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111.31KV620日記


オペラ、フィギュアを中心に、そのとき興味のあることがらを話題にしています。
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アイーダ・オン・アイス(1)

当ブログの名物、妄想オペラ&フィギュアの最新作「アイーダ・オン・アイス」、今日からスタートです。今回は、本題に入る前の配役決定をお届けします。

今回の出演者:演出家ミヤケン:宮本賢二、ダイスケ:高橋大輔、ホンダ:本田武史、ミキティ:安藤美姫、ゆかりん:中野友加里、タカヒコ:小塚崇彦

※この作品はフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。
※個人ブログのお遊びですので、そのつもりでお読みくださるようお願いします。




妄想オン・アイスの専用リンク。選手たちが思い思いに練習している。そこへ演出家ミヤケンがやってきて、リンクサイドから声をかける。

ミヤケン:お~い、みんな! ちょっと集まってくれ~!
(リンクにいた選手たち、集まってくる)
ホンダ:ミヤケンさん、どうしたの?
ミヤケン:まあ聞いてくれ。おれは、あのプルシェンコから仕事を頼まれた。
ダイスケ:ええっ…!
ミキティ:すご~い、プルシェンコの振付を担当するなんて。
ゆかりん:ついに、宮本先生も国際デビューですね。
ホンダ:うーん…。めでたい話だけど、複雑だなあ。ダイスケの「eye」もミヤケンさんの振付だからなあ…。
ミヤケン:待て待て。頼まれたのは、プログラムの振付じゃないんだ。
ミキティ:な~んだ、違うの?
ゆかりん:そういえば、彼のプログラムはもう決まっているって話よね。
タカヒコ:確か、SPが「戦場のピアニスト」で、フリーが「タンゴ」だとか。
ダイスケ:プログラムじゃないなら、何を頼まれたの?
ミヤケン:実は、本格的にシーズンインする前に、肩慣らしに「オペラ・オン・アイス」に出演したいというんだ。それで、その企画書を渡されて、演出をやってほしいと依頼された。
ダイスケ:へえ~。
ミヤケン:このイベントには、おまえたちにも協力してもらうことになる。
一同(顔を見合わせ、ざわめく)

ミキティ:それで、何の演目をやるの?
ミヤケン:「アイーダ」だ。
ダイスケ:あ、いいなあ…。「アイーダ」、僕もやってみたかったのになあ。
ミヤケン:喜べ。おまえには出演要請が来ているぞ。
ダイスケ:え…っ!
ミヤケン:プルシェンコじきじきに、ぜひおまえに出演してほしいと言ってきた。出演交渉も任されたんだが、引き受けてくれるよな?
ゆかりん:すごいじゃない、大ちゃん。プル皇帝に一目置かれてるのよ。ね? (タカヒコに同意を求める)
タカヒコ (大きくうなずく)
ダイスケ:それは光栄だけど…。でも、プルシェンコが言い出した企画なら、彼がラダメス役をやるつもりだろうからなあ…。 (軽くため息をつく) 僕は彼の下で戦う兵士の1人とか、名前もないようなチョイ役じゃないのかな。
ミキティ:あ、そうかも~。大ちゃん、体よくこき使われそう。
ホンダ:ありえるかもな。ジェーニャ(プルシェンコの愛称)の奴は、ああいう性分だからなあ…。
ゆかりん:でも、わざわざ出演要請しておいて、名もない役柄を割り当てるなんてことがあるかしら。 (ミヤケンを見て) 宮本先生、どうなんですか?
ミヤケン:プルシェンコは、2、3の役柄については、演じる選手の名前を指定してきた。その中の1人がダイスケなんだ。それ以外の配役は、おれの裁量で決めていいことになっている。
ミキティ:じゃあ、大ちゃんの役柄はもう決まっているのね。何の役?
ミヤケン:これだよ。これが、プルシェンコが指定してきた配役表だ。 (用紙を広げて、差し出す)
一同:どれどれ? (覗き込む)
プルシェンコから指定のあった配役

ラダメス(エジプトの若き将軍):高橋大輔
アムネリス(エジプトの王女):
アイーダ(アムネリスに仕える奴隷。実はエチオピアの王女):
エジプト王
アモナズロ(エチオピア王。アイーダの父):ブライアン・ジュベール
ラムフィス(エジプトの祭司長):エフゲニー・プルシェンコ
祭司たちエヴァン・ライサシェンクほかアメリカ男子選手団

ゆかりん:すご~い! 大ちゃん。ラダメスの役じゃない!
ミキティ:へえ~。主役を譲るなんて、太っ腹ね。
ゆかりん:王者の風格を感じるわね。さすがだわ。
タカヒコ:アモナズロがジュベール選手か。アモナズロって、ラダメスと戦う役だから、ぴったりだな。
ホンダ:ジェーニャが祭司長ラムフィス役? あいつ、なんでまたこんな役をやりたがるのかな。王でもなければ、主役でもないのに…。 (首をかしげる)
タカヒコ:五輪の優勝争いはダイスケ先輩とジュベール選手に譲って、自分は少し引いたところに身を置く――というスタンスの表れなんじゃないですか?
ホンダ:うーん、そういう発想になるかなあ…。あいつだったら、試合に出ると決めた以上は、優勝争いに加わるつもりだと思うけどなあ…。
ミキティ:ま、いいじゃない。彼がどういうつもりでその役を選んだのであろうと、大ちゃんがラダメス役であることには変わりないんだから。
ミヤケン:そういうことだ。ダイスケ、頑張れよ。
ダイスケ:あ、うん…!

ミキティ:ミヤケンさん、これ以外の配役は決まってないの?
ゆかりん:早く知りたいわ。アイーダとアムネリスが誰になるか、大ちゃんとしても気になるところでしょ?
ダイスケ:え…? あ、ああ…。そ、そうだね。 (ゆかりんにうなずいてから、小声でホンダに) あのさ、アイーダが主役なのは何となくわかるけど、アムネリスって誰? 
ホンダ:………。
タカヒコ:………。
ミヤケン:では、発表しよう。これが最終的な配役表だ。 (別の用紙を差し出す)
一同:どれどれ? (用紙を覗き込む)

「アイーダ・オン・アイス」配役表
ラダメス(エジプトの若き将軍):高橋大輔
アムネリス(エジプトの王女):安藤美姫
アイーダ(アムネリスに仕える奴隷。実はエチオピアの王女):中野友加里
エジプト王本田武史
アモナズロ(エチオピア王。アイーダの父):ブライアン・ジュベール
ラムフィス(エジプトの祭司長):エフゲニー・プルシェンコ
祭司たちエヴァン・ライサシェンクほかアメリカ男子選手団

タカヒコ(タイムトラベラーの若者):小塚崇彦
エジプト観光のツアー客ダイスケの母と愛人連合
考古学者(特別ゲスト):吉村作治

演出家ミヤケン宮本賢二

ゆかりん:わあ…! 私がアイーダ!
タカヒコ:本田さん、エジプト王ですって。すごいなあ…。
ミキティ:私がアムネリスかあ…。ちょっとイヤだなあ。アムネリスって、アイーダの恋敵で、意地悪な役なんでしょ? (不服そうにミヤケンを見る)
ミヤケン:いやいや、そうでもないんだ。最初は確かに意地悪な敵役なんだが、なかなかどうして、最後には泣かせる役柄だ。
ミキティ:そうなの?
ミヤケン:保証するよ。実際に演じてみて、おれの言ったことがうそだと思ったら、1ヵ月間、毎日好きなケーキを奢るよ。
ミキティ:だったらやる!
ミヤケン:よし、決まりだな。
タカヒコ:あの、僕も出演するんですか? (ミヤケンに) 「タイムトラベラーの若者タカヒコ」って、今回は、いてもいなくてもよさそうな気がするんだけど…。
ミヤケン:そう言わずに、出演すればいいじゃないか。出番はほとんどないけど、のんびりエジプト観光でもしていればいい。
タカヒコ:それなら、出てみようかな。
ミヤケン:例のお嬢さん方が観光ツアーにくると思うから、お相手を頼むぞ。
タカヒコ:お嬢さん方――?
ミヤケン:ほら、「トゥーランドット・オン・アイス」のときにも、北京まで謎解き観戦ツアーに来ただろう。彼女たちだよ。
タカヒコ:来るんですか? 今度はエジプトまで?
ミヤケン:妄想ツアーは、旅費0円だからな。ま、よろしく頼むよ。
タカヒコ:頼むよって、そんな…。
ミヤケン:大丈夫だ。おまえは、彼女たちに気に入られているんだ。自然体で接していれば、それで十分だよ。
タカヒコ:………。
ミヤケン:さて、おれからの話はこれで終わりだ。細かいところは、プルシェンコとも相談して、あとでメールする。
一同 (うなずく)

ホンダ:ダイスケがラダメス役か…。ジェーニャがラムフィス役というのは、なんだか腑に落ちないけど、ともかくはよかったな。
ダイスケ:うん――。
ホンダ:考えたら、「トゥーランドット・オン・アイス」に続いて、おまえとは親子の役だ。よろしくな。
ダイスケ:こちらこそ。「アイーダ」って、実はストーリーもよく知らないから、心強いよ。

(物陰から、ダイスケとホンダの様子をうかがう人物)
男の声:ふふふ。何も知らずに、馬鹿なヤツ。

(続く)

アイーダ・オン・アイス(1)_e0073856_19391414.jpg

by noma-igarashi | 2009-05-27 19:40 | オペラ・オン・アイス | Trackback | Comments(2)
Commented by Little-k at 2009-05-27 23:08 x
ちょっと! 特別ゲスト吉村作治ってなんですか(笑)
僕彼のことは大好きなんですよ。実際にお会いしたこともあるし。
楽しみだなぁ。
なんかいろいろウラがありそうな配役ですが楽しみにしています。

NOMA‐IGAさんに触発されて僕のサブブログもいよいよ更新開始になりそうです。あ、でも文法のテストが終わってからかな・・・。
Commented by NOMA-IGA at 2009-05-28 19:30 x
>Little-kさん
そりゃあもう、エジプトといったらこの方でしょう(笑)。
世界文化社から出ているDVDブックの「アイーダ」で、吉村先生がインタビューに答えておられたのを思い出し、登場していただこうと思いつきました。
Little-kさんは直接会われたことがあるんですね。大学の関係ですか? 私はテレビでたまにお見かけする程度なので、妄想とはいえ、失礼のないようにしなくっちゃ。
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