッと伸ばして立っていました。カッコいいったらありゃしない。こういう場面では、どこかが痒くなっても掻いたりできないのね、などと思ってしまいました。 もうひとつ、第5幕のホロ様の演技も印象的でした。ロドリーゴが死ぬ場面で、息絶えてから、かなり長いことそのまま。これは新演出の舞台写真ですけど、ちょうどこんな感じで仰向けに絶命し、カルロやフィリポ2世が歌う間、ずーーーっとこの状態でした。オペラ歌手って、歌唱だけではダメなのね、と再認識。お疲れさまです~。 さらに、バカバカしいところで私がつい注目してしまうのは、ドレスを着た女性の動き。私など、ちょっと丈の長いスカートをはいただけで、椅子から立ち上がるときに裾を踏んづけてしまったり、階段を降りるときに引っかけそうになったり。オペラ歌手は大丈夫なんでしょうか? 女性歌手が倒れ込んだ状態で歌うことがよくあるので、その状態からすんなり起き上がれるかどうか、気になって気になって。 今回も、そういうシーンがあると注意して見ていましたが、特にトラブルはなかったです(当たり前か?)。片膝を立ててから、すっと立ち上がっていたのかな。ただ、第4幕で、エボリ公女がエリザベッタに許しを求めるシーン。ひざまずいた状態のエボリが、エリザベッタの動きに合わせてそのままいざったのですが、つんのめってしまわないかと、ちょっとはらはら。さすがに動きにくそうでした。 それと、オペラを生で見ると、場面転換にかかる時間が実感できるのも興味深いです。今回は第1幕と第2幕、第4幕と第5幕が続けて上演されたし、幕によっては第1場と第2場がまったく違う舞台セットに変わるケースもありました。何をどうやったら、あんな短時間で、あそこまでセットを変えてしまえるのか。メト、すごいです。
by noma-igarashi
| 2011-06-17 00:27
| オペラ・音楽
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