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それではベスト3を発表いたします!
1位 ザルツブルク音楽祭(1987年) サミュエル・レイミー すみません、1位はマルちゃんじゃなくて、レイミー版ドン・ジョヴァンニです。べつだん二枚目じゃなくても、口がうまくて強引なら女は口説ける、ということを体現しているようなところに説得力を感じます。厚かましく無体なところも、キャラが立っていて素晴らしい。 さらに、次々に衣装を着替えるところもツボでした。このドン・ジョヴァンニ、黒、白、赤、ラフな感じなもの(レポレロと服を交換したときかな)と、4、5回は着替えています。マルちゃんもそれぐらい着替えてほしかったですね。 2位 サントリーホール、ホール・オペラ(2009年) マルクス・ヴェルバ はい、というわけで、2位はマルちゃんです。素敵でしたね~。実際に見るまでは、ああいう雰囲気に仕上がるとは思っていませんでした。もっとかわいいドン・ジョヴァンニができあがるのかと思っていたので、いい意味で予想外。見ただけで納得できるドン・ジョヴァンニは初めてでした。 この「ドン・ジョヴァンニ」は、配役全員のバランスがよかったところも高評価です。「レポレロはいいんだけど、チェルリーナがねえ…」とか、「ドンナ・エルヴィーラはいいんだけど、ドンナ・アンナがねえ…」ということがなく、それぞれにふさわしかったと思います。 指揮者のルイゾッティまで含めて、イケメン・パラダイスのような「ドン・ジョヴァンニ」でしたね。 3位 ウィーン国立歌劇場(2004年) トーマス・ハンプソン ハンプソン版ドン・ジョヴァンニも、すっきりした体型でカッコよかったです。出演者全員、さすがに歌もうまかったし、もちろん演奏もよかったし。 王道を行く演出だったことも、私にはなじみやすかったです。ドン・ジョヴァンニがブロンクスのチンピラとか、そういうのもちょっとねえ…(そういう演出のもありましたよね。テレビでやっていて、途中で見るのをやめたので、リストには加えていないですが)。
by noma-igarashi
| 2009-05-02 00:31
| オペラ・音楽
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